■S:今日の聖書の言葉
詩篇96篇1節
★新しい歌を主に歌え。
全地よ。主に歌え。
■O:今日のコラム
詩篇の中には、今日の聖句と同じように「新しい歌を主に歌え」というみことばがいくつもあり、またそのような賛美も沢山あります。
有名な作曲家バッハは長年、教会音楽家として教会に仕え、彼が書いた曲の多くは教会音楽でした。詩篇が歌われていた時代から、バッハの時代、また現代のワーシップに至るまで、その時代、その時代の賛美者たちによって想像も出来ないほどに多くの「新しい歌」が主に捧げられてきました。
実際的に、今まであった既存の賛美に加えて、新しい賛美が生み出されて行くことは本当に素晴らしいことです。主を礼拝する中で、新しい賛美を与えられることは自分にとっても大きな喜びです。
けれども「新しい歌」とは「新しく作られた歌・新曲」を意味するだけではなく、「新しくされた者たちが歌う歌」とも言えるのではないでしょうか。
この「新しい」という言葉「カダッシュ」の語源は、『刷新される、回復される』という意味があります。
哀歌には以下のような御言葉が書かれています。
「主よ。あなたのみもとに帰らせてください。私たちは帰りたいのです。私たちの日を昔のように新しくしてください。」(哀歌5:21)
「昔のように新しくしてください。」これは、バビロン捕囚となって自分の故郷を失ったイスラエルの民が、回復を願った祈りではありますが、ここにはエデンの回復も示唆されています。神と人とが共に住まわっていた所、神と人との喜びがあったエデンの園の回復です。
私たちが日々の歩みの中で、みことばを読み、また御霊の助けによってその中に書かれている自分の真の姿(本来、自分がどのような存在として創られたのか、罪によって失われてしまっていた本来の自分の姿)を知り、それを回復していく時に、私たちは新しい創造(ガラテヤ6:15)、神による刷新を体験していきます。
本来の姿が回復された者、刷新された者として、私たちが賛美を捧げる時に、それが「新しい歌」となります。
「その教えとは、あなたがたの以前の生活について言うならば、人を欺く情欲によって滅びて行く古い人を脱ぎ捨てるべきこと、またあなたがたが心の霊において新しくされ、真理に基づく義と聖をもって神にかたどり造り出された、新しい人を身に着るべきことでした。」(エペソ4:22~24)
古い罪の性質を悔い改めて脱ぎ捨て、心の霊において新しくされ、新しい人、キリストを着た者が神を讃える時に、それは「新しい歌」として、神の御前に響きます。
置かれている教団、教派、教会によっては、なかなか「新曲」を歌えない環境にある方もいらっしゃるかも知れませんが、「新曲」という意味での「新しい歌」にこだわる必要はありません。私も賛美歌や昔から歌われている賛美が大好きです。
私たちはいつでも、新しく創られた者、刷新された者、神によって本来の神の子としてのアイデンティティを回復した者としての「新しい歌」を歌うことができるのです!
どんなに古い賛美でも、何十年も歌ってきた歌でも、私たちが新しく創られた者として歌う時、それが「新しい歌」となるのです!ハレルヤ!
■A:考えてみよう
今日もみことばによって古い罪の性質から洗いきよめられ、聖霊様にみことばの中に書かれている本来の自分の姿、すなわち私たちの父がどんなお方であるのかを教えていただきましょう!
それによって、思いが刷新され、新しく創り変えられた者として、共に「新しい歌」を主に捧げていきましょう!
■P:祈り
愛する天のお父様、今日の新しい日を心から感謝します。イエス様、あなたの十字架のみわざ、その流された血潮を今日も褒め称えます。
聖霊様あなたを歓迎します。みことばの内に記されている私の本来あるべく姿を、どうぞ今日も悟らせてください。父なる神を知る時に、その似姿に自分自身が創られていることを知ることができます。
聖霊様、どうぞ、私の目を開いて、父なる神様がどのように素晴らしいお方か、知ることができますように。また自分がどれほどに素晴らしい目的のために創られた者なのかを知ることができるように助けてください。
新しく創られた者として、今日も新しい歌を捧げます。日ごとに新しいあなたの恵みにこたえて、新しい心、新しい感謝であなたに新しい歌を捧げます。新しい賛美さえも、主が私のくちびるに与えてくださるという、大きな大きな恵みを心から感謝します。
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 みちる 】
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