■S:今日の聖書の言葉
エレミヤ書17章9-10,12節

★人の心は何よりも陰険で、それは直らない。だれが、それを知ることができよう。わたし、主が心を探り、思いを調べ、それぞれその生き方により、行いの結ぶ実によって報いる。
私たちの聖所のある所は、初めから高く上げられた栄光の王座である。

■O:今日のコラム
エレミヤ書から引き続き、悔い改めと恵み、救い主なるイエス様を受け取っていきます。今日は17章から「全ての道はイエス様に通ず」というテーマで3つのポイントを分かち合います。

(1) 私たちの心は何よりも陰険です

今日の御言葉は、人の心がどのようなものであるのかはっきりと語られています。それは「何よりも陰険」であるということです。陰険とは『表面は何気なく装いながら、心の内に悪意を隠しているさま』という意味です。外側は良く見えますが、私たちの内側には罪が潜み、自己中心であり、主から離れていく性質があります。

また陰険さは自分で悟ることができません。「だれが、それを知ることができよう。」とあるように、主がそれを明らかにされて、ようやく私たちは悟ることができるのです。

私は救われてから10年以上の年月が経ちました。その過程で悔い改めに導かれ、イエス様の血潮によって聖められ、少しずつ変えられる経験を何度もしました。そして私自身、過去の自分とは違うという自負心さえありました。しかし、それでもなお私の心には陰険さがあり、自己中心があるのです。

先月、私はしばらく休息する時を持ちました。その中でいつものように祈り、御言葉を朗読する時間を持ったのですが、それ以外の時間は自分が好きなことをして過ごしていたのです。与えられた休息の時間を主との深い交わりに献げるのではなく、世の楽しみに使い、多くの時間を無駄にしました。その時、自分がいかに世に捕われ、自己中心であり、主から離れた者であるかを示されたのです。

私たちの心は陰険で罪深いものです。しかし、主がそれを悟らせ、認める時に救いと恵みが始まります。なぜならこの罪のために献げられたイエス様がおられるからです。

(2) 主は心を探り、行いによって報います

主は私たちの心を探り、思いを調べ、そのすべてを見極められるお方です。もし私たちが主の御心に適わない時、その行いによって報いられます。しかし、それは主が私たちを愛して、平安と希望に導くためであることを感謝します。

「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。--主の御告げ--それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」(エレミヤ29:11)

私は先月しばらく休息する時を持ったと伝えましたが、それは主が私を強制的に立ち止まらせ、進む方向を変えるために起こった出来事であることを覚えます。

私は今年に入って仕事の役割と責任が大きくなり、より強いプレッシャーを受けていました。主との交わりや家族との時間よりも、仕事に心を奪われ、思い煩い、それから逃れるために仕事に専念するという悪循環に陥っていたのです。自分自身も走るフォームを変えなければいけないと主から示されていたのですが、それができずに同じ走り方でずっと進んでいました。

主は私が自分の力で変われないことを知っておられるので、強制的にストップしてくださいました。主は新しいものを創造されるために、古くなったものを壊されるお方です。

主は私のために計画を立てて、よく知っておられます。そして、その計画は平安であり、一時的には苦難の中を通ったとしても、将来は希望に満ち溢れていることを感謝します。

(3) 唯一の希望は高く上げられた栄光のイエス様です

私は内側にある罪が示され、間違った走り方に強制的なストップが掛かりました。主の御心に適っていなかったことを認め、悔い改めました。そのような状況で私が向かうべき所はどこでしょうか?それは救い主なるイエス様です。むしろイエス様しかいません。

私はイエス様なくしてはもう前に進めないことを告白し、へりくだり、主を切に求めました。イエス様の血潮による聖め、十字架の贖い、復活による新しい命という偉大な恵みに立ち返ったのです。

「それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、『イエス・キリストは主である』と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。」(ピリピ2:10-11)

私が悔い改め、へりくだりへと導かれたのは、イエス様が主であることを賛美するためでした。人生の王座に私ではなく、イエス様が座され、すべての栄光を受ける神であることを告白します。

私たちの人生に起こるすべての出来事は、イエス様へ通じる道であることを心から感謝します。

■A:考えてみよう
・私たちの心はどのようなものでしょうか?
・主が心を探られる時、喜ばれるでしょうか?
・今日もイエス様が人生の中心でしょうか?

■P:祈り
私の心は陰険であることを認めます。主の御心に適わない心であったことを告白します。しかし、このイエス様はこの私の救い主です。私の人生は主の御名を賛美します。
すべての出来事はイエス様に導かれるものであることを感謝します。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

■ご挨拶

マナメールを任せて頂き、心から感謝します。

マナメールは備える者が一番恵みを受けるという奉仕です。なので備える過程で私自身が主の御言葉を多く受け取り、へりくだる機会が与えられました。足りない者を用いてくださり、御言葉を啓示してくださった主に感謝します。

これからは真理のマナであるイエス様がお一人お一人に御言葉を語ってくださり、導いてくださいます。聖霊様が助け、御言葉を悟らせてくださいます。

マナメールを読んでくださった神の家族に感謝し、これらも主の豊かな平安があるように祈ります。

【 あさひ 】

カテゴリー: マナメール

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