■S:今日の聖書の言葉
ヨハネによる福音書17章22,23節

★またわたしは、あなたがわたしに下さった栄光を、彼らに与えました。それは、わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるためです。わたしは彼らにおり、あなたはわたしにおられます。それは、彼らが全うされて一つとなるためです。それは、あなたがわたしを遣わされたことと、あなたがわたしを愛されたように彼らをも愛されたこととを、この世が知るためです。

■O:今日のコラム
今日の聖書の言葉は、私たちの教会に今年のみことばとして与えられた箇所です。
教会がこれを握って祈る中で、主が実際的にも霊的にも、祈りの実を与えてくださいました。その一つとして、秋から二つあった会堂が一つの場所になり、同じ場所で全ての礼拝が行われるような導きを主が与えてくださいました。

教会設立からたくさん祈りとみことばを蓄えられた場所、これまでの教会の歩みが積み重なった中心にある会堂を手放すことを聞いた時に、驚きや寂しさと同時に、それにまさって主の導きに従う決断に感動しました。設立された牧師先生、また上の世代の方々が、この場所を使わせてくださり、主よただただ感謝です、ありがとうございますと祈られており、その言葉の重みに本当に胸が熱くなりました。

教会の本質は場所にあるのではありません。先生方をはじめ教会のみながただ主に期待して、主の心を求めて進んでいることを実感した時でした。

手放す、捧げるというステップは一つとされていくためには通らなくてはならないプロセスであることを覚えます。

では、主と一つになることに向かう私たちが手放すべきことは、何でしょうか。様々あるかとは思いますが、今日のみことばを読んでいる中で、個人的には創世記のみことばに導かれました。

「それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。」(創世記2:24)

この一体とは、バーサル・エハードというヘブル語で、福音+一つという言葉からできています。つまり、福音(神の言葉)と一つとされるということです。そのために私たちがするべきことはこの箇所を読むと、父母を離れることと書かれています。

結婚の時にこの箇所が引用されることがあります。結婚の際にはこれまで育ててくれた父母から、精神的、経済的、あらゆる面において自立し、パートナーと新しい一歩を踏み出します。

同じように、主と一つとされることにむかう時、私たちがこれまで支えられてきたこと、頼ってきたこと、ある時のシーズン私たちを養育してくれたもの、成長させてくれたもの、、、その全てを通して今の信仰が養われてきましたが、それらは主と一つとされるためのプロセスであって、主と一つとされることに向かう中では手放さなければならない時が来るのです。

主と一つとなるのを妨げるのは私たちの弱さや罪の性質、自我なのはみなさんもよくよく実感しておられると思います。それらを主にあり手放すことが必要です。しかし今日覚えたいことは、そのようなすぐに分かるような悪の性質だけが一つとなるのを妨げているのではなく、私たちのこれまでの良きことも時に妨げてしまうのだということです。

イエス様は、神のあり方を捨てられないとは考えずに、全てを捧げられお方です。神であられる方であり、全てよきもので満ちたお方にも関わらず全てを捧げられたのです。そうであるならば、私たちも同じように、罪や弱さだけでなく、今までの私たちの在り方や、今の私たちを建て上げてきたもの、これまでの信仰の歩みもまた、神様にお返ししていきたいなと思います。

「キリストは神の御姿である方なのに、神のあり方を捨てられないとは考えず、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられました。人としての性質を持って現れ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われました。」(ピリピ2:6~8)

そうしてはじめて私たちは、主とまた新しく出会い続けられるのです。日々、新しく主の声を聞くのです。そうするからこそ、今日の箇所に「わたしが彼らにおり」とあるように、主は内に住まい続けることがおできになると思います。

赤ちゃんから子ども、そして大人へと成長していくために私たちを支えているものがあります。その全てがなくては今の私たちはありませんからその全てに感謝します。しかし、それと同時に、成長していくためにあるものですから、止まっているならば成長できないのです。

主にあり、今目の前にあることに感謝すること、満ち足りることは大切なことですが、主と一つとなることに向かっている私たちは、同時に主と一つとされていない今の自分に満足してはいけないなと思います。これでいいや、今でもいいや、変わらなくていいや、はサタンの偽りの言葉です。騙されてはいけません!!

イエス様を味わい続け、キリストの満ち満ちた身丈に達するという一つとされることに向かっては、進み続けたいと願います。

時に捧げることを億劫に感じることがあるかもしれませんし、変化していくことは恐ろしいこと、なにか失っていくように感じることもあると思います。しかしそれらは、新しい領域に進むための一歩になると信じます。

アブラハムが慣れ親しんだ地を出て、乳と蜜の流れるカナンの地へと向かったように、もっとみことばなるイエス様だけで満たされていく領域に共に主にあって進ませていただきましょう。

■A:考えてみよう
・主と一つになることを阻むものはなんだろうか。今日手放すものを聖霊様にあって悟らせていただき、それらが私たちの内から取り除けられていきますように祈り求めていきましょう。

・主が祈られた今日のヨハネ聖書箇所を、共に一度自分の祈りとして告白しましょう。主と一つとなることに自分自身が、神の家族一人一人が向かうことができるようにとりなしていきましょう。

■P:祈り

愛する主イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ゆうこ 】

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