■S:今日の聖書の言葉

詩篇23篇1、6節(同24篇)

★1 主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。

★6 まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。

■O:今日のコラム

ダビデは本当に神様に愛された人でした。
サウル王が神様の御心をそこない、王として退けられた時、神様は、ダビデを指して「(エッサイ)の息子たちの中に、わたしのために、王を見つけた」と言われました。(サムエル記 第一 16章1節)

神様は、イスラエル中を探して、その数多くのイスラエル人の中から、牧場で羊を飼っていた少年ダビデを見つけました。

ダビデの何が、それほど、神様の心を動かしたのでしょう。ダビデから、神様が探しておられる真の礼拝者の心、姿を学びましょう。

1)ダビデの心

まず、第一に、ダビデは神様の臨在、神様との親密な交わりを、何よりも愛した人でした。

王座についた後、バテシェバのことで、 姦淫、偽装、殺人 という大きな罪を犯してしまったダビデ。
でも、預言者がその罪を指摘した時、ダビデが求めたのは、その罪が国民の目から隠されること、王としての面目が保たれることではなく、自分の家が呪いを受けないことでもなく、神様との親密な関係が回復することでした。

詩篇51篇10-12節

神よ。私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。
私をあなたの御前から、投げ捨てず、あなたの聖霊を、私から取り去らないでください。あなたの救いの喜びを、私に返し、喜んで仕える霊が、私をささえますように。

2)ダビデの忠実さ

ダビデはまた忠実な人でした。

羊飼い時代のダビデの生活について、ダビデの告白から、彼が神様とどのような関係を持っていたかを知ることができます。

サムエル記 第一 17章34-37節

ダビデはサウルに言った。「しもべは、父のために羊の群れを飼っています。獅子や、熊が来て、群れの羊を取って行くと、
私はそのあとを追って出て、それを殺し、その口から羊を救い出します。それが私に襲いかかるときは、そのひげをつかんで打ち殺しています。

このしもべは、獅子でも、熊でも打ち殺しました。あの割礼を受けていないペリシテ人も、これらの獣の一匹のようになるでしょう。生ける神の陣をなぶったのですから。」

ついで、ダビデは言った。「獅子や、熊の爪から私を救い出してくださった主は、あのペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。」……

ダビデは、王位につくずっと前、他のだれもダビデに見向きもしなかった時から、神様と親密な関係を持っていました。

神様を礼拝し、神様に語りかけ、神様の御声を聞き、神様との交わりを楽しみ、神様の励ましと助けを受け、孤独で地味でたいへんな羊飼いの仕事の中にも、主とともにいる喜びを見いだし、忠実に、喜んで、また勝利をもって、その仕事をこなしました。

人が見ていても見ていなくても、神様を愛し、神様を信頼して忠実に仕えるダビデを、神様は、ご自分の国イスラエルを預ける王として、選ばれました。

3)ダビデの告白

そして、ダビデは真理の御言葉を宣言する人でした。

主が、私の羊飼いですから、私には何も足りないものはありません!
生きている限り、主の優しさと好意が私を追いかけて来ます!

このダビデの告白が大好きです。

ダビデは、正直に、悩みや苦しみを主の前に申し上げましたが、最後にはいつも、信仰によって真理を告白しました。

告白の祈り、宣言の祈りをしていますか?

「~してください。ああ主よ、どうか~してください!」という祈りの代わりに、聖書に書いてある真理、約束、主の御名を、宣言し、告白していきます。

この祈りが大好きです。
真理を宣言する時、悪魔が逃げ去って行くように感じます。

時には、自分の今の現状、今の感情、環境とは、まったく違うかもしれないけど、聖書の御言葉を真理と認めて、宣言します。主の御名を、賛美します。

マタイによる福音書6章7-9節

また、祈るとき、異邦人のように同じことばを、ただくり返してはいけません。彼らはことば数が多ければ聞かれると思っているのです。

だから、彼らのまねをしてはいけません。あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。
だから、こう祈りなさい。

『天にいます私たちの父よ。
御名があがめられますように。

聖書の真理の御言葉を宣言する時、また、主の御名をあがめる時、私たちは、自分自身を神様に従わせ、合わせていることになります。

主は憐れみ深い方。
すべてを支配しておられる全能の神。
主は私の備え主。主は私の癒し主。救い主。助け主。憐れみ深い大祭司。私の盾、私のやぐら。
私を命をかけて愛して下さる私の花婿!

主は私の羊飼い。
私は、乏しいことがありません。
まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。

■A:考えてみよう

主の祝福ではなく、主御自身、主との親密な交わりを愛する心を与えてください。
主との親密な交わりを通して、主に信頼する忠実な者に成長させてください。
真理の御言葉を宣言し、主の御名を崇めることを選び取らせてください。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ともこ 】

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