■S:今日の聖書の言葉
ヨハネの黙示録9章4節
★そして彼らは、地の草やすべての青草や、すべての木には害を加えないで、ただ、額に神の印を押されていない人間にだけ害を加えるように言い渡された。
■O:今日のコラム
黙示録の70%以上は旧約聖書の預言から引用されています。旧約聖書を読めば黙示録がより立体的に見えるようになり、また黙示録を読めば旧約聖書の預言の解き明かしが開かれるようになります。黙示録9章に記されている額に印を押された聖徒たちが特別な主の守りを受ける内容も、エゼキエル書の中にその預言のオリジナルが記されています。
「主は彼にこう仰せられた。『町の中、エルサレムの中を行き巡り、この町で行なわれているすべての忌みきらうべきことのために嘆き、悲しんでいる人々の額にしるしをつけよ。』」(エゼキエル書9章4節)
この「しるし」はどんな「しるし」が付けられるのでしょうか。原語を探るとその「しるし」はヘブル語のアルファベットの最後の言葉にあたる「ターヴ」という言葉だということがわかります。ヘブル語は象形文字になっており、アルファベットの一つ一つに意味があり「ターヴ」は十字架を意味する言葉です。
つまり額につけられる印とは「十字架」すなわち主イエス・キリストを信じる信仰と十字架の血潮の贖いのしるしがそこに記されるのです。額は私たちの霊性を表す部分です。ユダヤ人たちは祈りの時に額にテフィリンという箱を置き、絶えず自分の思いの中に主の御言葉と契約があることを覚えて祈ります。私たちも日々主の約束を覚えて、主イエス・キリストの十字架の贖いによる契約を思いめぐらして祈りの生活を続けてまいりましょう。エゼキエル書において裁きは主の聖所から始まります。
「また、私が聞いていると、ほかの者たちに、こう仰せられた。『彼のあとについて町の中を行き巡って、打ち殺せ。惜しんではならない、あわれんではならない。年寄りも、若い男も、若い女も、子どもも、女たちも殺して滅ぼせ。しかし、あのしるしのついた者にはだれにも近づいてはならない。まずわたしの聖所から始めよ。』そこで、彼らは神殿の前にいた老人たちから始めた。(エゼキエル書9章5〜6節)
またペテロはこう言っています。
「なぜなら、さばきが神の家から始まる時が来ているからです。さばきが、まず私たちから始まるのだとしたら、神の福音に従わない人たちの終わりは、どうなることでしょう。」(第一ペテロ4章17節)
さばきは私の内から、そして神の家から始まります。このさばきに合格する道は主イエスの十字架の贖いに留まる意外にありません。私たちの額には神のしるし、十字架の印が押されているでしょうか。神の教会は主イエス・キリストの十字架の救いを見上げているでしょうか。今日、以下の内容を一緒に祈りましょう。
■A:考えてみよう
忙しく慌ただしいシーズンの中で、自分自身と主の教会が主イエス・キリストの十字架の血潮とその贖いから目を離すことなく、十字架の信仰に留まり続けることが出来るように祈りましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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