■S:今日の聖書の言葉

出エジプト記21章5-6節(同22章)

★ しかし、もし、その奴隷が、『私は、私の主人と、私の妻と、私の子どもたちを愛しています。自由の身となって去りたくありません』と、はっきり言うなら、その主人は、彼を神のもとに連れて行き、戸または戸口の柱のところに連れて行き、彼の耳をきりで刺し通さなければならない。彼はいつまでも主人に仕えることができる。

■O:今日のコラム

現代クリスチャンの価値観の中で、「しもべとなる」というテーマは非常に人気のないテーマの一つです。

私達はしもべとなる事より、もっと自分が高められ、繁栄し、リーダーシップを取り、良い評価を受ける事の方が価値ある事と思うものです。自己主義があまりにも蔓延している為、自らを脇に置き、しもべとなる事に価値を見いだす事が出来ない状態にあります。

今日の箇所には、奴隷として仕える人が、自由の身になったにもかかわらず、その仕えて来た主人を愛するが故に、自ら進んでその家のしもべとなるという事が記されています。

私達は主を愛するが故に主のしもべとなる、という道を選びましょう。パウロは真っ直ぐに福音の真理を解き明かした人物ですが、彼は自分の呼び名を「キリストのしもべ」と呼んでいます。また神の御子であられるイエス様ご自身が、自分を無にしてしもべの道を歩まれたのです。そのイエス様に付き従って行くという事は、私達も自ら進んで主を愛するが故にしもべの道を歩む事です。
 
私達がしもべの道を歩む時、そこに自分の栄光ではなく、神の国の栄光が豊かに現されるようになります。
主イエスは「あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、あなたがたのしもべになりなさい。」と言われました。

またしもべの中で最も誉れある働きは、「主の心と時を悟りそれを告げ知らせる。」事です。

主イエスは、「主人から、その家のしもべたちを任されて、食事時には彼らに食事をきちんと与えるような忠実な賢いしもべとは、いったいだれでしょう。主人が帰って来たときに、そのようにしているのを見られるしもべは幸いです。まことに、あなたがたに告げます。その主人は彼に自分の全財産を任せるようになります。」(マタイによる福音書24章45-47節)と言われました。

この食事時の「時」という言葉はギリシャ語では「カイロス」という言葉が用いられています。つまりカイロスとは「主が定めた時」であり、この忠実で賢いしもべは、主の心と時を悟ってそれを人々に提供する人々の事です。その様なしもべに主は御国の全財産を任せるようになる、と言われています。

旧約聖書において、自ら進んでしもべとなった者は、耳に穴を開け、主人に自ら進んで仕えるしもべのしるしを受けました。その耳の穴を見た時、全ての人が「この人は主人に仕えるしもべだ」という事を認識する事が出来ました。同じように今、私達は霊的な領域で主のしもべとしての「耳の穴」を受けましょう。主の前に申し上げるのです。

「主よ。私はあなたをあまりにも愛するが故に、自己中心の道を行くよりも、自ら進み喜んであなたに従う道を歩みます。罪を愛するより、あなたを愛し、自分の肉に従う事より、御霊に従う事を選び続けます。私はあなたのしもべです。どうか私の耳に穴を開け、一生涯をかけてあなたに従い歩ませて下さい。

人々が私を見る時に、主のしもべだと知る事が出来ますように。また、耳が主にとらえられ、聖霊様が語られる時にすぐにその御声に聞き従う事が出来るように導いて下さい。私の主なる神。あなたを心から愛します。」

■A:考えてみよう

今日自分自身の祈りを持って、主のしもべとなる決心の告白をしましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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一つのコメント


  1. Kitagawa Kayoko より:

    主よ。しもべの心であなたとあなたの愛するものたちにお仕えすることができますように
    私をお委ねいたします。私を作り変えてください。

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