■S:今日の聖書の言葉
テモテへの手紙 第二 4章7節(イザヤ46章)

★私は勇敢に戦い、 走るべき道のりを走り終え、 信仰を守り通しました。

■O:今日のコラム

皆さんは長距離走は好きですか?僕は高校生の頃、学校の授業で2時間を使って20kmを走るという体育の授業がありました。フルマラソンに比べれば半分の距離ですが、それでも相当大変だったことを覚えています。いつも僕が長距離走の時、また、苦しい時に自分に言い聞かす事があります。それは「必ずゴールがある。今の苦しさはいつまでも続かない。今頑張れば大丈夫。」ということです。実際にマラソンを一生走り続けることは無く、必ずゴールがあります。

私たちもクリスチャンとして歩む時、このゴールが何かをはっきりと見据えておく必要があります。マラソンにしても、必ず出発点と終着点があります。数学ではこれをベクトルと言ったりもします。今自分が立っている場所を明確にし、ゴールを明確にすると、私たちは無駄な力を使うこと無く、ゴールに向かって突き進んでいくことができます。

パウロは自分の人生の終わりが近い時、この言葉を書き記しました。なんとかっこいい言葉でしょうか。僕の生涯の終わりの時も、このように言えたらと願っています。このパウロほど勇敢に信仰の戦いを戦い抜き、突っ走った男もいないのではないかと思います。では、パウロはどこに向かってひたむきに走っていたのでしょうか。それは主イエスの再臨です。

パウロが書いた書簡を見てみると、いたるところに主はすぐに戻って来るということが書かれています。パウロは主イエスの再臨を熱烈に待ち望んでいました。それがパウロを突き動かしていたのです。彼ははっきりとゴールを見据えていたのです。

それでは、パウロも見ていた私たちのゴールはどこか、みことばから見てみましょう。

その後、 私は見た。 見よ。 あらゆる国民、 部族、 民族、 国語のうちから、 だれにも数えきれぬほどの大ぜいの群衆が、 白い衣を着、 しゅろの枝を手に持って、 御座と小羊との前に立っていた。
彼らは、 大声で叫んで言った。 「救いは、 御座にある私たちの神にあり、 小羊にある。 」
御使いたちはみな、 御座と長老たちと四つの生き物との回りに立っていたが、 彼らも御座の前にひれ伏し、 神を拝して、
言った。 「アーメン。 賛美と栄光と知恵と感謝と誉れと力と勢いが、 永遠に私たちの神にあるように。 アーメン。 」
長老のひとりが私に話しかけて、 「白い衣を着ているこの人たちは、 いったいだれですか。 どこから来たのですか」と言った。
そこで、 私は、 「主よ。 あなたこそ、 ご存じです」と言った。 すると、 彼は私にこう言った。 「彼らは、 大きな患難から抜け出て来た者たちで、 その衣を小羊の血で洗って、 白くしたのです。
だから彼らは神の御座の前にいて、 聖所で昼も夜も、 神に仕えているのです。 そして、 御座に着いておられる方も、 彼らの上に幕屋を張られるのです。
彼らはもはや、 飢えることもなく、 渇くこともなく、 太陽もどんな炎熱も彼らを打つことはありません。
なぜなら、 御座の正面におられる小羊が、 彼らの牧者となり、 いのちの水の泉に導いてくださるからです。 また、 神は彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださるのです。 」<黙示録7章9-17節>

これこそ私たちのゴールです。神様から私たちへのミッションが完了した時、新しいエルサレムが天から降りてきます。私たちへのミッションとは何でしょうか。それは「それゆえ、 あなたがたは行って、 あらゆる国の人々を弟子としなさい。 そして、 父、 子、 聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、 わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、 彼らを教えなさい。」<マタイ27:19-20a>という大宣教命令です。もっと言うのであれば、異邦人の完成です。異邦人が完成すると、イスラエルに妬みを起こさせ、彼らが真の救い主であるイエシュア(イエス様)の名を叫び求めるようになります。そうした時、主は戻って来られます。

神様は完全な計画を持って創造の御業を行われ、今まで時代を進めてこられました。なぜ、偉大な創造の御業がたった7日間で終わったのに、異邦人である教会の完成は2000年以上もかかっているのでしょうか。それは主の愛です。主の忍耐です。一人でも多くの人が救いに入れられることを主が待ってくださっているのです。しかし、神様の時があることも事実です。神様ですので、出来ないことはありません。しかし、神様だけで事を行なうことを良しとされませんでした。神様の働きに私たちが応答し、実際的な行動に移していく必要があります。

その事を行なう時、困難を覚えるでしょう。だからこそ祈るんです。だからこそ、主により頼むのです。主はそこに働かれ、あなたを通して神の国があらわされ、前進し、また一歩ゴールに進むことが出来ます。さあ、共にゴール目指して走りぬきましょう。

■A:考えてみよう
あなたのミッションはなんだろうか。あなたの召しはなんだろうか。毎日の忙しい生活の中でそれを見出すことは難しいことです。どこかで時間を取って、祈りの家でじっくりと主と親密な時間を過ごし、そこで自分のミッションをつかみとりましょう。そうするなら、余計な事をしなくて住みます。道を外れること無く、まっすぐに主の道を歩んでいくことが出来ます。

主は生ぬるさを嫌われます。今、あなたの立ち位置が問われています。世の楽しみ、富、権力を追い求め、自分を楽しませることをしますか?それとも、主にすべてを捧げ、日々自分の十字架を負い、主についていきますか?

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【しゅん】

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