■S:今日の聖書の言葉

マタイによる福音書1章2節(ヨブ記3章)

★ アブラハムにイサクが生まれ、イサクにヤコブが生まれ、ヤコブにユダとその兄弟たちが生まれ、

■O:今日のコラム

ヤコブから生まれた12人が12部族と呼ばれる兄弟たちです。

その長子は、ルベンでしたが、不品行によって長子の権利は、ヨセフへと渡されました。にも関わらず、ここではユダがキリストの系図となっています。それは、ユダ族が王権を担っていくという約束によります。

なぜユダなのでしょう?

ユダは、ヨセフをエジプトに売り渡した張本人でした。しかし、ユダは、ベニヤミンの荷物から銀の杯が見つかった時に、命がけで守ったという功績があるのです。このためにユダは、ヨセフを乗り越え、王権を担う祝福を受けました。

この事を見るには、このヨセフのストーリーがイエス・キリストの生涯を示していることを覚えなければなりません。

兄弟たちに売られ、黄泉(枯れ井戸の穴)に落とされ、よみがえって王権を持ち、イスラエルを贖う姿は、まさにイエス様です。

また、イエス・キリストの誕生(ベニヤミンによる、創世記35章16~19節)から千年王国(創世記47章)までが隠されています。

今回の記事に関係の深いところだけ、かいつまみます。

兄弟たちが2回、兄弟たちと出会うのは、キリストの初臨と再臨を意味します。

一度目が10人の兄弟で行くのは、失われた10部族(と思われている)である異邦人の救いを意味します。

ヨセフと顔を合わせても分からないのは、よみがえりの主に出会っても弟子たちが理解できなかった事を意味します。

そこでシメオンが捕らわれる事は、その語源シャマが『聞く』であるからです。
イスラエルから聞く耳が奪われ、かたくなにされることを意味します。

2回目にヨセフに会いに行くときには、ベニヤミンを連れてくるように言われます。

それは、(創世記42章38節)でヤコブが『兄は死に、弟だけが残された』と言っていますが、兄、北イスラエルが滅び、弟、南ユダだけが残っているかのように思われている事を示し、ベニヤミンは、現代のイスラエル、ユダヤ人を意味します。

ヨセフが『ベニヤミンを連れてこなければ、私に合う事は出来ない』といっているように、イスラエル人(ベニヤミン)を主のもとに連れて行かなければ、再臨はかないません。

そして、その時にユダが取った態度、命がけでベニヤミンを守る態度こそ、ヨセフとの完全な顔と顔を合わせる回復、家族の回復へとつながってゆきます。

私達も主と顔と顔を合わせる時がもうそこまで来ています。そして、ユダの態度は、現代の私たちに当てはめると、『イスラエルを命がけで守る』事に他なりません。

■A:考えてみよう

今こそ、イスラエルのために祈り、祝福しましょう!
イスラエルのために命をかける覚悟をしましょう!

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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