■S:今日の聖書の言葉
ヨハネの手紙第一5章7,8節
★あかしするものが三つあります。御霊と水と血です。この三つが一つとなるのです。
■O:今日のコラム
先日、礼拝の中で「御霊と水と血」についてメッセージがされました。私自身もう一度聞き直し、この御言葉と向き合い、今一度「神のあかし」に信仰を置く機会とされました。
とても大切な箇所ですので、礼拝で教えていただいたことをメインとし、分かち合わせていただきます。ぜひ何度も反芻されることをお勧めいたします。
「私の妹、花嫁よ。私は、私の庭に入り、没薬と香料を集め、蜂の巣と蜂蜜を食べ、ぶどう酒と乳を飲む。友よ、食べよ。飲め。愛する人たちよ。大いに飲め。」(雅歌5:1)
雅歌の5章は「信仰の転換期」であり、上記の御言葉は花婿なるイエス様が、花嫁なる教会に求めておられるものは何か、を記している箇所です。それが「御霊(没薬と香料)」と「御言葉(蜂の巣と蜂蜜)」と「血潮(ぶどう酒と乳)」であることを学びました。
イエス様と一つになる道、花嫁がきよさを持つ道、主が求めておられる礼拝者の道。それは十字架の道であり、一歩一歩、歩んでいく力はこの「神のあかし」の中にあります。
この地上で走るべき信仰のレースは、人間の情熱や勢いだけでは進むことはできず、惑わしや揺り動かしの中においても堅く立ち続ける力は、私たちの中にはありません。私たちが主の御前に立つことができるのはただ一つ、この「神のあかし」によります。
「もし、私たちが人間のあかしを受け入れるなら、神のあかしはそれにまさるものです。御子についてあかしされたことが神のあかしだからです。神の御子を信じる者は、このあかしを自分の心の中に持っています。神を信じない者は、神を偽り者とするのです。神が御子についてあかしされたことを信じないからです。」(1ヨハネ5:9-10)
神を信じる、とはどういうことでしょうか。
神を信じるとは「神のあかし」を持つことです。自分に信頼するから失望します。私たちは今日も「神のあかし」に信仰を置く必要があります。
「しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た。それを目撃した者があかしをしているのである。そのあかしは真実である。その人が、あなたがたにも信じさせるために、真実を話すということをよく知っているのである。」(ヨハネ19:34-35)
十字架の御業が完了した時、イエス様はご自身の愛を体の中にとどめておくことができず、心臓が破裂し、わき腹から血と水が出てきました。ヨハネがどうしても伝えたかったメッセージ、そして十字架の目的がここに記されていることを覚える必要があります。
イエス様から流れ出た「血」と「水」は、私たちに命をもたらし、主の心を与えます。
「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、わたしのうちにとどまり、わたしも彼のうちにとどまります。」(ヨハネ6:56)
ヨハネが何度も繰り返し、伝えたかった「あかし」とは「イエス様がこの地上で実際に歩んだ歩み」を意味する “マルティリオ” という言葉が使われています。イエス様の実際的なあかし、形をもつこと、これが私たちに与えられている使命であり、この地上においてそれぞれに与えられている宿題です。
では、イエス様のあかしを持っている、とはどういうことでしょうか。
「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が肉にあって生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。」(ガラテヤ2:20)
海が透明であるからこそ、天の美しさを反射させて綺麗さを表すように、クリスチャンの成長とは、私が衰え、イエス様が私たちのうちで栄えることです。
外側から受けるものではなく、御霊と水と血により頼み、祈りの生活をもつ着実な歩みは、内側からキリストの形が形造られる歩みです。祈りの型を持つことを通して、祈りのフォーカスがズレることから守られます。
一歩一歩、私たちの中にイエス様の形が形造られ、イエス様のあかしを持つものとなる時、主の愛が回復し、イエス様のように生きるもの、神の命令に生きるものとされることを感謝します。神の命令とは「神を愛し、隣人を愛する」ことです。
「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。」(ヨハネ15:12)
「神を愛するとは、神の命令を守ることです。その命令は重荷とはなりません。」(1ヨハネ5:3)
■A:考えてみよう
今日も、恵みにより与えられている神のあかしを感謝し、御霊と水と血によって御前に近づき、ただ一心に、イエス様を知ることを求めて祈りましょう。
「どうか、私たちの主イエス・キリストの神、すなわち栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。」(エペソ1:17)
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 こばあい 】
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こばあい様
主の御名を賛美します。
肉なる自分ではなく、「御霊と水と血」により頼んで歩むとき、キリストが内側に形造られることを覚えたいと思います。
まだまだ肉の属性に悩まされ、霊的葛藤に悩まされることの多い私ですが、自分でなく、神を見上げて、キリストの花嫁として完成されることを目指して祈ろうと思います。
本日のメッセージを感謝します。