■S:今日の聖書の言葉

コロサイ人への手紙 2章13-15節(イザヤ書26章)

★ あなたがたは罪によって、また肉の割礼がなくて死んだ者であったのに、神は、そのようなあなたがたを、キリストとともに生かしてくださいました。それは、私たちのすべての罪を赦し、いろいろな定めのために私たちに不利な、いや、私たちを責め立てている債務証書を無効にされたからです。神はこの証書を取りのけ、十字架に釘づけにされました。

神は、キリストにおいて、すべての支配と権威の武装を解除してさらしものとし、彼らを捕虜として凱旋の行列に加えられました。

■O:今日のコラム

今日の箇所にはイエス・キリストの十字架による圧倒的な勝利が記されています。主イエスは十字架により、私達の罪を赦し、キリストと共に生きる者とし、私達を責め立てる全ての債務証書を無効にされました。この無効にするとは、「白く塗り消す」と言う意味があります。

旧約聖書の律法によると誰かが罪を犯し、また偶像や悪霊との関係を持った場合、その咎は後の三代、四代まで続く事が記されています。箴言26章2節には「いわれのないのろいはやって来ない。」と記されており、この世に起こる悲劇や病気、のろいや霊的束縛には必ず何かの原因があるものです。それは先祖によって結ばれた暗闇との契約の場合もあります。

しかし、イエス・キリストは十字架の贖いにより、その暗闇に光を照らし、全ての束縛を打ち破り、私達を責め立てる全ての不利な債務証書を無効にして下さいました。それは先祖代々、無数に書かれた罪とのろいのリストを全て真っ白に塗り消す事を意味しています。

そして、主イエスは十字架を通して、主を愛する者に約束された千代まで、いや永遠までも続く恵みを施して下さったのです。この事を思う時、私達は主を褒め称えずにはいられません。

さらにキリストは、その債務証書を帳消しにされただけではなく、全ての武装を解除し、彼らを勝利の凱旋の捕虜とされました。

たとえば、今まで先祖代々、貧しさの霊に縛られ苦しめられた人がいるとします。その者が十字架の救いを通して貧しさから解放されるだけでなく、今度は惜しみなく施す豊かさを持つ者へと変えられるのです。

また、あらゆるトラウマや中毒症状に悩む者が十字架の贖いを通して全ての束縛から解放されると共に、今度はその者が、福音を世に宣べ伝え、捕われた人々を束縛から自由にする者へと変えられるのです。

キリストの十字架、御言葉、福音には驚くべき力があります。今日共にその御言葉に記された主の約束を自分のものとして受け取りましょう。

■A:考えてみよう

御言葉には力があります。ただシンプルに御言葉を受け取る事が大切です。今日のコロサイ書2章13~15節の御言葉を4回繰り返し言葉に出して音読し、この御言葉を握って自分の言葉で祈りましょう。

■P:祈り

主よ。あなたの御言葉は真理です。真理は私を自由にします。今日、この御言葉を私の為の約束として受け取ります。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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