■S:今日の聖書の言葉

創世記35章1、5節(同36章)

★1 神はヤコブに仰せられた。「立ってベテルに上り、そこに住みなさい。そしてそこに、あなたが兄エサウからのがれていたとき、あなたに現れた神のために祭壇を築きなさい。」

★5 彼らが旅立つと、神からの恐怖が回りの町々に下ったので、彼らはヤコブの子らのあとを追わなかった。

■O:今日のコラム

神の国のリーダーとして、非常に重要な資質の一つは、神様の声を聞き取る能力です。(謙遜、柔和、自制、聖さ、喜び、愛など、品性がさらに重要かもしれませんが、今日はあえて、リーダー=「導く者」としての資質にフォーカスを当てます。)

ノア、アブラハム、ヨセフ、モーセ、ヨシュア、ダビデ、そして、イエス様、パウロ…。自分の家族や国民を神様のご計画の場所へ導いた人々は、皆、父なる神様とのアクセスを持っていて、神様の声を聞き取る能力がありました。

彼らは、困難に直面した時、絶対絶命と思われる状況に置かれた時、神様から、解決策、進むべき道、なすべきことを明確に示され、それに従って、神様の目的の場所、神様の臨在・祝福がある場所に、人々を導き入れました。

ヤコブには、いろいろ人間的な欠点があったかもしれませんが、それでも、神がヤコブを愛されたのは、神様の祝福、神様とともにいること、を重要視し、それを絶対あきらめなかったからです。

兄エサウから長子の権利と祝福を奪い、その怒りを逃れて、おじラバンのもとに身を寄せていたヤコブは、そこで結婚、子どもたちをもうけ、財産を築きますが、ラバンとの関係が悪化する中、主の言葉を聞いて(創世記31章13節)故郷に帰る旅を始めました。

ところが、旅の途中で、娘ディナが事件に巻き込まれ、さらに、その仕返しのために、息子のうちのシメオンとレビがその地の人々を殺し、町を略奪。その結果、ヤコブとその一族は、その地の人々に憎まれ、根絶やしにされるかもしれない、という危機に陥りました。(創世記34章)

このトラブルの中、ヤコブは、神様御自身を求めたと思います。なぜなら、どこに行き、何をすべきか、 神様が、明確に、指示を与えてくださったからです。

そして、ヤコブがこの主の指示に従うと、「神からの恐怖が回りの町々に下ったので、彼らはヤコブの子らのあとを追わなかった」。ヤコブが恐れていた、地元の住民からの反撃はなく、彼とその家族、家畜は、無事に、その地を出て、神様の指示された場所に行く事ができました。

私たちはクリスチャンとして成長する中で、他の人々を導く、という責任を、神様から与えられていきます。それは、自分の家族かもしれないし、セルや、会社の同僚、学校の祈りのグループ、教会のユースとか、ワーシップチームかもしれません。一つの祈り会、礼拝、教会、もしかしたら国家レベルの霊的な指導的立場かもしれない。

小さくても、大きくても、他の人を導く、というのは、大きな責任です。

イエス様は、御国のリーダーは、人々に仕えなさい(サーバントリーダー)と言われました。しかし、それは、人々の要求に従い、彼らの欲求を満たしなさい、ということではありません。神の国のリーダーは、人々を、神様の方向に正しく導くことで、人々に仕えるのです。

そのためにも、私たちは、自分の心が聖められることを求め、神様の御顔を慕い求め、神様の御声を待ち望むことを学びます。 知恵と啓示の御霊を求め、兄弟姉妹との一致を求めます。

もう一つ。自分の上に立てられたリーダーのためにも、さらに忠実に祈っていきましょう。悪い時代であり、惑わしもたくさんあります。

リーダーたちが、あらゆる、攻撃、妨害や、誘惑、罪、弱さ、忙しさ、気をそらすもの、混乱、偽りの教え、惑わしから守られ、主の御前に出て行き、主の指示を受け取ることができるように。
それによって、従う人たちを、安全に導くことができるように、彼らのためにも祈っていきましょう。

■A:考えてみよう

リーダーとして成長するためにも、主を待ち望み、主の御声を聞き取り、それに従う訓練を続けよう。上に立てられたリーダーたちのために、忠実に祈り続けよう。

■P:祈り

私たちを守り、導くために、上に立ててくださったリーダーの皆様を感謝します。彼らを祝福し、守り、導いてください。
私たち自身も、神様を待ち望み、神様の指示を受け取り、それに従うことができるよう、助けてください。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ともこ 】

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