■S:今日の聖書の言葉
ピリピ人への手紙2章6~9節

★キリストは、神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てることができないとは考えないで、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられたのです。キリストは人としての性質をもって現われ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われたのです。それゆえ、神は、キリストを高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。

■O:今日のコラム
2021年、新しい一年を主に感謝致します。今年も一日一日、祈りと御言葉の生活を続けて参りましょう。2021年に驚くばかりの主のご計画が私たちの人生に、日本の各教会と地域に、そしてこの国家と国々に成し遂げられて行くことを信じます。

2021年の新宿シャローム教会の一年間には「イエス・キリスト ~すべての名にまさる名~」というテーマが与えられています。ただ主イエスだけを見上げ続けて、主イエスの十字架の足跡に従いついて行く一年の歩みとなりますように。

昨年はコロナ禍の中で様々な働きや計画を手放し、通常の歩みが止められることを経験しました。その中で静まり、祈りと御言葉に多くの時間を捧げる中で、主は私が今まで思いも考えもしなかった道へと導かれ、扉を開いて下さいました。東京にある唯一の村、檜原村に対するビジョンが与えられたのです。

東京の中でも最も多くの人々が行き来をする新宿から、最も人口が少ない檜原村へ教会が足を踏み入れることは大きなチャレンジです。しかし、このこととは比べ物にならない程に素晴らしいことをイエス様は私たちの為にして下さいました。

最も高い地位にある神という特権さえも捨て去って天からこの地に来られ、しもべの姿を持って私たちに仕えて下さったのです。檜原村に数回訪れ、その会堂に入った時、最初は古びたその建物に目が留まりました。しかし、その会堂でしばらく祈る内に主の心がこの場所に注がれていることを感じました。

この会堂は25年前に今はもう天に召された牧師先生が主から明確なビジョンを受けて建てたものです。「祈りの家」という名前が付けられ、多くの聖徒たちの祈りがここに積み上げられてきました。しかし、10年程前にその牧師先生が召された後、教会は揺り動かしを受けて弱くなり、ここ近年はその会堂が使われず放置された状態になっていました。

このままでは廃墟となり朽ち果てて行くこの場所に対して主はまるで私に矢を突き刺すかのように思いと願いを与えて下さいました。この祈りの家を買い取り、建て直すことは、廃墟となったダビデの幕屋を建て直すことだと感じています。私たちがこの場所を選んだのではなく、この場所に積み上げられた祈りと主のビジョンが私たちを呼び、祈る者たちが来るように叫んでいることを感じています。

今年2021年は激動の年となり多くの変化を経験するでしょう。しかし、主は御翼の陰で私たちを養い守り、焦げ付く地でも私たちを強め、水の枯れない源のように御霊で満たし、廃墟を建て直す者として生かして下さいます(イザヤ書58:11~12節の約束)。

目に見える領域においては様々な恐れや問題や暗闇がクローズアップされて行くでしょうが、しかし霊的な領域においては様々な重荷、抑圧、長年私たちを捕らえて来た鎖、固定概念、目を見えなくさせていた覆いが取り除けられて、偉大な解放と自由を受け取る年と必ずなります。

この新しい一年、皆様に驚くほどに素晴らしい主の恵みと油注ぎが臨みますように。また私たちに与えられた檜原村のプロジェクトも共に立ってお祈り下さい。

■A:考えてみよう
2021年の新しい年をイエス様に捧げて祈りと礼拝の時を持ちましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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