■S:今日の聖書の言葉
詩篇135篇15~18節

★異邦の民の偶像は、銀や金で、人の手のわざです。口があっても語れず、目があっても見えません。耳があっても聞こえず、また、その口には息がありません。これを造る者もこれに信頼する者もみな、これと同じです。

■O:今日のコラム
四福音書に繰り返し、「耳が聞こえない、目が見えない者」ということが記されていると聞き、そのような視点で聖書を読む時に、自分にもその言葉が刺さりました。

私たちは、口、目、耳を持って生まれてきます。しかし、霊的においては、本来主が創造されたように正しく機能しているのだろうか…これだけ聖書が語っているならば、聖霊様に私の内を探っていただかなければならないと思わされます。

今日の箇所を読むと、偶像により頼む時に、私たちは口、目、耳が霊的には閉ざされてしまうということを学ぶことができます。

例えば、日々の歩みの中で自分の願いが偶像になっていると、そのことを肯定することに耳は開かれます。欲しいものが偶像となる時に、そのことばかりに目が奪われてしまいます。また悩みや傷が偶像となってしまうことそのことばかり口にしてしまうことがあるのではないでしょうか。

神様を第一とするよりもその偶像に心奪われる時に、結局それらに支配されている自分に気が付きます。

「私の目はいつも主に向かう。主が私の足を網から引き出してくださるから。」(詩篇25:15)

以前、このみことばから、「主の前に出ても足にからみつくことばかりに心奪われ、そのことばかり告白し思い巡らしているならば、たとえ何時間祈ったとしても、結局心は変えられていない。祈り終わってもなおも縛られているようなことがある。そのような時は、また初めから祈りの場に入り直し、ただ主に目を向ける必要があります!」という分かち合いを聞きました。本当に本当にアーメンだと思わされました。

主よりも優先されるものが、私たちを息のないもの、すなわちいのちのないものとすることを今日改めて覚えたいと思います。

また一歩掘り下げて祈り求める中で、「見えない者、聞けない者」という言葉の多くは、パリサイ人たちに対してイエス様がおっしゃっていると言うことが分かります。

彼らの偶像とは、自分たちの義です。自分たちの教え、言い伝えによる自分たちの正しさ、習慣、行いが彼らの最も大切なものだったのです。

このことを本当に主は忌み嫌われています。何度も叱責されています。しかし、最近それはただ怒っているのではなく、熱心の方向が間違った、悔い改めることのできない者たちを何度も叱責するほどに、主は彼らをあわれみと回復を与えたいお方なのだと思わされました。

興味がなかったら、どうでもよかったら、私たちは怒ったり指摘したりしません。でも、そこに大切なものが隠されていて、本当に大切に思うからこそ、何度も何度も主は叱責されるのではないでしょうか。

「私は、彼らが神に対して熱心であることをあかしします。しかし、その熱心は知識に基づくものではありません。というのは、彼らは神の義を知らず、自分自身の義を立てようとして、神の義に従わなかったからです。」(ローマ10:2~3)

彼らにあった偶像こそ、私たちも持ちやすい霊的な偶像の一つではないでしょうか。

いのちと御霊の律法である、主の生ける言葉からはいのちが生まれますが、罪と死の律法からは、いのちのない偶像が生まれます。そして、そのことにかなうことに耳と目は奪われ、口はそのことを教えていくのです。結果、さらにその自己義という偶像は強固なものとされていきます。恐ろしい悪循環です。

この暗闇を立ち切り、死からいのちの歩みへと引き上げてくださった私たちの主であることを感謝いたします。負のループの反対にあるのは恵みのサイクルです。

「なぜなら、キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の原理から、あなたを解放したからです。」(ローマ8:2)

第一のものが第一とされる時に、私たちは私の声、人の声でなく、このお方の御声を聞くことができます。また真理に目が開かれ、私たちの口はイエス様と同じことを語るようになります。そしてさらに、主により頼む者とされていき、主の深いこころを得るいのちの歩みが開かれていくのです。

■A:考えてみよう
・日々の歩みの中において、自分にとって偶像となっているものは何だろうか。

・霊的な偶像として今日取り上げた、自分の義を握り、主の義を受け取ることを拒んでいないだろうか。

聖霊様に探っていただき、私たちの中にある拠り所となっている偶像を今日主に打ち砕いていただきましょう。

「拠り所がこわされたら正しいものに何ができようか。」(詩篇11:3)

・主を主とし、耳は愛する主の声を聞き、目は主の真理を見つめ、口は主の言葉を語る者となることができるように願います。

下記のみことばを今日も自分自身の祈りとして告白しましょう。

「聞きなさい。イスラエル。主は私たちの神。主はただひとりである。心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。」(申命記6:4~5)

■P:祈り

愛するイエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ゆうこ 】

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