■S:今日の聖書の言葉
申命記17章18b-19節(コリント人への手紙 第一 1章)
★ 自分のために、 このみおしえを書き写して、
自分の手もとに置き、 一生の間、 これを読まなければならない。 それは、 彼の神、 【主】を恐れ、 このみおしえのすべてのことばとこれらのおきてとを守り行うことを学ぶためである。
■O:今日のコラム
皆さんは勉強は好きですか?
私はなぜか学生の時代は勉強が大嫌いでしたが、卒業してから学ぶことが大好きになりました。
私の曾祖母は「知識は誰も盗んでいかないから、しっかり勉強しなさい。」とよくいっていました。今になって、その本当の意味が少し分かり始めました。
では、私たちは何のために勉強するのでしょうか。今日の聖書の箇所から、その事を見て行きたいと思います。
今日の聖書の箇所は、約束の地に入って、そこで王を立てたいと思った時にどうしたらいいかが書かれています。
私たちは一般庶民で、王様ではありません。一体、王様と私たちがどのような関係があるのでしょうか。
第一ペテロの2章9節の前半にはこのように書かれいます。
「しかし、 あなたがたは、 選ばれた種族、 王である祭司、 聖なる国民、 神の所有とされた民です。」
そうです。まず、私たちは神様によって選ばれ、召しだされた王であることを知る必要があります。
また、黙示録5章9節後半から10節には、このように書かれています。
「あなたは、 ほふられて、 その血により、 あらゆる部族、 国語、 民族、 国民の中から、 神のために人々を贖い、私たちの神のために、 この人々を王国とし、 祭司とされました。 彼らは地上を治めるのです。 」
もし、王様が適当なことしか勉強していなかったらどうでしょうか。その国は悲惨なことになるでしょう。王様は王様にふさわしい帝王教育を受け、育つ必要があります。
同じように、私たちも王としての教育を受ける必要があります。それはどのようにして学ぶことができるでしょうか。今日のみことばが指し示す通り、それはみことばを学ぶことです。ただ学ぶのではなく、毎日学び続けることです。それだけではなく、学んだみことばを守り行うことが大切です。
しかし、ここで注意しなければならないことがあります。
【注意1】王は、 自分のために決して馬を多くふやしてはならない。(16節)
馬とは何でしょうか。それは、力の象徴です。人は誰でも偉くなりたい、権力を持ち、人の上に立ちたいという欲求がります。
しかし、イエス様は「だから、 この子どものように、 自分を低くする者が、 天の御国で一番偉い人です。」(マタイによる福音書18章4節)と言われます。王である私たちは喜んで使えるものとなりましょう。
【注意2】多くの妻を持ってはならない。(17節a)
ここで注意されているのは、肉の欲求に対してです。肉の欲、また不品行は、聖書で偶像礼拝と密接な関係があります。
「ですから、 地上のからだの諸部分、 すなわち、 不品行、 汚れ、 情欲、 悪い欲、 そしてむさぼりを殺してしまいなさい。 このむさぼりが、 そのまま偶像礼拝なのです。」(コロサイ人への手紙3章5節)
私たちは他に解決を求めるのではなく、ただ一人の神、イエス・キリストに解決を求め、また、この方だけを愛していきたいものです。
【注意3】自分のために金銀を非常に多くふやしてはならない。(17節b)
お金は大切です。しかし、聖書はこのように言っています。
「だれも、 ふたりの主人に仕えることはできません。 一方を憎んで他方を愛したり、 一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。 あなたがたは、 神にも仕え、 また富にも仕えるということはできません。」(マタイによる福音書6章24節)
もし、私たちが自分の為に富を蓄えることにのみ注力するなら、私たちの心は神様から遠く離れていってしまうでしょう。
ここで3つの注意を見ていて気づきました。それはこのみことばです。
「すべての世にあるもの、 すなわち、 肉の欲、 目の欲、 暮らし向きの自慢などは、 御父から出たものではなく、 この世から出たものだからです。」(ヨハネの手紙 第一 2章16節) ここに集約されるのではないかと思いました。
私は何も、権力を持ったり、お金を稼ぐことがいけないと言ってるのではありません。それを自分の為にすることが良くないことなのです。
すべての事の上に神様を置く必要があります。
自分のためにしていいことは何でしょうか。
それは「聖書のみ教えを書き写し、自分の手元に置き、一生の間、これを読み続けること」です。みことばにこのように書かれています。
「だから、 神の国とその義とをまず第一に求めなさい。 そうすれば、 それに加えて、 これらのものはすべて与えられます。」(マタイによる福音書6章33節)
私たちが第一に追い求めるべきものは神の国とその義です。そうすればその結果としてすべてのものはついてくるのです。
私たちが知っている王の中の王、イエス様に従って歩みましょう。
これこそ王としての最高の教育です。そのためにいつもみことばに親しむ生活を送っていきましょう。
■A:考えてみよう
自分は空き時間に何をしているだろうか。みことばに親しんでいるだろうか。いつも聖書を持ち歩いているだろうか。
この地上で私たちに与えられている時間は限られています。できるだけ多くの時間をみことばに親しむ事ができるよう、工夫しましょう。
このマナメールを読んで「そうだ」と思っただけでは足りないのです。
さあ、早速聖書を開いて、みことばを味わう時間を持ちましょう。それはあなたの決断にかかっています。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。
【 しゅん 】
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