■S:今日の聖書の言葉
サムエル記第一21章12節

★ダビデは、このことばを気にして、ガテの王アキシュを非常に恐れた。

■O:今日のコラム
ダビデはガテの王アキシュのところへ行ったとき、家来たちが「『この人は、あの国の王ダビデではありませんか。みなが踊りながら、『サウルは千を打ち、ダビデは万を打った』と言って歌っていたのは、この人のことではありませんか。』」(1サムエル21:10~11)と言ったこのことばを気にして、アキシュを恐れます。
彼はそのことばのゆえに、アキシュがひどい仕打ちするのではないかと恐れたのでしょう。

この場面(1サムエル記21:10~15)におけるダビデの告白、主への賛美として詩篇34篇と56篇が記されていますが、その中で彼はこのように告白しています。

「主を恐れよ。その聖徒たちよ。彼を恐れる者には乏しいことはないからだ。」(詩篇34:9)

「恐れのある日に、私は、あなたに信頼します。神にあって、私はみことばを、ほめたたえます。私は神に信頼し、何も恐れません。肉なる者が、私に何をなしえましょう。…私は、神に信頼しています。それゆえ、恐れません。人が、私に何をなしえましょう。」(詩篇56:3~4、11)

ダビデは恐れましたが、悔い改めて、主がどのような方であることに注目し、主を恐れること、主に信頼することを宣言し、神の御言葉をほめたたえました。つまり彼は主のご性質に目を留めて、神を恐れることを選択したわけです。

私たちも生きている中で、恐れ、悩み、不安、心配、思い煩いなどあらゆる主からでないものが心や思いの中にきます。それらがきたときに私たちが自らのたましいを奮い立たせ、この口を通して御言葉を宣言するときに突破がもたらされることを信じます。

またダビデは人のことばのゆえに人を恐れました。もし私たちの中にも人のことば、神からでないことば、真理のようでそうではないことばがあり、その種が私たちのうちに根を伸ばすなら、私たちの結ぶ実は人や自分自身の実になってしまいます。

ですから人のことばのような朽ちる種ではなく、むしろそれらを退けて、神の朽ちない生ける種が私たちのうちに根を張り、平安な義の実を結んでいくことを求めていこうではありませんか。

「あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない種からであり、生ける、いつまでも変わることのない、神のことばによるのです。」(1ペテロ1:23)

そしてダビデは、敵に追われ逃れる中で、どのような者を主が探し求めておられるかを悟りました。

「主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、霊の砕かれた者を救われる。」(詩篇34:18)

1サムエル22章には、ダビデがアドラムの洞穴で過ごすことが記されていますが、ダビデは王として油注がれた者であった者であるのにもかかわらず、洞穴で過ごすというへりくだりのプロセスを通らされます。イエス様も公に宣教を開始される前、荒野というプロセスを通られました。

しかしそれは主の目には尊いことであり、むしろ主はへりくだった者を探しておられることを覚えます。

「いと高くあがめられ、永遠の住まいに住み、その名を聖ととなえられる方が、こう仰せられる。「わたしは、高く聖なる所に住み、心砕かれて、へりくだった人とともに住む。へりくだった人の霊を生かし、砕かれた人の心を生かすためである。」(イザヤ57:15)

「これらすべては、わたしの手が造ったもの、これらすべてはわたしのものだ。──主の御告げ──わたしが目を留める者は、へりくだって心砕かれ、わたしのことばにおののく者だ。」(イザヤ66:2)

イエス様が神のあり方を捨てられてへりくだられたように、私たちも今一度積み上げた自分が正しいと思う事柄や歩みを捨てて、へりくだって主とともに歩む、主が住んでくださる砕かれた心をもって歩んでいきましょう。

■A:考えてみよう
・ダビデはなぜアキシュを恐れたのでしょうか。

・ダビデはアキシュを恐れることからどのようにして主を恐れることへと方向転換したのでしょうか。

困難な状況、不安、恐れ、悩み、難しい人間関係、人のことばなどが私たちの中にあるのであれば、詩篇34篇と56篇を朗読し、たましいを奮い立たせて主をほめたたえ御言葉を宣言しましょう。

またダビデがへりくだることを通して、真実に主と一つなり、主に喜ばれる者となったように、私たちも主のことばに恐れおののいて、へりくだることを選択し、主の喜びの中を進んでいきましょう。

■P:祈り
愛するイエス様、あなたの恵みと愛を感謝します。今日の御言葉を通して、私の中にある自分や人から生まれる恐れや心配があったこと、また人のことばが私のうちにあったことを教えられました。主へ、唯一恐れるべきはあなただけであり、主以外は私に何もできないことを覚えます。そして私はあなたの御言葉を恐れ、ほめたたえます。どうぞ人のことばを私のうちから焼き尽くし、生ける命の御言葉で満たしてください。
またダビデがへりくだることを学んだように、私も主にあってへりくだることができるように助け導いてください。

愛する主イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 たくみ 】

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