■S:今日の聖書の言葉

申命記2章5、9、19節 (ローマ人への手紙2章)

★ 「彼らに争いをしかけてはならない。わたしは彼らの地を、足の裏で踏むほどにも、あなたがたには与えない。わたしはエサウにセイル山を彼の所有地として与えたからである。」

主は私に仰せられた。「モアブに敵対してはならない。彼らに戦いをしかけてはならない。あなたには、その土地を所有地としては与えない。わたしはロトの子孫にアルを所有地として与えたからである。」

「それで、アモン人に近づくが、彼らに敵対してはならない。彼らに争いをしかけてはならない。あなたには、アモン人の地を所有地として与えない。ロトの子孫に、それを所有地として与えているからである。」

■O:今日のコラム

(注:今日のデボガイ、長いです。時間のある時お読みください(^^;;)

ご存知の方も多いと思いますが、私は今、イスラエルの最南端、エイラト(Eilat)という場所にいます。そこで、新しく祈りの家ができたので、オープニングスタッフとして、一時期エルサレムから派遣されています。

詳しくは、後ほど、何かの機会でご報告させていただきますが、今日は、デボガイの為に、この場所、エイラトについて、簡単にご説明させて頂きます。

エイラトは、紅海に面しているところで、4つの国の境目となっています。その国々とは、イスラエル、ヨルダン、サウジアラビア、そして、エジプトです。この国々のお名前を見ても分かるように、霊的には、ものすごく緊迫感のある所です。

その場所で、日々、中東諸国の為、また、イザヤ19章に書かれている預言が成就する為(これまた、他の機会に詳しく説明しますが)、8人の見張り人たちで24時間、祈り続けています。

そのなかで、このデボガイを書くために今日の申命記を読んでいたら、今、私がまさにいる場所、またその近くで起こったことが書かれていて、それも、主の誠実さと言葉に表せない素晴らしさに感動して、ものすごい喜びに満たされました。そのことをシェアしたいと思います。(もう、この啓示についてご存知でいらっしゃる方もたくさんいると思いますが、シェアさせてください(^.^))

今日の箇所は、イスラエルの民が紅海(葦の海、私がいる所です!)を渡り終え、セイル山を長年グルグル回っているイスラエルの民に、北に向かって進めという神様の命令に従う場面です。

約束の地に辿りつくまで、イスラエルの民は、他の国の所有地を通り過ぎる必要がありました。そして、多くの場合、主が命じたように戦いをもって略奪していました。

しかし、今日の箇所にある通り、セイル山、モアブ、アモン人の地は、戦いを挑むな、そして、ただ通り過ぎなさいと主は言われました。この地域は、今のヨルダンにあたる土地です。

なぜでしょう?

はっきりと神様は言われています。
セイル山は、エサウの子孫に、モアブとアモン人の地は、ロトの子孫に与えたからだと。

エサウの子孫、また、ロトの子孫と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?彼らは、聖書の中でも俗悪に描写されていますよね(特にエサウの子孫…)?ヤコブから生まれた選びの民、イスラエルとは違い、神様にいつも逆らい、世を愛する象徴みたいな感じで、預言者の書を読んでも、よく主の裁きが彼らに宣告されています。

ちなみに、彼らは今で言うアラブ人の先祖にあたります。今でも、全員ではないのですが、一般的にこの世から見ても、暴力、暴動、テロなどがよく起こる民族であり、言い方は悪いのですが、この世のトラブルメーカーとも言える民族ではないかと思います。(アラブ人の皆さん、すみません。。。)

そんな民族をこの箇所で主は滅ぼすことを選んだのではなく、逆にイスラエルの民を通して祝福されました。6節には、神様がイスラエルの民に、その地を通る時にお金で彼らの食物と水を買いなさいと命じられます。これは、その地を祝福するのと同じ意味です。

どうして神様は、彼らを滅ぼさなかったのでしょうか?
それは、アブラハムの契約のゆえにです(創世記17章参照)。彼らは肉から言えば、イスラエルの民の同族です。そのことは、8節にもはっきりと書かれています。「それで、私たちは、セイルに住むエサウの子孫である私たちの同族から離れ…」

このアブラハムに与えられた神様の契約のゆえに、神様はエサウとロトの子孫にも所有地を与えました。そして、それは、イスラエルの民でさえ、奪うことができない、彼らに与えられた神様からの約束の地なのです。

どんなに神様から離れても、神様はご自身に誠実なお方。言われたことは、必ず守り続けます。そのことをここから学ぶことができます。また、イスラエルの神として知られておられる私たちの神様は、ただイスラエルだけを愛しておられるのではなく、また、ただイスラエルへの契約だけを守られるお方ではなく、すべてにおいて完全なお方であることも分かります。

そんな神様と私たちは個人的な関係を持っているんですよ!!
ましてや、私たちは肉親のアブラハムの子孫ではないのに、この神様と関係を持てている。私たちはイエス様の血潮の契約のゆえに、この関係を受けました。ちょっと考えてみるだけで、心が震えませんか? 私たち、幸いすぎます!!!

■A:考えてみよう

イスラエルの神であるヤーウェー、すべてにおいて誠実、契約を破らない完全なるお方と関係を持てる私たちがどれほど幸いであるか、どれほど恵まれているか考えてみましょう。そして、この神様に、心からの感謝を捧げていきましょう!!

また、ぜひ、今日はイスラエルの民とその同族、兄弟であるアラブ人の為に共にとりなしていきましょう。

アラブ人の目が開かれ、イスラエルの神様は、彼らとも契約を結び、またその契約を今日も忘れずに守っておられる方であることを知ることができるように。そのくらい、イスラエルの神様は、アラブ人をも愛していることを知ることができるように。

それによって、イスラエルの民に対する嫉妬、反逆、憎しみが溶かされ、イスラエルの民を自分の兄弟として愛することができるように祈っていきましょう!!

■P:祈り

愛する天のお父様、ヤーウェーなる神、あなたと個人的な関係もてるとは、どんなに幸いなことでしょう!

あなたがイスラエルだけではなく、反逆の子らであるエサウやロトの子孫に、契約のゆえ、誠実を尽くしているように、私にもイエス様の血潮の契約のゆえに(イエス様、ありがとう!)いつも誠実でいてくださることを、心から感謝いたします。この関係に私を入れてくださったことを本当に感謝します。

そして、天のお父様、あなたは、あなたが選ばれたイスラエルの民だけでなく、その兄弟であるエサウの子孫たち、アラブ人達をも契約のゆえに、今も彼らを見捨てず見守っていることを今日知りました。どうか、今日、アラブ人達の心の目が開かれ、その真実を見ることができますように。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 かよ 】

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