■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き27章22節

★しかし、今、お勧めします。元気を出しなさい。あなたがたのうち、いのちを失う者はひとりもありません。失われるのは船だけです。

■O:今日のコラム
使徒の働き27章は、パウロのローマへと向かう船が大きな嵐に巻き込まれ、幾日にも渡って激しい暴風に翻弄され、船のコントロールを失い、積荷を捨て、乗組員全員がついに生きる望みさえも失いそうになった出来事が記されています。
しかし、その嵐の中で主は御使いを送り、パウロにみことばを伝え、パウロは主から受けた約束を持って乗員を励ましました。

現在私たちもこのパウロの乗った船のように、コロナ禍という嵐に巻き込まれ、自分たちでコントロールが出来ず出口の見えない様な状態が続き、多くの損失を被り、希望を失ってしまいそうな状況の中に置かれています。現状や状況を見聞きするなら多くの心配と恐れを抱いてしまう時代ですが、しかし、その中でも私たちが目を向け、耳を傾ける必要があるのが主のみことばです。

ノアの箱舟には唯一天窓がついており、彼らは大嵐の中でも天だけを見上げることが出来ました。これは私たちが嵐の中でどこに目を向けるべきかを啓示したものです。
主は嵐(試練)の中で私たちが天に信仰の目を向け、主に向かって飢え渇き、祈りの叫び声を上げることを願っておられます。

「苦難の日にはわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。あなたはわたしをあがめよう。」(詩篇50:15)

「この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと、主は彼らを苦悩から連れ出された。主があらしを静めると、波はないだ。波がないだので彼らは喜んだ。そして主は、彼らをその望む港に導かれた。」(詩篇107:28~30)

パウロの一行は主からの励ましと約束を受け、一人も失われることなくマルタ島に到着しました。聖書に「マルタと呼ばれる島」(使徒28:1)と記されていることに注目しましょう。キプロス島であるなら、誰もが知っている有名な島なので聖書には「キプロス」とだけ記されています。しかし、マルタ島は「と呼ばれる」と記されていることから誰も知らないような島だったということが分かります。

パウロたちの思いにおいては「マルタ島」は全く計画の中に入っていませんでした。しかし、主は嵐の中でパウロの一行をマルタ島へと導き、マルタ島に福音が宣べ伝えられ、島全体に大リバイバルが起きたのでした。全ての人が目を留めず、忘れられたようなマルタ島も、主の御目には愛おしく尊い宣教地だったのです。

主は嵐を用いて私たちの計画を止められ、固定概念を砕き、私たちが自分の考えでは思いもしなかったような、目的地へと向かわせて下さるのです。それなので今の状況の中で「元気を出しましょう」。主はご自身の目的の港へと私たちを導いて下さっているのです。

私たちの思いを遥かに超えた主の計画を覚えて、主イエスの御名を褒め称え、主に感謝を捧げましょう。

■A:考えてみよう
今日、主に向かい声を上げて祈る時間を持ちましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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