■S:今日の聖書の言葉

創世記33章18-20節(同34章)

★ こうしてヤコブは、パダン・アラムからの帰途、カナンの地にあるシェケムの町に無事に着き、その町の手前で宿営した。そして彼が天幕を張った野の一部を、シェケムの父ハモルの子らの手から百ケシタで買い取った。彼はそこに祭壇を築き、それをエル・エロヘ・イスラエルと名づけた。

■O:今日のコラム

聖書に登場するシェケムという地は主とイスラエルの契約において非常に重要な土地です。

創世記12章において、主がアブラムに現れ「あなたの子孫に、わたしはこの地を与える」という約束を与え、その約束に応えアブラムが人生で初めて祭壇を築き主を礼拝したのがシェケムの地でした。

さらに、ヤコブがペヌエルで主と格闘して祝福を受けた時、彼は「イスラエル」という新しい名を主から与えられ、イスラエル国家の正式な任命がなされました。

そして、ヤコブがイスラエルとなった後に初めて祭壇を築き「エル・エロへ・イスラエル(イスラエルの神である神)」と言って主を礼拝したのもやはりシェケムの地だったのです。彼は、この地が主とイスラエルの約束を交わした地だという事を、礼拝を通してこの地に現したのです。

さらにこれから数百年の後、ヨシュアの軍勢がカナンの地を勝ち取り、その人生の最後にイスラエルの民を集めて主の御前で契約を結んだのも、やはりこのシェケムの地だったのです。

つまり、シェケムの地は主とイスラエルが初めの約束を交わした「初恋の地」であり、イエスラエルの起源とも言える重要な土地なのです。

現在イスラエルにおいて、パレスチナとイスラエルの民族間に大きな争いの火種をもたらしているのがエルサレムと西岸地区です。

西岸地区はユダヤ人の入植者の問題が世界のニュースで流れます。その時、横暴なユダヤ人がパレスチナの土地を奪う、という様なイメージを国際社会は受けますが、しかし、その背後に、アブラハムの時からの約束がある事を私達は覚える必要があります。

この問題の火種となっている西岸地区がシェケムの土地だからです。ですから、エルサレムにおいてもシェケムにおいても、主とイスラエルとの間に重要な契約がある場所はそれを奪おうとする力も強く働いているという事を覚えて、私達は聖書の約束に立ってイスラエルを祝福し、とりなし祈りましょう。

2013年にイスラエルに行った時、日本人50名が一つとなってこのシェケムの地のゲリジム山から「日本はイスラエルを祝福する国となります。」という事を宣言して祈り、その地で天の父なる神様の豊かな好意と深い愛に包まれました。
 
私達の善悪の基準や、感情を超えて、イスラエルに主の重要な御言葉の約束がある事を覚えてイスラエルを抱き、日々イスラエルの為に祈りましょう。

■A:考えてみよう

今日、自分の必要を祈る前に、イスラエルを覚えてとりなし祈りましょう。

民数記6章23-27節を読んで、イスラエルの祝福の為に祈りましょう。

「アロンとその子らに告げて言え。あなたがたはイスラエル人をこのように祝福して言いなさい。『主があなたを祝福し、あなたを守られますように。主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように。』彼らがわたしの名でイスラエル人のために祈るなら、わたしは彼らを祝福しよう。」

■P:祈り

イエス・キリストの御名によってイスラエルを祝福して祈ります。

【 しんご 】

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