■S:今日の聖書の言葉
ハガイ書1章4節、ヨハネの黙示録7章15節
★ハガ1:4 この宮が廃墟となっているのに、あなたがただけが板張りの家に住むべき時であろうか。★黙7:15 だから彼らは神の御座の前にいて、聖所で昼も夜も神に使えているのです。そして、御座に着いていおられる方も、彼らの上に幕屋を張られるのです。
■O:今日のコラム
皆さんはほとんどの人が自分の帰る家があると思います。毎日仕事や学校が終わって家に帰ると、たとえ古い家であっても、狭い家であってもホッとするものです。家は私たちのやすらぎの場所であり、憩いの場所であり、また家族が共に暮らす愛の溢れる場所です。
ハガイ書では、イスラエルの民が捕囚から帰って来て約18年後、イスラエルの民は自分の家を建て直すことに必死になっていました。
しかし、預言者ハガイは、そんな民に警告をします。それが今日の御言葉の箇所です。
「この宮が廃墟となっているのに、あなたがただけが板張りの家に住むべき時であろうか。」
イスラエルの民は、帰還のあまりの嬉しさに、神様の事をわすれて自分の事で頭がいっぱいになっていました。もちろん、豊かになることはいいことです。自分を高めることも必要です。しかし、その中心が神でないなら、それは罪の語源である的はずれな生き方です。
私たちはどうでしょうか。ハガイ書では繰り返し 「あなたの現状をよく考えよ。」 と書かれています。毎日の生活が忙しく、神様の事が後回しになっていないでしょうか。そのような生活を続けるなら、どうなるでしょう。
6節にはこのように書かれています。
「あなたがたは、多くの種を蒔いたが少ししか取り入れず、食べたが飽き足らず、飲んだが酔えず、着物を着たが暖まらない。かせぐ者がかせいでも、穴のあいた袋に入れるだけだ。」
どんなに頑張って働いても、どんなに一生懸命勉強をしても、それは穴の空いた器に水を入れているのと同じように、決して満たされることはないと言っています。
では、どうすればその状況から脱出できるのでしょうか。その鍵は8節に書かれてあります。
「山に登り、木を運んできて、宮を建てよ。そうすれば、わたしはそれを喜び、私の栄光を現そう。主は仰せられる。」
聖書で「山」ということばが出てくると、多くは「礼拝」を意味します。また、ここで使われている「木」とは原語で「エツ」といい、別の意味では絞首刑を意味します。つまり、何よりも優先して主を礼拝をし、自分に死に、主のために宮を建てるなら、主は喜んで下さり、栄光を現してくださるのです。
私たちがたとえ仕事をしていても、空き時間を利用して置かれた場所で、昼も夜も主を礼拝するなら、この御言葉が成就します。黙示録にも、次のように書かれています。
「だから彼らは神の御座の前にいて、聖所で昼も夜も神に使えているのです。そして、御座に着いていおられる方も、彼らの上に幕屋を張られるのです。」(黙示録7章15節)
あなたが置かれた場所で主を絶えず礼拝するなら、あなたの上に主が幕屋を張ってくださいます。それが山に登り、木を運んでくるということではないでしょうか。
もし、皆さんが自分が良い家に住むことだけ、つまり、目の欲、肉の欲、暮らし向きの自慢のために生きるなら、何も残らなくなりますが、自分に死に、すべてを主のために捧げるなら主が共に住んでくださいます。これこそが、ダビデの幕屋の回復です。
■A:考えてみよう
先日福岡で行われた日中韓リーダーサミットで講師をされたデイビット・ダミアン先生は、2014年が日本にとって大きな意味のある一年だということを語られていました。
まもなく2013年が終わります。来る2014年は、今まで以上に様々な事が加速し、大きな揺り動かしとともに今までにないほどの主の栄光が日本に現されていくでしょう。天ではその準備が整っています。しかし、地上で私たちがそれを許可しないと、天の祝福はこの地に解き放たれません。
それは他人ごとではなく、あなたの祈りにかかっています。
目を覚ましましょう。現状をよく考えてみてください。あなたが今行っていることは本当に最優先でするべきことですか?
今、日本中でダビデの幕屋が急速な勢いで立て直され、主の軍隊が招集されています。私はその戦いに参加したいです!
そういう生活を送ると、周りの人におかしく思われるかもしれません。人はこう言うかもしれません。
「万軍の主はこう仰せられる。この民は、主の宮を建てる時はまだ来ない、と言っている。」(ハガイ書1章2節)
民衆の声に従うのではなく、神の声に聞き従う必要があります。ノアが人にバカにされながらも忠実に神の声に従った結果、大洪水を逃れたように、私たちも今から全力で祈る生活を始めていきましょう。今が勝負の時です!
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。
【 しゅん 】
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