■S:今日の聖書の言葉

第一サムエル記21章13節(同22章)

★ それでダビデは彼らの前で気違いを装い、捕えられて狂ったふりをし、門のとびらに傷をつけたり、ひげによだれを流したりした。

■O:今日のコラム

人はどこまで自分を捨てる事ができるのでしょうか?

今日の箇所でダビデは全てを捨てた人の姿を私達に示しています。

彼は少し前まではイスラエルのヒーローであり、王家の婿となり、驚く出世をした人々の憧れの的でした。

彼が行く所においてはどこでも勝利がもたらされ、「サウルは千を打ち、ダビデは万を打った。」というダビデへの賞賛の歌がイスラエルで歌われた程、人気のある人でした。

しかし、そんな生活から一転して彼は一夜にしてヒーローから国家的な犯罪者として国をあげて命を狙われ、愛する妻も、王家での生活も全てを失い、何ももたないで、王宮から逃げる逃亡者となったのでした。

イスラエルから命を狙われるのに加えて、逃亡した先では今度は敵の王アキシュが彼に会いにやって来たのです。追い詰められた人がする行動が今日の御言葉に書かれています。

ダビデは気が狂った振りをして、よだれを流しながら異常な行動を取ったのでした。つまり、ここで彼は人の最後の尊厳やプライドも全て捨ててしまう事となったのです。

しかし、私は詩篇に書かれているこの直後にダビデが言っている告白が大好きです。詩篇34篇の1節にはこのように書かれています。

「ダビデによる。彼がアビメレクの前で気違いを装い、彼に追われて去ったとき 私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある。」

ハレルヤ!
全てを失った時、彼が第一にとった行動は神様への賛美でした。

つまりサウルは彼の名誉も働きも生活の全てを奪い、またアキシュは彼の尊厳もプライドも全てを奪ったけど、彼の内に働く神様との愛の関係はこの世の誰も奪う事が出来なかったのです。

もし、私達がイエス様の愛の中に生きるなら、私達はこの世のどんな状況の中にあろうと圧倒的な勝利者となる事が出来るのです。

このダビデの信仰から私達もあらゆる事に不満や不平を言う者ではなく、あらゆる時に賛美する者となる事を主にあって日々あらゆる状況の中で決心しましょう。

■A:考えてみよう

今日、そして今週も1日1日、絶えず自分の口に主への賛美を置くことを決心し、実行出来るよう祈り、共にチャレンジしましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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