■S:今日の聖書の言葉
詩篇85篇8節(ヨハネの福音書21章)
★私は、主であられる神の仰せを聞きたい。…
■O:今日のコラム
詩篇85篇は、主が自分たちを捕囚の身から解放し、祖国イスラエルに帰還させて下さったことへの感謝の歌から始まります。
「主よ。あなたは、御国に恵みを施し、ヤコブの捕われ人を、お返しになりました。
あなたは、御民の咎を赦し、彼らのすべての罪を、おおわれました。
あなたは、激しい怒りをことこどく取り去り、燃える怒りを、押しとどめられました。」(1節〜3節)
しかし、帰還した民が今や新たな試練の中にあります。「われらの救いの神よ。どうか、私たちを生き返らせ・・てください。」(4節)。
イスラエルの民はエルサレム再建の意欲に燃えていました。しかし、いざエルサレムに到着し、再建に着手してみると、それはあまりにも困難で、見通しもつかないものであったのです。
これはちょうど、罪赦され主に立ち返って新しい歩みを喜びをもって始めた私たちに、新しい試練が待ち受けているのと同じです。
「バビロンからの帰還」の経験は、今日に生きる私たちに多くの教訓と励ましを与えてくれます。
罪を悔い改め、心を入れ替え、主と共に歩もうとしても、自分の罪に対する責めや、罪によってもたらされる痛み、人間関係の回復の困難さ、自分自身を建て直す事の難しさ、信仰の情熱が冷えていく、信仰における希望も抱けない、、など、私たちは人生のステージで様々な試練を通る事があります。
そんな時、私たちはどのような行動、態度を持つべきでしょうか。その答えが今日の詩篇の告白です。
「私は、主であられる神の仰せを聞きたい。」(8節)
みことばを聞くことです。
詩篇の作者は、主の絶大な愛と赦しによって深く悔い改め、神のみことばを愛する者と変えられました。
バビロンの捕囚生活の中で、昼も夜もみことばを口ずさみ、それを生活のすべての領域で生かし、人生の中心に置くことを決心しました。だから試練の中でこのような告白が出来たのです。
苦しみを経験するのは楽しいことではありませんが、それを通してでなければ見出せない真理の啓示があります。
そこに主は私たちひとりひとりを導いておられると信じます。
■A:考えてみよう
詩篇119篇を朗読しましょう。そして、みことばに同意していきましょう。同意する時に信仰が与えられます。
もし私たちが感情に身を置くならどんどんみことばから逸れていくでしょう。
しかし、みことばに基礎を置くなら、どんな嵐が来ても決して倒れることはありません。
■P:祈り
「私は、あなたの仰せを喜びとします。それは、私の愛するものです。」(詩篇119篇47節)
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ひさえ 】
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