■S:今日の聖書の言葉
使徒の働き6章4節
★そして、私たちは、もっぱら祈りとみことばの奉仕に励むことにします。
■O:今日のコラム
使徒の働きの中に見る初代教会の姿は、この終わりの時代の教会がモデルとすべく型であります。
初代教会には豊かな聖霊様の導きと、大胆な福音宣教の働きがありました。聖書の中で最も数多く「大胆」という言葉が記されているのは使徒の働きなのです。聖霊様は私たちに大胆な信仰を与えて下さいます。
「彼らがこう祈ると、その集まっていた場所が震い動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語りだした。」(使徒4:31)
「神が私たちに与えてくださったものは、おくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みとの霊です。」(2テモテ1:7)
「あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、『アバ、父。』と呼びます。」(ローマ8:15)
御霊なる主が私たちに与えて下さるものは大胆さであり、私たちは聖霊様を通して大胆に確信を持って主の御心の中をまっすぐに歩んで行く力を恵みにより受けることが出来ます。逆にこの世が私たちにもたらすものは数多くの恐れと心配です。
先に記した2テモテ1章7節に「おくびょうの霊」とあるように「おくびょう」は意志や思考を超えた霊的な力であり、おくびょうの霊に私たちが扉を開く時、同時に不信仰の力が働くようになり、神が本来与えようとしておられる相続から私たちを引き離すこととなります。
「勝利を得る者は、これらのものを相続する。わたしは彼の神となり、彼はわたしの子となる。しかし、おくびょう者、不信仰の者、憎むべき者、人を殺す者、不品行の者、魔術を行なう者、偶像を拝む者、すべて偽りを言う者どもの受ける分は、火と硫黄との燃える池の中にある。これが第二の死である。」(黙示録21:7,8)
ここでは神の国を相続出来ない者の先頭に「おくびょう者」と記されていることに注目しましょう。「おくびょう」が主の御前にどれだけ深刻な霊的状態であるかを知る必要があります。おくびょうは、全ての創造主であられる「主」以上に、人や状況、物事や問題を恐れる時に私たちの内にもたらされる性質です。
しかし、私たちはだれもが「おくびょう」の性質を持っているものです。
数多くの逆風が吹く中でなぜ初代教会の使徒たちはおくびょうに流されることなく大胆さを持つことが出来たのでしょうか。その秘訣が今日の御言葉にあります。それは、「もっぱら祈りとみことばに励む」ことです。これが信仰生活の基礎となり、揺るがされない土台となります。
初代教会の聖徒たちは迫害を受け、散らされていった先々で、家庭で、荒野で、洞窟で、あらゆる場所に教会を建て上げて行きました。それは彼らの生活に「祈りとみことば」という基礎がしっかりとあったからこそ出来たことです。
私たちも現在コロナ禍の中で教会に集まることが困難な時代になり始めています。そんな中で聖徒たち個々の信仰がしっかりと強められ、どこにおいても信仰者として礼拝者として固く立つことが必要とされます。どんなトレーニングもその方法を学ぶだけで無く、自ら毎日繰り返し行うことによって習慣となり、身について行きます。
今まで「祈りとみことば」の大切さを沢山学んできましたが、今はそれを実践する時です。自ら時間を区別して祈り、御言葉を朗読する時間を持ちましょう。
時に、家庭で集中して祈るのが難しく感じる時があります。私は家庭でも毎日みことばの朗読や、とりなしの祈りを持つ以外に、1時間は異言で祈り、聖霊様の臨在を歓迎し、主の導きを求めて祈っています。
1時間まとめて祈るのは集中力がもたない場合もありますので「(異言の10分の祈り)https://youtu.be/WFXsh57c1EQ」を6回に分けて1日のあらゆる時間に10分祈り、合計1時間の異言の祈りの時間を持っています。ぜひ皆様もまずは10分の祈りの時間を持つことから始めて、日々の祈りの習慣を身につけて下さい。
私たちは共に最後まで堅く信仰に立って主の道を走り抜きましょう。必ず御霊なる主が私たちに力を与えて下さいます。最後にこの御言葉を記します。
「『もうしばらくすれば、来るべき方が来られる。おそくなることはない。 わたしの義人は信仰によって生きる。もし、恐れ退く(恐れてひるんでしまう)なら、わたしのこころは彼を喜ばない(彼に楽しみを覚えない)。』私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じて(主に信頼し、すがり、より頼んで)いのちを保つ(堅く立って敵の陣を攻めていく)者です。」(ヘブル10:37~39)
■A:考えてみよう
この時代にあって堅く信仰に立って歩むことが出来るように、祈りとみことばの習慣を身につけましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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