■S:今日の聖書の言葉

コロサイ人への手紙3章9-10節 (イザヤ書27章)

★ ……あなたがたは、古い人をその行いといっしょに脱ぎ捨てて、新しい人を着たのです。新しい人は、造り主のかたちに似せられてますます新しくされ、真の知識に至るのです。

■O:今日のコラム

聖書には、様々な箇所で、「脱ぐ」また、逆に、「着る、身につける」というフレーズが登場し、調べるととても興味深い意味があります。
パウロも、いろいろな手紙の中で、この二つの言葉を使っています。

「脱ぎ捨てて」

9節の「脱ぎ捨てる」という言葉は、ギリシャ語で、「完全に引き剥がす」「武装解除する」という意味があり、コロサイ2章15節で使われている言葉と同じでした。
私たちの肉の欲は、魂に対して闘いを挑んで来ますが、私たちはそれに打ち勝つことができるという励ましですね。

「古い人」を脱ぐ。「古い人の行いと一緒に古い人を脱ぐ。」

「古い人」とは、私たちが生まれつき持っている性質で、神様との生きた交わりなしに生きようとする性質です。
肉の欲の思うままに生きることもそうですし、様々なルールや基準を作って、それを守ることで人の優劣をつけることもそうです。

「古い人の行い」とは、同3章5節や、ガラテヤ人への手紙5章19-21節に書かれていることで、不品行、汚れ、情欲、悪い欲、むさぼり=偶像礼拝、怒り、憤り、悪意、そしり、恥ずべき言葉、偽りなどなどがそうです。

肉の行い、肉の性質と一緒に、自分中心を全部捨ててしまいなさい、という命令は、私たちに、それができるんだと、励ましてくれています。

私たちは、このような悪い性質、態度、行いが、自分の一部であり、変えることは出来ない、と思って来たかもしれませんが、実は、朝になってパジャマを脱ぐように、汚れてしまった服を脱ぎ捨てるように、行いごと捨てることができるのです。ハレルヤ!

御言葉を読む時、聖霊によってこれらの罪を示されたら、罪を認めて、悔い改めましょう。私たちは、これらの罪を脱ぎ捨てることができます!

「新しい人を着る」

古い人を脱いだ上で、今度は、新しい人を着ます。

新しい人とは、キリストにつながっている人、キリストの身体の一部として生きる人です。御霊に導かれて生きる人です。
古い人を脱いだら、その新しい人を着ます。

大祭司の衣を見たことがありますか?

出エジプト記28章などに、「アロンの装束」として、詳しく載っていますが、インターネットの画像などで参考資料を見てみると、一番下に白い亜麻布の長服、その上に青い色の長服、そして、金、青、紫、緋色のより糸で織った美しい亜麻布で作ったエプロンのようなエポデを着て、さらにその上にイスラエルの12部族を表す12の宝石をはめ込んだ胸当てをつけています。

古い人を脱ぎ捨て、新しい人を着る、ということは、自分の服を脱いで、祭司の装束に着替える、ということに似ていると思いました。

町を歩いている多くの方は、制服ではなく、自分の服を着ています。でも、制服を着て働く職場の方は、それぞれ職場に行くと制服に着替えます。
お医者さんは白衣、火災現場にかけつける消防士さんは防火服、デパートの店員さんはデパートの制服を着ます。

クリスチャンは、礼拝者として生きる、キリストの身体の一部として生きる、御霊の人として生きると決心をした時から、祭司の服を着ます。

大祭司の衣にも、霊的な意味があります。

イエス様に罪を赦された、神の義を表す、白い聖い救いの長服。
聖霊様を表す青色の長服。
神様の栄光、麗しさを表すエポデ。
そして、胸の上には、人々を表す宝石を乗せています。

救われ、義とされ、聖霊を受け、神様との親しい関係を味わう恵みを与えられたなら、真心から、愛する兄弟姉妹、リーダーたちのため祈りましょう。
国や町の高い地位にある人々のため祈りましょう。

また、まだイエス様のことを知らない、職場の同僚や、学校の先生、友達、家族や、知人たちの名前を挙げて彼らのことを思い、彼らがイエス様と出会うことができるように、とりなして、祝福して祈りましょう。

宣教の働きのため、まだ福音が届いていない民族のため祈りましょう。

天のお父さんが愛するイスラエルの平和のため祈りましょう。

それが祭司の務めです。

制服は、その人が勤務中であることを示します。
勤務中の人は、自分の好き嫌いや、今日の気分、あるいは相手に以前何か嫌な思いをさせられた、とかに関係なく、職務を果たします。

神様は私たちを王である祭司と呼んでくださっています。

職場で、学校で、家庭で、地域で、置かれている場所で、神様に祈り、御言葉を宣言し、賛美・祈り・礼拝をささげ、人々のためにとりなす。祝福を祈る。

世の光、地の塩として、天の御国の文化を解き放つことが、すべてのクリスチャンに与えられている、お父さんからのミッションです。

イエス様を通して、父なる神様に近づき、天のお父さんの愛に満たされる時、愛されている息子、娘として、天のお父さんの愛に浸る時、古い人はもう脱ぎ捨てたくなり、代わりに、新しい人を着たくなります。

■A:考えてみよう

今日も、古い自分とその悪い性質を脱ぎ捨て、イエス様に結ばれた、新しい人を着よう。祭司の装束を身につけ、遣わされて行く場所で、神様に仕え、人々を祝福して行こう。

■P:祈り

罪人の私を、あなたの子どもとし、王である祭司として下さった主の御名をほめたたえます!

イエス様の血潮で聖め、聖霊様の油で主の者となるよう聖別し、天が地にもたらされる管となるよう、用いて下さい。

イエスキリストのお名前によって、お祈りします。アーメン

【 とも子 】

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