新宿シャローム教会 Shinjuku Shalom Church

■S:今日の聖書の言葉

ペテロの手紙　第二3章16節・17節(ナホム書3章)

★ その中で、ほかのすべての手紙でもそうなのですが、このことについて語っています。その手紙の中には理解しにくいところもあります。無知な、心の定まらない人たちは、聖書の他の箇所の場合もそうするのですが、それらの手紙を曲解し、自分自身に滅びを招いています。

愛する人たち。そういうわけですから、このことをあらかじめ知っておいて、よく気をつけ、無節操な者たちの迷いに誘い込まれて自分自身の堅実さを失うことにならないようにしなさい。

■O:今日のコラム

ペテロがこの手紙を書いた頃、偽教師が福音を曲解して教えていました。偽教師たちは、キリストの再臨や新天新地、また永遠の滅びを否定しました。そして、キリストの再臨を待ち望み、自分を聖別して (この世と区別して) 歩む者たちをバカにしていました。

パウロの語った 『行ないによるのではなく、信仰によって義とされる』 という教えを、文字のままとらえてしまうと、無律法主義になり、「何やってもいいんだよ〜。好きに生きてても救われるんだよ〜。」という肉的自由を解放してしまいかねません。

霊においての自由と解放は、肉においての自由とは異なることを見落とすと、この偽教師たちのした「曲解し、自分自身を滅びに招く」 (16節) 結果にいたります。

ペテロは、偽教師たちの惑わしにさらされながらも、自分たちをこの世と区別して (聖別して) 歩んでいる聖徒たちに向かって、「(主の来られる日を待ち望み続け）、しみも傷もない者として、平安をもって御前に出られるように、励みなさい」 (ペテロの手紙 第二 3章14節) と励ましました。

パウロは 「行ないによらず、信仰によりて義とされる」 と教えましたが、実際、彼の主に従う歩みは命がけでした。

自分たちを、この世と区分して(聖別して)歩むことは簡単ではありません。日々、霊の戦いがあります。自分の中の偽教師が、「別にいいんだよ〜。好きに生きてても大丈夫だよ〜。」 と生ぬるい道に誘ってきます。そういう偽教師を黙らせて下さい。

しかしながら苦しんでいなければ、主に従っていない、というワケではありません。主の御前には喜びが満ち、主の右には楽しみがとこしえにあります。(詩篇16篇11節) 主の御前にある本物の楽しみを存分に味わってしまうなら、この世の楽しみや栄誉はどんどんと色あせてゆくでしょう。

聖霊様をもっともっと頼りましょう。聖霊様にもっともっと聖なる飢え渇きをおこして頂きましょう。

私たちは、主にある真の自由をますます体験し、主と共に歩む真の喜びをますます体験するなら、自分たちの日々の歩みを、ますます聖別されたものへと変えることが出来ます。

これを読む１人ひとりが、職場において、学校において、家庭において、主を見上げて歩むその歩みを、神様が愛おしく愛おし〜く思っておられることを感謝します。捧げられるものがわずかでも、気落ちしないで下さい。レプタ銅貨を捧げた女のように、あなたのベストを主は喜んで下さいます！(マルコによる福音書12章)

■A：考えてみよう

ペテロはこの章の最後に、聖別した歩みのための最高のアドバイスをくれました。
「私たちの主であり救い主であるイエス・キリストの恵みと知識において成長しなさい。」 (ペテロの手紙 第二3章18節)

聖霊様を通して、主の恵みに更に気付くことが出来ます。御言葉に親しむことを通して、主を知る知識は増し加わります。知恵と啓示の御霊をさらに求めて、ともにキリストの恵みと知識において成長していきましょう！

■P：祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】