■S:今日の聖書の言葉
マルコによる福音書11章15〜17節

★それから、彼らはエルサレムに着いた。イエスは宮にはいり、宮の中で売り買いしている人々を追い出し始め、両替人の台や、鳩を売る者たちの腰掛けを倒し、また宮を通り抜けて器具を運ぶことをだれにもお許しにならなかった。そして、彼らに教えて言われた。「『わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれる(祈りの家でなければならない)。』と書いてあるではありませんか。それなのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしたのです。」

■O:今日のコラム
主がご自身の宮を見られる時に、その場所が祈りの家であって欲しい、いやもっと強い表現で「祈りの家でなければならない。」と言われています。

イエス様がエルサレム神殿に入られた時、その場所が祈りの家とは程遠く、人々の私利私欲が渦巻く場所であった為、聖書の他の場面でもこれ程の怒りを表したことがない程の怒りをイエス様が表されました。それは詩篇に、

「あなたの家を思う熱心が私を食い尽くす。」(詩篇69:9)と記されている通りです。イエス様の内には主の家を思う熱烈な情熱が燃えていました。それはエルサレム神殿に対してだけで無く、ご自身が十字架で命の代価を支払って買い取られた教会に対しても同じ情熱を持っておられます。

ここでイエス様が宮から追い出した人々は、私自身の内に巣食う性質であり、主はまず何よりも主の宮として贖われた私たちの内からこの性質を取り除きたいと願っておられます。ここでイエス様が宮から追い出されたものは大きく分けて二種類あります。

1.自己中心に生きる心
イエス様が怒りを燃やして宮から追い出されたのは宮で商売をする人々でした。これは教会で何かを売ってはいけないとか、教会がビジネスに関わることは良くない。と言っているのではありません。この当時エルサレム神殿で商売をしていた人々は律法に反する傷ついた捧げ物を、しかも異邦人に不当に高額な値段で売っていました。また両替人たちも不当な換金率で外貨を換金をしていました。

これは「主を愛する」という第一の戒めにも、「隣人を愛する」という第二の戒めにも反する主の心から大きく離れた行動でした。

主が私の内から、愛に基づかない自分の利益ばかり追求する自己中心の性質を追い出して下さいますように。

2.利己的な心
イエス様はもう一つの種類の人々「宮を通過する人々」を止めました。詳訳聖書には「近道をするために宮を通り抜ける人々」と記されています。教会に対しても、主の心では無く自分の利己心が先にある時、たとえば「教会に行けば良い結婚相手が見つかる。」とか「教会のミニストリーを利用して自分の夢を実現しよう。」とか・・・。そのように利己的な目的を持って教会を通過しようとすることを止められます。

利己心が先に来る時、主の御言葉の真理は後になり、福音や御言葉の真理が歪められてしまいます。私たちのビジョンや夢が先にあってそこに御言葉を後付けするのでは無く、まず主の御霊と御言葉から志と願いを受け取って歩んで行くことが大切です。パウロは厳しい言葉でこう言っています。

「また、知性が腐ってしまって真理を失った人々、すなわち敬虔を利得の手段と考えている人たちの間には、絶え間のない紛争が生じるのです。」(第一テモテ6:5)

これらの性質は「誰か」の内にあるのではなく「私」の内にあるものです。かつて旧約聖書の時代にエブス人(高慢と頑固さ)がエルサレムを支配し、またイエス様の時代にはエルサレムの宮を自己中心と利己的な心を持った人々が占領していたように、私の心のエルサレムを支配するこれらの性質が主の御言葉と御霊の洗いによって、また主イエスの血潮のきよめによって日々私の心から締め出されていきますように。

以下の御言葉を朗読して自分の魂のエルサレムから悪を行う性質が追い出され、主イエスが王として正しく治めて下さることを求めて祈りましょう。

■A:考えてみよう
以下の御言葉を朗読し、自分の内にある魂のエルサレムの見張り人として祈りましょう。

「欺く者は、私の家の中には住みえず、偽りを語る者は、私の目の前に堅く立つことができません。朝ごとに、私は国の中の悪者をことごとく滅ぼします。それは主の都から、不法を行なう者をことごとく断ち切るためです。」(詩篇101:7,8)

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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