■S:今日の聖書の言葉
サムエル記第一31章3,4節
★攻撃はサウルに集中し、射手たちが彼をねらい撃ちにしたので、彼は射手たちのためにひどい傷を負った。
サウルは、道具持ちに言った。「おまえの剣を抜いて、それで私を刺し殺してくれ。あの割礼を受けていない者どもがやって来て、私を刺し殺し、私をなぶり者にするといけないから。」しかし、道具持ちは、非常に恐れて、とてもその気になれなかった。そこで、サウルは剣を取り、その上にうつぶせに倒れた。
■O:今日のコラム
サウルは人より際立って背が高く、美男子で見た目に立派な王でした。しかしサウルは同時に人の目を気にする性質を強く持っていました。
聖絶の物を惜しんで取っておいた件でサムエルがサウルを叱責して去っていこうとした時にも、「皆が見ている前ですから、ここは私の顔を立てて一緒にいてください」と嘆願する場面もありました。
そんなサウルが死ぬ時がやってきました。サウルに弓矢が集中しました。これは私たちに当てはめるなら、人々からの批判やののしりです。
「彼らは、その舌を剣のように、とぎすまし、苦いことばの矢を放っています。」(詩篇64:3)
その時に私たちが取るべき態度は、矢を射返すことではありません。一度は説明が必要なこともありますが、同じ言葉を繰り返すことは良くないと箴言にあります。また弓矢の傷で死ぬことでもありません。
そんな時こそ御言葉の剣で自分自身を貫き、自我が死ぬ時です。サウルがうつ伏せに倒れて自らを突き刺したように、主の御前にひれ伏す時です。
自分の中で、人の目を気にするサウルが死んで、自分の中に新しく真の礼拝者であるダビデ、いやイエス様が王となる時なのです。
■A:考えてみよう
私も批判の集中砲火を浴びたときに主からの語りかけは「黙れ」でした。そして御言葉が与えられました。
「彼は痛めつけられた。彼は苦しんだが、口を開かない。ほふり場に引かれて行く羊のように、毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、彼は口を開かない。」(イザヤ53:7)
そして言い返し力で押さえ込もうとする自分が死んだ時に、イエス様と新しく出会い、自分の中で何かが新しく生まれ変わるような感覚を覚えました。
■P:祈り
文字は殺し、御霊は生かすという御言葉を感謝します。批判やののしりに苦しむ時こと御言葉に死ぬことを覚えさせてください。栄光のよみがえりを与えてくださる主を褒め称えます。できれば批判はされたくありませんが、避け得ない物であるならば、身を低くして受け止めます。私の一番の願い求めは、人の賞賛の声ではなくイエス様です。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まじまこ 】
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