■S:今日の聖書の言葉
ローマ人への手紙11章25-26節(申命記11章)
★ 兄弟たち。私はあなたがたに、ぜひこの奥義を知っていていただきたい。それは、あなたがたが自分で自分を賢いと思うことがないようにするためです。その奥義とは、イスラエル人の一部がかたくなになったのは異邦人の完成のなる時までであり、こうして、イスラエルはみな救われる、ということです。
■O:今日のコラム
教会史においてローマ人への手紙8章は恵みの教義の頂点として大変重要視されて来ました。そして12章以降も信仰生活の実際的歩みとして愛読されて来ました。
しかし、その間にある9~11章は軽視されて来た傾向があります。
なぜならここにはイスラエルの回復の事が記されているからです。
教会史において置換神学が台頭し、イスラエルは全て異邦人の教会に置き換える、という教えが根強くはびこって来ました。その為にイスラエルの救い、という事に何世紀にも渡って信仰者の目が閉ざされて来ました。しかし、この終わりの時代に主はご自身の民の内にイスラエルに対しての奥義を回復しておられます。
ローマ人への手紙11章の25~26節には、主イエスがこの地に再臨される為の重要な奥義、そのロードマップが記されています。
それは、全世界に福音が宣べつたえられ異邦人宣教が完成する時、イスラエルはみな救われる、という事です。
そして、イスラエルの民が主イエスに向かって「祝福あれ主(ヤハウェ)の御名によって来られる方に」と叫び声を上げる時、主イエスはこの地に戻って来られるのです。
では、この大いなる主の奥義が成就する為には、現在に生きる私達は何をすれば良いのでしょうか?
その答えは、使徒の働き15章16~17節にあります。
「この後、わたしは帰って来て、倒れたダビデの幕屋を建て直す。すなわち、廃墟と化した幕屋を建て直し、それを元どおりにする。それは、残った人々、すなわち、わたしの名で呼ばれる異邦人がみな、主を求めるようになるためである。」
ダビデの幕屋が回復する時、この地において絶え間ない祈りと礼拝が主の御前に捧げられ、聖霊の激しい注ぎが起こり、御霊の力によって福音が全世界へと宣べ伝えられ、異邦人の完成の時を迎える事となります。
ここに約束されている通り、ダビデの幕屋の回復(祈りの家)を通して主の名で呼ばれる異邦人がみな、主を求めるようになるのです。
そしてイスラエルの救い、主イエスの再臨へと繋がって行くのです。この大いなる主の計画を心に抱き、素晴らしい主イエスの御名を高らかに褒め称えます。
■A:考えてみよう
現在、日本の各地で教会が祈りの家として立ち上がり、絶え間ない祈りと礼拝をこの国において捧げています。今まさに、この御言葉が成就する時が来ています。今日、日本中の祈りの家の為に覚えてとりなし祈りましょう。
■P:祈り
主よ。御言葉を通して主が立てておられる大いなる御計画を教えて下さい。あなたの御心がなされる為に、私自身を今日あなたにお捧げいたします。私の口に絶えずあなたへの褒め歌と祈りをおいて下さい。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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