■S:今日の聖書の言葉
詩篇103篇2節

★わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。

■O:今日のコラム
みなさんは歩いていて、道路のアスファルトの隙間にある砂粒を見つけて「ああ、私の子どものようだ。愛おしくてたまらない」と思ったことがありますか?絶対にないですよね。

今日の通読箇所、詩篇103篇では、神様が私たちにそれ以上の事をしてくださった事が書かれています。

「父がその子をあわれむように、主は、ご自分を恐れる者をあわれまれる。主は、私たちの成り立ちを知り、私たちがちりにすぎないことを心に留めておられる。」(13-14節)

さらに続く15-16節にはこのように書かれています。

「人の日は、草のよう。野の花のように咲く。風がそこを過ぎると、それは、もはやない。その場所すら、それを、知らない。」

ヤコブ書の中にも同じようなことが書かれていますが、「永遠」という時間に比べたら、私たちの人生は霧のように一瞬で消えてしまい、草のようにすぐに枯れてしまうものです。しかし神様はそのような私たちを救って、永遠のいのちを与えてくださいました。

それが今日のみことば「主の良くしてくださったこと」です。もう少し具体的にこのことを見ていきましょう。主は私たちの人生にどれほど良いことをしてくださったのでしょうか。

(1)すべての咎を赦してくださった
3節前半には「主は、あなたのすべての咎を赦し」とあります。咎とは不義とも訳される言葉です。義とは神の基準の正しさ。つまり、咎(不義)は神の御心から外れた考え、言葉、生き方になります。

言い換えれば、いつも心に不満がある状態です。忙しい時には「聖書を読む時間も祈る時間もない」と言ったり、祈っているときには「あれをしなければならない。あの時はこうしないほうが良かった。」と、神との交わりを持てない心です。

ローマ1:28-32に書かれているのもそうでしょう。
主はそのような状態の私たちを赦してくださいました。イエス様を信じる者のすべての咎は、すでに赦されました。このことを信じましょう。

(2)あなたのすべての病をいやし
3節の後半は病のいやしです。神様は私たちの目に見える部分も目に見えない部分も愛とご計画をもって創造してくださったお方です。ですから、不具合があるならすぐにその原因がわかり、それを治すことのできるお方です。

「そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです。」(1ペテロ2:24)

このみことばが「ほんとうだ。これは私のためのみことばだ」とストンと心に入ってきたなら、病は癒されるでしょう。それが信仰です。

主は現代の医療や薬の力を主は用いてでも、あなたを癒したいと願っておられます。愛する者が病のままでいてうれしいはずがありません。主は癒し主。すべての病をいやされるお方であることを信じましょう。

(3)いのちを穴から贖ってくださった
4節前半は「あなたのいのちを穴から贖い」と書かれています。

ダニエルが獅子の穴から引き上げられたように、ノアと家族が方舟ととともに引き上げられたように、ヨセフが牢獄から王の前に立たされたように、イスラエルの民がエジプトから連れ出されたように、また、バビロンから帰還させられたように、主は私たちのたましいを罪の奴隷から贖ってくださいました。

贖いとは代価を支払って買い取るという意味です。いのちにはいのちの代価が必要です。だからイエス様は十字架の上でご自分の罪なき尊いいのちをお捧げになり、私たちのいのちを買い取ってくださいました。このことを知るとき、感謝があふれてこないでしょうか?

(4)恵みとあわれみとの冠をかぶらせ
4節後半には「あなたに、恵みとあわれみとの冠をかぶらせ」とあります。
冠をかぶるのは誰でしょうか?一般の人々は冠をかぶりません。冠は王の象徴です。

主は私たちに王としての冠をかぶらせてくださいます。しかも、「恵みとあわれみ」という名の冠です。あたかも主が「あなたはもう罪の奴隷として生きていく必要はないよ。私の愛するひとり子のいのちと引き換えにあなたを私のものとして買い取ったのだから。さあ、これからは王家の一族として暮らしなさい」と言ってくださっているようです。

しかし、このことがあまりにも大きすぎて、特に日本人は遠慮をしてしまうかもしれません。それはへりくだりに見える高ぶりです。神様が授けてくださる王冠を捨ててしまうような行為です。

メフェボシェテのように、王家の食卓に着くことが許されているにも関わらず、「自分は死んだ犬だ」と言っているのはサタンに騙され、その嘘を信じ込んでしまっている状態です。

主の食卓で楽しみましょう!王家に加えられたものとして、主の恵みとあわれみの冠を受け取りましょう!

(5)一生良いもので満たされる
5節前半には「あなたの一生を良いもので満たされる」とあります。一生良いもので満たされるというのは、どんな安心感でしょうか。神であられる主の絶対的な守りと供給が絶えることがないということです。

たとえ、世の中が絶望的な状態になったとしても、主は良いお方です。良いお方が私たちの主であり、このお方が私たちの一生を良いもので満たしてくださると約束してくださっているのです。

イエス様も山上の垂訓で「明日の事は心配するな」と言われています。もう一度言います。私たちの状況、環境に関わらず、主はいつも良いお方です。このことを知るときに、感謝があふれてこないでしょうか。

(6)若さを与えてくださる
5節後半には「あなたの若さは、鷲のように、新しくなる。」とあります。現代は年齢に関わらず、肉体も思考も老化している人が増えているという事を聞いたことがあります。

生活習慣からくる肉体の衰え、情報過多がもたらす思考の停止化。これらはすべての世代に起こりうることです。
しかし、主はすべての人に鷲のように高く舞い上がれるほどの若さを保証してくださっています。究極のアンチエイジングです。若くなるのではなく、若さが新しくされるのです。

「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」(2コリント5:17)

主は私たちの咎を赦してくださるだけではなく、王家に加えてくださり、一生を保証し、健康と若さを保証してくださっています。それを本当に理解した時に、この宣言が心から湧き上がってくるはずです。

「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」(2節)

■A:考えてみよう
自分の口から不満の言葉が出ていないでしょうか?その不満の種に気付けたなら、十字架の前にもっていきましょう。そうするなら、それは感謝の種、祝福の種へと変えられます。

感謝ができない時こそ、自分のたましいに命じるのです。「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」と。

大切なのは気付きです。私を含め、多くの人が不満を無意識で口にしたり考えたりしています。気付かないのではなく、気付けないのです。これは神様のされることでしょうか?違います。サタンが神様を礼拝できないように、また神様の良さを見ることができないように私たちを騙し、「不満」というメガネを私たちに装着させているのです。

黄色いメガネをかけて世の中を見れば、すべてが黄色く見えます。神様が造られたありのままを見るにはどうしたらいいでしょうか。

自分がメガネをかけているという事に気づき、メガネを外すことです。それだけです。あまりにもシンプルすぎて受け入れることが難しいかもしれませんが、それだけなんです。

主はいつも良いお方です。
そのお方のしてくださったこれほどの恵みがあるにも関わらず、それに気づくことも感謝することもできないのは私の愚かしさのためです。しかし、主はこんな、ちりに過ぎない私をもあきらめることなく、見放すこともせず、今日も私の名前を呼び続け、招き続けてくださっています。

その事を本当に体験として知るなら、「すべての事に感謝する」ことも可能になるでしょう。

■P:祈り
私の成り立ちを知り、ちりにすぎない私に心を留めてくださる憐れみ深い天のお父さん、考えられないほどの恵みを感謝します。
今日、主がどれほど良いお方であるかを、みことばから教えられたことを感謝します。主はイエス様の十字架のゆえに、私を子としてくださいました。
父が子をあわれむように、今日も私を愛し、受け入れてくださっていることをありがとうございます。
それにも関わらず、私は小さなことに不満を抱き、不平不満を口にしてしまうことを赦してください。もっと神様の赦しについて、憐れみについて知りたいです。
どうか私の心にのぼる不満の数々に気付かせてください。知恵と啓示の御霊は私に罪について、義について、さばきについて、その誤りを認めさせてくださる方です。
ですから、みことばの基準からずれている部分があるなら、今日の一日を通して私の考え方、生き方を方向転換することができるよう、助けてください。そして、すべてに感謝する生き方をこの地で実現していくことができますように。

考えられないほどの恵みを与えてくださった、イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【 しゅん 】

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