■S:今日の聖書の言葉
ヨハネによる福音書19章30節

★イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、「完了した。」と言われた。そして、頭を垂れて、霊をお渡しになった。

■O:今日のコラム
イエス様は十字架の上で全ての贖いを成し遂げて「完了した。」と叫ばれました。これはギリシャ語では「テテレスタイ」という言葉で記されており、それは「支払い済み」という法的用語です。私たちの罪の代価はあまりにも高価であり、人は何を持ってしてもその支払いをすることが出来ません。詩篇にはこう記されています。

「たましいの贖いしろは、高価であり、永久にあきらめなくてはならない。」(詩篇49:8)

人はどんなおこないによっても神の義と救いに到達できず、ただ主イエス・キリストの十字架の血潮だけが、私たちの罪を赦し、全ての汚れから洗いきよめる力があります。黙示録12章10節を読めば、サタンが告発者として日夜主の御前で私たちを訴え続けていることがわかります。

サタンは私たちを「罪ある者」と叫び続けているのです。第一ペテロ5章8節には「敵である悪魔」という言葉が記されていますが、この「敵」とはギリシャ語で「アンティデコス」と言い、それには「訴訟を起こして権利に反する者」という意味があります。

悪魔は絶えず主の御前で訴えて私たちが本来受け取るべき主からの祝福を受けられないように告発し続けているのです。「この者には罪がある。この罪もあの罪も、また何世代も超えた咎ものろいもある。」と正当な理由として私たちを訴え、権利に反して私たちから主にある召しも使命も祝福も全てを奪っていくのです。

しかし、主イエスが十字架の上で「完了した。支払い済み。」と叫ばれ全ての贖いを成し遂げて下さったことの故に、私たちはそのサタンの告発に打ち勝つことができるのです。聖書には明確にこう記されています。

「あなたがたは罪によって、また肉の割礼がなくて死んだ者であったのに、神は、そのようなあなたがたを、キリストとともに生かしてくださいました。それは、私たちのすべての罪を赦し、 いろいろな定めのために私たちに不利な、いや、私たちを責め立てている債務証書を無効にされたからです。神はこの証書を取りのけ、十字架に釘づけにされました。」(コロサイ2:13〜14)

「責め立てている」とは「反対の立場で敵対する」という意味があり、先に記した敵である悪魔が絶えずしている行動です。しかし、その罪の支払いが記された債務証書が全て十字架に釘付けにされ無効にされたのです。

無効にするとは「白く塗り消す。」という意味があり、聖書時代には借金が完済され、無罪宣告を受けると全ての債務証書や罪状書きが白く塗り消され「支払い済み。無罪。」ということが法廷で宣言されました。主イエスは十字架の上で法的にこのことをして下さいました。何と言う大いなる恵みでしょうか。

私たちが主の御前で罪を告白して悔い改め、主イエスの血潮による罪の赦しときよめの洗いを受ける時、父なる神は天の法廷で私たちに「この者に罪を認めない。御子イエスの十字架の贖いの故にこの者は無罪である。」と宣告をされ、サタンの全ての訴えは法的に退けられるのです。

今日も私たちは共に祈りの中で天の法廷に立ち、主の御座の前で罪の赦しと全てを「完了した。」主の贖いの恵みを得て、真っ直ぐに主の道を歩み、使命を成し遂げる力を受け取りましょう。

■A:考えてみよう
主の御前で正直な罪の告白と悔い改めの祈りをし、主イエスの十字架の血による洗いと贖いの恵みを受け取りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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