■S:今日の聖書の言葉
士師記5章7節
★農民は絶えた。イスラエルに絶えた。私、デボラが立ち、イスラエルに母として立つまでは。
■O:今日のコラム
ヨシュアの死後、イスラエルを導くリーダーがおらず、自分の判断、自分の基準、自分が正しいと思うことを行っていました。めいめいがめいめいのことをする時代。自分が裁き主。そこにあるのは混沌と無秩序でした。そこで、イスラエルを正しく裁き導く指導者の一人として女性であるデボラが立てられました。デボラは士師の中で4人目に立てられた士師で、唯一女性です。
ラピドテの妻と書かれているように、彼女には夫がいます。デボラは家庭を治めながら、イスラエルのリーダーとして活躍していたのでした。主は女性を、主の働きのために用いられます!なんと偉大な慰めでしょうか。
デボラは家を守りながらしかも女預言者としての働きもしていたのです。
妻(あるいは母)は家を守りますが、それに加えて主の働きをすることが許されているのです!
赤ちゃんを産み、育てることは大きな喜びです。しかし、お母さんは日々の授乳、オムツ替え、寝かしつけ、沐浴…これらに加えて、掃除、洗濯、食事作り…などの家事もしなければなりません。また、夫の助け手、とりなし手としての役割もあります。妻は日々、家庭の中で多くのやるべきことがあります。
家族のために仕えることは実に幸せなことではありますが、時として、出口の見えない暗いトンネルの中を歩いているかのように思うことがあります。孤独を感じ、寂しさを覚えることもあります。家庭を守ることは妻の役割でありますが、同時に神の宮、神のみからだなる教会の中で兄弟姉妹たちと共に仕えることも妻や母にとって大きな喜びであるのです。
デボラは主の霊を受けて、イスラエルのリーダー、霊的母親として立ち上がります。
「…私、デボラが立ち、イスラエルに母として立つまでは。」(7節)
デボラはたくさんの働きを担いました。霊的に病み、神から離れてしまった国に活気を与え、神との関係を回復させました。解放者として、イスラエルの民をカナン人の圧制から解放しました。励ます者として、彼女は意気消沈していたバラクを奮い立たせ、イスラエルの軍隊が敵に対抗できるよう自信を与えました。(士師4:8-9)
また、回復させる者として、デボラは人々の信仰を生ける神に立ち返らせました。一人の女性として、大きな困難に立ち向かい、傷つくこともいといませんでした。…どれほどの強さ、そして優しさを持った女性でしょうか。
今日多くの人が傷つき、病んでいる中で、神様は教会の中に霊的な母たち、羊飼いたちを必要としています。主は、傷ついた者の傷を介抱し、弱っている者を力づけてあげることのできるリーダーを必要としておられます。また、神様は、自ら進んでへりくだり、仕えるリーダーを探しておられます。
良いリーダーとは「主は羊飼いのように、その群れを飼い、御腕に子羊を引き寄せ、ふところに抱き、乳を飲ませる羊を優しく導く。」(イザヤ40:11)イエス様のような人です。
デボラのように、人々のたましいを抱く霊的な母として立ち上がることができますように。
■A:考えてみよう
主の霊により、霊的な父、母として立ち上がりましょう。
優しいイエス様のようなリーダーになることができるように、祈り求めましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 ひさえ 】
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