■S:今日の聖書の言葉
コリント人への手紙 第二 8章1-5節(詩篇48篇)
★ さて、兄弟たち。私たちは、マケドニヤの諸教会に与えられた神の恵みを、あなたがたに知らせようと思います。
苦しみゆえの激しい試練の中にあっても、彼らの満ちあふれる喜びは、その極度の貧しさにもかかわらず、あふれ出て、その惜しみなく施す富となったのです。
私はあかしします。彼らは自ら進んで、力に応じ、いや力以上にささげ、
聖徒たちをささえる交わりの恵みにあずかりたいと、熱心に私たちに願ったのです。
そして、私たちの期待以上に、神のみこころに従って、まず自分自身を主にささげ、また、私たちにもゆだねてくれました。
■O:今日のコラム
今日の箇所には、「ささげる」ことに関しての素晴らしいお手本が書かれています。
マケドニヤの諸教会(ピリピ、テサロニケ、ベレヤでパウロたちが福音を伝え、教会が起こされて行っていた 使徒の働き16、17章)は、「苦しみゆえの激しい試練」「極度の貧しさ」という状態にありました。
物質的豊かさ・便利さに満ち、社会や経済の安定した日本に住む私たちの多くにとって、迫害や貧困は、想像することすら難しいかもしれませんが、あえて、想像してみましょう。
マケドニヤの諸教会は、「激しい試練、苦しみ」つまり、激しい、ひどい迫害の中にあり、「極度の貧しさ」に苦しんでいました。
しかし、彼らの上には、素晴らしい「神の恵み」が「与えられ」ていました。
その恵みとは、「あふれ出て」「惜しみなく施す富とな」るほどに「満ちあふれる喜び」でした!
私たちも、神様と出会う時、神様の麗しい臨在に触れる時、御言葉の啓示が開かれる時、主の偉大な御業を見る時、主が祈りに応えてくださって、魂が救われ、病気が癒され、人々が主を愛する者に変えられるのを見る時、大きな喜びに包まれます。
その喜びが満ちあふれる時、私たちは、いやいやではなく、義務でもなく、恐れからではなく、心から、喜んで、主に捧げたい、と願うようになり、人々に憐れみを注ぎたくなります。
マケドニヤの諸教会には、外側の、激しい迫害や極度の貧困という苦しみとは裏腹に、内側から、爆発するような、神様の啓示、喜び、臨在がありました。
その結果彼らはこのように捧げました。
2節 「あふれ出て、惜しみなく」 なくなりそうなマヨネーズや歯磨き粉のチューブから何とか絞り出したような捧げ方ではなく、泉のように、あふれ出て、惜しみなく注がれる愛と喜びから来る捧げ物でした。
「施す富」 彼らの献金は、エルサレムにいた極貧のクリスチャンたちのための施しでした。
マケドニヤの諸教会のメンバーの多くは、異邦人だったのではと思いますが、彼らは、迫害と貧困に苦しむエルサレムのユダヤ人中心の兄弟姉妹に対する憐れみにあふれ、また、エルサレムの兄弟姉妹から福音が広まったこと、啓示が与えられ霊的に助けられてきたことに対する感謝の心に満ちて、真心から献金を捧げました。
3節 「みずから進んで」 牧師や、リーダーや、親から指示されて、強制されてではなく、他のクリスチャンと比べて競争するためでもなく、周囲の人の期待やプレッシャーに応えるためでもなく、内側からあふれて!
「力に応じ、いや力以上にささげ」 力は、デュナミス、聖霊の力。聖霊が与えて下さる力によって。さらに、聖霊が与えて下さる力以上に、自分でも力を尽くして!
5節 「自分自身を捧げ」 ただ、金銭を献金したのではなく、自分自身を、「主にささげ」また、「私たち」すなわちパウロたちにも委ねました。
■A:考えてみよう
クリスチャンの捧げる献金は、メンバーシップを維持するための会費ではなく、回りの人と比べたり相場をみて金額を決めたりするものでもありません。
まず、神様ご自身を求めましょう。
神様ご自身の、麗しさ、偉大さ、真実さ、優しさ、聖さ、力、栄光を、もっともっと悟り、味わい、経験することができるよう、主ご自身を求めましょう。
主を愛する油注ぎを求めましょう。
主の御言葉の約束を信じられるよう、主に喜ばれる信仰を求めましょう。
そして、与えられた主の恵みと力に応じて、力以上に、捧げましょう。
まず自分自身を捧げましょう。また、どこに、誰に、いくら捧げたらよいか、主に聞きましょう。
また、お金だけでなく、時間も愛もエネルギーも、従順も、自分の好みやこだわり、利益を求める心も、捧げましょう。私たちの最高の宝を、主に捧げましょう。
マタイによる福音書6章21節
「あなたの宝のあるところに、あなたの心もあるからです。」
■P:祈り
天のお父さん
あなたが最初に、これ以上ないほどの愛をもって御子を与えてくださいました。
イエス様
あなたが最初に、これ以上ないほどの愛をもって、命を与えてくださいました。
聖霊様
あなたが、父なる神の愛と、御子の愛を、教えてくださいました。
あなたの御名をとこしえにほめたたえます。
心から感謝します。
私も、あなたの恵みに応えて、喜んで、捧げる者としてください。
主イエス・キリストの御名によってお祈りします。
【 ともこ 】
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