■S:今日の聖書の言葉
民数記27章18節(同28章)
★ 主はモーセに仰せられた。「あなたは神の霊の宿っている人、ヌンの子ヨシュアを取り、あなたの手を彼の上に置け。」
■O:今日のコラム
もうご存知である方が沢山いらっしゃると思いますが、今日は、ヌンの子、ヨシュアが選ばれた理由を語らせてください。
彼が選ばれた理由はいろいろあると思います。しかし、今日の箇所で主が彼を選んだ一番大きな理由は、「神の霊の宿っている人」ってことだと思います。
どこから、彼に神の霊が宿っていることが分かるのでしょうか?
モーセに任命される前に、聖霊が激しくヨシュアにくだったシーンありますか? 多分ないと思います。。。
ヨシュアに与えられていたタイトル、それは「従者」でした。彼は、モーセにいつも忠実に従っていました。彼はものすごく忠実でした。モーセが40日間、山で神様と過ごしている間、ヨシュアも山から降りず、ひたすらモーセを待っていました。
モーセは40日間、神様と1対1でいろんなことを語られていたから、暇にならなかったと思いますが、このヨシュアに関しては、何をしていたのだろうかと疑問に思います。それも、その期間中、同胞のイスラエル人が犯した罪に関わらなかったどころか、彼らが偶像礼拝に陥ったことさえも知らなかったという。。。 ヨシュア、君は一体、何をしていたんだ?!?!
はっきりとした答えではないのですが、ヒントになるヨシュアに関しての面白い記事が出エジプト記33章11節にあります。
「主は、人が自分の友と語るように、顔と顔とを合わせてモーセに語られた。モーセが宿営に帰ると、彼の従者でヌンの子ヨシュアという若者が幕屋を離れないでいた。」
ここでヨシュアが幕屋を離れないでいたと書かれていますが、この「幕屋」という単語。これ、実は、モーセの住んでいた幕屋でもなく、ヨシュアの幕屋でもなく、「会見の天幕」のことです。
どういうことかというと、モーセが会見の天幕で神様と時間を過ごした後、モーセは自分の天幕に帰るのですが、ヨシュアはその会見の天幕から離れないでいたということです。
それが、どういうことかというと…
会見の天幕とは、主の臨在が満ちている場所。その臨在からヨシュアは離れたくなかった。それくらい、主の臨在を愛していたと考えられます。
だから、これは、私の予想ですが、モーセが40日間、神様の雲、栄光の中で過ごしていたとき、ヨシュアはその中に直接入ることはできなかったけど、そこから溢れている主の臨在を慕い求め、そこに留まり楽しんでいたのでしょう。
そう。ヨシュアは、モーセの従者である以上に神様をものすごく心から慕い愛する神様の従者であったのです。それも、神様に選ばれる前から。
「モーセのように直接、神様と顔と顔を合わせて語ることはできない。けど、少しでもその臨在に触れたい。入りたい。そこにいたい。」その飢え乾きを主は見ておられたのだと思います。
そして、神様は、彼を「神の霊が宿っている人」と呼びました。単に、神の霊が注がれているとか、一時的にあるのではなく、宿っているのです。彼のうちに神の霊が生きているということです。それは、彼が聖霊を激しく受けたとかではなく、彼がいつも主に飢え乾き、主に従い、主を愛し歩んでいたことにを通し、彼のうちに神の霊が生きて働いていたのです。
ヨシュアは、何か大きな働きを成し遂げたわけでもないです。軍の隊長として、イスラエルを勝利に導いたりもしましたが、神様はそれ以上に彼の心、彼の従順、彼の生き様を見て、「この男こそ、モーセの後に、このややこしいイスラエルの民を導ける。なぜなら、彼はわたしを愛し、わたしを求めているからだ。」と考えたのではないだろうかなっと私は思います。
追伸:ちなみに、ここの「神の霊」で使われているヘブライ語は「預言的霊」っていう意味で使われているようです。てことで、ヨシュアも預言的だったってことですね。これまた、深い!!
■A:考えてみよう
旧約聖書時代、イエス様が天に昇られる前まで、神の霊とは、だいたい一時的に人々にくだるものでした。そんな中で、ヨシュアは神の霊が宿っていた人でした。
今の時代、私たちがイエス様を救い主として信じ、心に受け入れる時、私たちは聖霊を受け、私たちのうちに聖霊が宿ります。それは約束なので、感じていても感じていなくても宿られております。
しかし、皆さんの中で、その聖霊様は生きておられますでしょうか?
聖霊が宿っているような歩み、生活をしているのでしょうか?
ヨシュアのように、心から主の臨在を慕い求めているでしょうか?
■P:祈り
私のうちに宿っておられる聖霊様、今日、主ご自身を慕い求めます。
どうか、その臨在へと導いてください。主の臨在を何よりも求め愛します。
いつもあなたで満たされている者になりたいです。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 かよ 】
オンライン献金はこちらから。
大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。