■S:今日の聖書の言葉
サムエル記第二4章9~11節

★すると、ダビデは、ベエロテ人リモンの子レカブとその兄弟バアナに答えて言った。「私のいのちをあらゆる苦難から救い出してくださった主は生きておられる。かつて私に、『ご覧ください。サウルは死にました』と告げて、自分自身では、良い知らせをもたらしたつもりでいた者を、私は捕えて、ツィケラグで殺した。それが、その良い知らせの報いであった。まして、この悪者どもが、ひとりの正しい人を、その家の中の、しかも寝床の上で殺したときはなおのこと、今、私は彼の血の責任をおまえたちに問い、この地からおまえたちを除き去らないでおられようか。」

■O:今日のコラム
ダビデの生き方は、ひと言で言うなら「主を畏れて生きる」生き方でした。それは時として世の常識から外れています。けれども、その生き方は主を喜ばせ、ついには人々からも喜ばれる結果となります。(2サムエル3:36)

主を畏れて生きる、とは「罰が当たらないようにビクビクしながら生きる」とか「さわらぬ神に祟りなし」とか、そういうことではありません。「主の心を知って、主の心にかなう生き方をする」ことです。主は公義を愛されるお方です。(ミカ6:8) ですから主の心にかなう生き方とは、ひとつには自分の損得、自分の好悪ではなく、公義に生きる生き方、と言えます。

今朝の箇所の冒頭、サウル家とダビデ家の間で長く戦争状態が続いていた、とあります。(2サムエル3:1) であれば、ふつう常識では「ダビデはサウル家の頭イシュ・ボシェテの首を欲しているだろう」と考えます。そう考えたイシュ・ボシェテの家来たちは、主人を裏切って、寝ているところを襲い、その首をはねてダビデのもとに持参しました。そのときダビデが口にした言葉が、本日の引用箇所です。

ここでイシュ・ボシェテの首を持ってきたレカブとバアナは、当然、ダビデが喜ぶだろうと期待していました。ところがダビデは喜ぶどころか怒りました。そして彼らを殺します。何故でしょうか?ダビデにとって好都合だったのではないでしょうか? 

事実、この後、イシュ・ボシェテが暗殺されたことで、イスラエルの全部族がダビデのもとに馳せ参じ、ダビデを全イスラエルの王と認めています。(2サムエル5:1) 
にもかかわらず、ダビデはかの二人を殺しました。それは彼らが主の忌み嫌う方法でイシュ・ボシェテを殺したからです。主は卑怯なやり方が大嫌いなのです。ダビデは主の、そのご性質を良く知っていました。なので(自分の得になることでしたが)主の怒りを体現して二人を殺したのです。

この行為は通常あり得ないことです。民は王の振る舞いによって動機づけられます。敵将の首を取ってきたら王に褒められる。だからこそ、また次も王の寵を得ようと部下たちは命を懸けます。それが敵の首を取ってきたら殺された、となれば大変です。部下は混乱しかねません。けれどもダビデは人を恐れませんでした。神を畏れていたからです。人を恐れると罠に陥ります。(箴言29:25)

ダビデの生き方は一貫しています。

イシュ・ボシェテ暗殺の前は、アブネルがヨアブの騙し討ちで殺されるという事件が起きています。(2サムエル3章) このときもダビデはアブネルの死を悼み、断食し、弔いの歌を歌っています。アブネルとは敵サウル家の将軍です!けれども、ダビデはヨアブの採った卑怯なやり方が主に憎まれることを知っていました。ですから、ダビデはアブネルの死を喜ばなかったのです。

その前の第2サムエル1章では、ダビデはサウルの死を報告したアマレク人を殺しました。サウルの王冠と腕輪を携え、自分がサウルのとどめを刺したという話しまで添えてダビデのもとに来たこのアマレク人は、当然、ダビデに喜ばれると思っていたでしょう。けれどもダビデは「主が油を注がれた者に手を下すとは、お前は主を恐れないのか!」と言って彼を殺しました。

さらに遡って、第1サムエル30章には、ダビデがアマレク人に奪われた家族、財産を奪い返す記録がありますが、ここでダビデは、戦いに出て行った者たちと、荷物の番をしていた者たちとに、分捕りものを等しく分けます。それは、勝利を下さったのは主だからです。(1サムエル30:23) 

ですから主が嫌われる方法を採ってはならない、というわけです。けれども、これも常識的にはあり得ないことでしょう、、、。下手をすれば戦意喪失。次からは皆、荷物番をしたがるかも知れません。

しかしダビデは主の心を知っていました。川を渡らなかった者たちは怠けていたのでしょうか?ズルをしたのでしょうか?いいえ、彼らは疲れ果てて渡れなかったのです。主はあわれみ深いお方です。その主の心をダビデは感じて、行動に移したのでした。

このようにダビデは常に主を畏れて生きました。それは時として世の常識から外れていました。けれどもダビデは人を恐れませんでした。ただ主の心だけを見ていたからです。それゆえ主はダビデを喜ばれました。そしてついには、人々からも支持される結果となったのです。

■A:考えてみよう
今日もひと日、主を畏れて生きてゆこう。
主は公義を愛されるお方。ゆえに私も自分の損得、自分の好悪を捨てて公義に生きよう。
主はフェアなお方。ゆえに私も卑怯なやり方はすまい、と心を定めよう。
主はあわれみ深いお方。ゆえに私もあわれみ深く生きてゆこう。

■P:祈り
聖霊様、どうぞ今日もひと日、私を導き、私を助け、力を与えて、為すべき務めを果たさせて下さい。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 よしかず 】

■■ Shalom !!! ■■
新宿シャローム教会
〒169-0073
東京都新宿区百人町1-23-24アミューズ大久保ビル2F
TEL 03-3371-7558
Mail: info@shalom3.com
WEB : https://shinjuku-shalom.com/

★マナメールのバックナンバーは、ホームページからもご覧いただけます。
https://shinjuku-shalom.com/archives/category/devotion

【日曜礼拝】
ホームページにてご確認ください。
WEB : https://shinjuku-shalom.com/

【祈り会S.H.O.P.】(大久保会堂)
WEB https://shop24-365.org

__c15__宛てにお送りいたしております。

メルマガ解除はこちらより行ってください
__stop__

今日も皆様の祝福を心からお祈りしています。

●ゆうちょ銀行
記号:10150
番号:22259301
口座名義:ショップ

●ゆうちょ銀行(他銀行から)
銀行名:ゆうちょ銀行(金融機関コード9900)
店名:0一八(読み ゼロイチハチ)
店番:018
種目:普通預金
番号:2225930
名義:SHOP

●ゆうちょ銀行
記号:10190
番号:13433301
名義:新宿シャローム教会

●ゆうちょ銀行(他銀行から)
銀行名:ゆうちょ銀行
支店名:〇一八(ゼロイチハチ)
種別:普通
番号:1343330
名義:新宿シャローム教会

カテゴリー: マナメール

オンライン献金はこちらから。

大きな額の献金は手数料の少ない口座振り込みをお勧めいたします。

オンラインサポートの手順

一つのコメント


  1. 鷺谷しげ子 より:

    主は公正で誠実なお方。誠実を尊ばれる。私は自分に偽りが無いか。
    主を畏れて生きて行こうと思います。

  • 最近のコメント

  • 新宿シャローム教会 大久保会堂


    〒169-0073 東京都新宿区百人町1-23-24アミューズ大久保ビル2F
    TEL 03-3371-7558
  • アーカイブ

  • カテゴリー