■S:今日の聖書の言葉
第一サムエル記13章12節 (同14章)
★ 「敵はすぐにも進撃を開始してくるでしょう。なのに、まだ神様に助けを請うていません。とてもあなた様を待ちきれません。それでやむなく、自分でいけにえをささげてしまったのです。」(リビングバイブル訳)
■O:今日のコラム
サウル王は、約束の7日を過ぎても、サムエルが現れないばかりか、そのことで動揺した軍隊の統制が取れなくなってきたことに、焦りを感じ、自分でいけにえを捧げることを決定し、捧げてしまいました。
はい、サムエルは遅れてました。はい、自分の軍隊は収拾がつきませんでした。はい、ペリシテ軍は今にも攻めこんで来そうでした。そして、運悪く、ペリシテ軍の方が人数においても武器に関しても圧倒的に有利だったのです。
すぐに神様からのおことばを頂きたい!という思いは、非常に良く分かります。
でも、サムエルが来るまで待て、と言われたそのシンプルなことばを、サウル王は軽んじてしまいました。そこで祭司しか捧げてはならないいけにえを早まって自分で捧げてしまったのです。それは、不信仰の行動とも言えるでしょう。
一方で、神さまはヨナタンの信仰に突き動かされました。
「さあ、あの神様を知らない連中を攻めよう。神様が奇蹟を行なってくださるに違いない。神様を知らない軍隊の力など、どれほど大きかろうと、神様には物の数じゃない。」(6節)
ヨナタンは部下たった一人と20人を殺し、そのことが侵略部隊にパニックを起こし、ペリシテ軍全体がうろたえた証拠に右往左往し、終いには同士討ちをするに至りました。神さまがイスラエル軍に勝利を与えられたのは、ヨナタンの信仰のことばと行動によるのです。
サウル王は、今の不利な現状、自分の軍の動揺などなどに目を奪われてしまいました。
でも、ヨナタンは、神さまが共にいるなら、勝利が得られる、神さまにはどんなに多くても、物の数じゃない!という信仰があったのです。
信仰は、「願い事が必ずかなえられるという、不動の確信・・・また、何が起こるかわからない行く手にも、望みどおりのことが必ず待ち受けていると信じて、疑わないこと」(ヘブル人への手紙11章1節)なのです。
■A:考えてみよう
今、神さまの回答が欲しい問題はありますか? 大きすぎると思える壁はありますか?
■P:祈り
一人一人の状況がどういうものであれ、聖霊さまは必要なときに「ある助け」です!
大きい神さまに大きな信仰を持って歩む1年になりますようにお祈り致します。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 れいこ 】
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