■S:今日の聖書の言葉

使徒の働き1章8節(詩篇37篇)

★ しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。

■O:今日のコラム

この御言葉は主イエスが復活の後、40日間弟子達の内で御国を教えられ、天に戻られる最後に言われた重要な約束です。

弟子達は、いよいよ主イエスがエルサレムで王として統治される事を求めていました。しかし、主イエスは弟子達に「いつとか、どんなときとかいうことは、あなたがたは知らなくてもよいのです。」と答えます。

そして、続けて言われたのが「聖霊が望む時に力を受け、エルサレムから地の果てまで、わたしの証人となる」という約束でした。

ここで弟子達と、主イエスとの間に御国の捉え方に違いがあるのを見えます。

弟子達は、主イエスが王として治める事を求めていました。
しかし、主イエスの答えは「御霊によって力を受け、あなた方がこの地を治める御国の大使となるのだ。」というものでした。

後に主イエスの弟子達は、ペテロもヨハネもその書き記した書簡に自分達の身分を「王であり祭司」と呼んでいます。

主イエスが雲に乗って天に戻られた後、二人の御使いが彼らの間に遣われました(10節)。

私はこの箇所を読んだ時、大きな感動を受けました。なぜシンプルな内容を伝える為に、主はわざわざ二人の御使いを遣わしたのでしょうか。ここには重要な主のメッセージがあります。

かつて、旧約聖書の時代は御使い達(ケルビム)が羽を広げ向かい合う契約の箱に、主の力ある臨在が現されました。

また、主イエスがこの地におられる時には、主イエスの体が臨在の住まう契約の箱でした。その為、主イエスの墓には、御使い達がその頭と足の所に立っていた事が記されています。(ヨハネによる福音書20章12節)

そして、主イエスが天に戻られた後、二人の御使いが弟子達の間に遣わされ立ったという事は、教会と聖徒達一人一人が、聖霊が住まい、主の臨在を運ぶ契約の箱となったのです。

終わりの時代、激しく降り注ぐ御霊の注ぎを切に求め、大胆に受け取りましょう。この2014年のペンテコステの時を主を求めて熱烈に祈る時としましょう。
 
■A:考えてみよう

今日、御霊の油注ぎを求めて異言で力強く祈る時を持ちましょう。

■P:祈り

主よ。終わりの時に注がれる御霊の注ぎを大胆に教会の上に注いで下さい。そして、2000年前のペンテコステの時エルサレムから始まった福音宣教が、この終わりの時代に地の果ての日本からエルサレムに向かって激しい勢いで福音が戻って行きますように。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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