■S:今日の聖書の言葉

エステル記2章12節(エステル記1章)

★ おとめたちは、婦人の規則に従って、十二か月の期間が終わって後、ひとりずつ順番にアハシュエロス王のところに、入って行くことになっていた。これは、準備の期間が、六か月は没薬の油で、次の六か月は香料と婦人の化粧に必要な品々で化粧することで終わることになっていたからである。

■O:今日のコラム

私達は、行いによってではなく、恵みによって救われました。

そして恵みは、どうしても主に従順出来なかった私達を、主に対して従順な者としてくれます。主の恵みは、私たちを整え、きよめられたキリストの花嫁とするために注がれ続けています。そして最終的には、目に見える形で私たちの行いを整えていくのです。

アハシュエロス王は、当時、王の王と呼ばれていました。つまりキリストの象徴です。この王の所に入っていくために整えられる期間は、キリストの花嫁として整えられる期間の象徴です。

12ヶ月の期間が持たれました。前半と後半に分けることができます。
1 没薬の油で = 没薬は葬りを意味します。油は聖霊様に満たされることを。つまり自分に死に、御霊に満たされることで整えられる期間です。
2 香料と化粧品で = 香は祈りを意味します。化粧品は私たちを飾るものです。それは行いを意味します。

『同じように女も、つつましい身なりで、控えめに慎み深く身を飾り、はでな髪の形とか、金や真珠や高価な衣服によってではなく、むしろ、神を敬うと言っている女にふさわしく、良い行いを自分の飾りとしなさい。』(テモテへの手紙 第一 2章9-10節)

黙示録で私たちを飾る白い亜麻布の服は良い行いです。

主は御霊で満たされている者を、さらに祈りに満ちた器とし、最終的には良い行いで飾ってくださいます。それらは、別々にではなく同時進行で進んでいきます。私たちの行いは、ますます主の前に好ましいものになっていくのです。全ては、主と結ばれるために。

また、違う側面から見ると、それは私たちの人格の完成とも言えます。新約聖書で言う完成は、完璧というより、成熟した、成人したという意味です。それは、御霊の実によって表されます。

9つの御霊の実の締めくくりは自制です。私たちが約束のものを得るために必要なのは忍耐(つまり自制)です。約束のものとは、御国とイエス様ご自身です。

忍耐の報いに関して、エステル記のこの聖句に結びついている興味深いものがあります。

『見なさい。耐え忍んだ人たちは幸いであると、私たちは考えます。あなたがたは、ヨブの忍耐のことを聞いています。また、主が彼になさったことの結末を見たのです。主は慈愛に富み、あわれみに満ちておられる方だということです。』(ヤコブの手紙5章11節)

どこがエステル記と結びついているのか? と思われるかも知れません。
しかし、このヨブの忍耐の結末とはなんでしょうか?

ヨブは、失ったものの倍の祝福を得ました。しかし、それは、完全な結末とは言えません。

相続地を受け取る娘の話が出てきます。これは、御国を受け継ぐ花嫁のひな形です。彼女達の名前は、エミマ(鳩)、ケツィア(肉桂)、ケレン・ハプタ(化粧品)です。

鳩は、雅歌によると愛する女性の事。肉桂は、主に捧げる香の主成分です。

今日の聖句には、『次の六か月は香料と婦人の化粧に必要な品々で化粧することで終わることになっていたからである。』と書かれていました。
ヨブの忍耐の報いがキリスト花嫁として整えられる最終段階を意味しています。

■A:考えてみよう

今の自分の段階はどこだろう?
ただイエス様と結ばれる事を夢見て、主のお言葉の通りのこの身となることを求めよう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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