■S:今日の聖書の言葉
第一サムエル記30章7節 (同29章)
★ ダビデが、アマレクの子、祭司エブヤタルに、「エポデを持ってきなさい。」と言ったので、エブヤタルはエポデをダビデのところに持って来た。
■O:今日のコラム
ダビデとその部下がツィゲラグに帰ってみると、アマレク人の略奪隊によって町は焼かれ、自分たちの妻も息子も娘も、連れ去られてしまっていました。このことで、ダビデに従っていた民がダビデをうらみ、「ダビデを打ち殺そうと」言い出しました。(30章6節)
ダビデの妻や子どもたちも連れ去られていて、悲しい最中なのに、みんながダビデのせいでこうなったのだと恨み始めたのです。ピンチです。
ダビデは悩みましたが、『彼の神、主によって奮い立った』のでした。(6節)
そして、上記のようにダビデは祭司の服である「エポデ」を身にまとって、祭司のように主の御前に出て主の御心を祈り求めました。
ペテロの手紙 第一2章9節には 「あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司…です。」 とありますが、ダビデはまさにそのような人でした。
祭司には神様に祈りと賛美を捧げる務めがあります、そして人々と神との間に入ってとりなす役目もあります。
ダビデは命が危ぶまれる困難な時でも、とっさに自分の知恵や経験に頼ることをせず、すぐに祭司になって主の御心を求めたのです。
主はダビデに語って下さり、ダビデは主の言葉に従いました。その結果、ダビデだけでなくダビデと共にいた民は、「子どももおとなも、また息子、娘たちも、分捕り物も、彼らが奪われたものは、何一つ失わなかった。ダビデは、これらすべてを取り返し」 ました。(19節)
ダビデはこの時点ではまだ、王ではありませんでしたが、王の心をもって民を導き、祭司として主の御心を求め、それに従いました。それがゆえに、ダビデだけでなくダビデと共にいた者たちも、神の救いにあずかることができました。
私たちが主と共に歩み、主の御心に従うことは、私たちの回りにいる主を知らない人々へ大きな影響を及ぼします。そのことを、覚えましょう。
奴隷は自分の心配だけします。しかし王は、自分だけでなく、自分に任されている民のことを思います。また祭司は自分のことだけでなく、民のためにとりなし祈ります。
私たちがダビデのように、いつも王の心と祭司の心をもって主に従う時、そして、まわりにいる人々を思い、彼らのためにとりなす時、私たちは、自分のまわりにいる神様を知らない人々(上司、先生、同僚、クラスメイト、家族…etc)を主の御心の道へ、主の救いの道へと導くことがで出来るのです。
今日も選ばれた種族、王である祭司として歩みましょう!! ハレルヤ
■A:考えてみよう
今日の 「王であり祭司」 としての、自分のつとめは何だろう。
祈って、神様の御心を求めよう。
王として、祭司として、今日置かれている場所 (職場、学校、家庭) で、神様が自分に用意しておられるつとめは何だろう?
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 みちる 】
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