■S:今日の聖書の言葉
テサロニケ人への手紙第一1章2,3節

★私たちは、いつもあなたがたすべてのために神に感謝し、祈りのときにあなたがたを覚え、
絶えず、私たちの父なる神の御前に、あなたがたの信仰の働き、愛の労苦、主イエス・キリストへの望みの忍耐を思い起こしています。

■O:今日のコラム
テサロニケの教会はパウロの二回目の伝道旅行の時に生まれた教会でした。

パウロはテサロニケで三週間にわたって、聖書に基づいてイェシュアが救い主であることを教えました。けれども、パウロたちを受け入れていたヤソンの家は、妬みにかられたユダヤ人たちからの激しい迫害にあい、パウロたちはその町を出て行かざるをえなくなりました。

「こうして、あなたがたは、マケドニヤとアカヤとのすべての信者の模範になったのです。主のことばが、あなたがたのところから出てマケドニヤとアカヤに響き渡っただけでなく、神に対するあなたがたの信仰はあらゆる所に伝わっているので、私たちは何も言わなくてよいほどです。」(1テサロニケ1:7,8)

三週間という短い期間に建てられた教会であったにも関わらず、このテサロニケ人の教会はその地方に影響を及ぼす模範的な信仰の教会となりました。長い弟子訓練の期間が設けられたわけではありませんが、テサロニケの教会の信者たちは模範的なキリスト者となった、とパウロは言っています。

このテサロニケの教会にあったもの、それは「信仰の働き、愛の労苦、主イエス・キリストへの望みの忍耐」でした。信仰があってこその働きであり、愛しているからこその労苦、主イエスへの望みがあるからこその忍耐です。

信仰の土台がないままの働き、愛が動機となっていない労苦、主イエスへの望みを抱いていない中での忍耐には限界があるでしょう。

世界中の教会がコロナの影響を受け、今までと同じように礼拝を持つことができない状況にあります。揺り動かしが起き始めているこの時代に生きるキリスト者として、この先、さらに揺すぶられることに備えて、今一度、自分たちの土台、動機、信仰を確認する必要を感じます。

我が家では年に一回、給湯器などのガス家電が正しく機動していて、ガスが漏れていないかなどを点検するためにガス会社の人が来てくれます。何事も、次の期間、次のシーズンも継続していくための定期的な点検が必要とされます。

同じように教会にも、次のシーズン、神の御心のままに信仰の歩みを継続していくための点検が必要であると感じます。

【信仰の土台】

「その土台とはイエス・キリストです。」(第一コリント3:11b)

「ただし、あなたがたは、しっかりとした土台の上に堅く立って、すでに聞いた福音の望みからはずれることなく、信仰に踏みとどまらなければなりません。」(コロサイ1:23a)

【愛】

「そこで私は、その人に対する愛を確認することを、あなたがたに勧めます。」(第二コリント2:8)

「キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。」(エペソ4:16)

【主イエスへの望みの忍耐】

「ですから、あなたがたは、心を引き締め、身を慎み、イエス・キリストの現れのときあなたがたにもたらされる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。」(第一ペテロ1:13)

「また、神が死者の中からよみがえらせなさった御子、すなわち、やがて来る御怒りから私たちを救い出してくださるイエスが天から来られるのを待ち望むようになったか、それらのことは他の人々が言い広めているのです。」(第一テサロニケ1:10)

「彼は、キリストのゆえに受けるそしりを、エジプトの宝にまさる大きな富と思いました。彼は報いとして与えられるものから目を離さなかったのです。」(ヘブル11:26)

■A:考えてみよう

自分が神様から召命を受けてスタートした事柄は果たして信仰の土台、強い確信の上に立っているだろうか?
また、自分の労苦の動機は愛に基づいているだろうか?
今、忍耐している事柄の先に、主イエスへの望みをはっきり持っているだろうか?

御霊によって祈り、今一度、しっかりと土台を据え、動機を確認していきましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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