■S:今日の聖書の言葉
ヨエル1章2-3節
★長老たちよ。これを聞け。この地に住む者もみな、耳を貸せ。このようなことがあなたがたの先祖の時代にあったろうか。これをあなたがたの子どもたちに伝え、子どもたちはその子どもたちに、その子どもたちは後の世代に伝えよ。
■O:今日のコラム
シャバットシャローム!
1.次世代に伝えるべきこと
子どもたち、次世代、これから後の世代に伝えるものはどんなことを望みますか?自分たちが為し得たこと、栄光ある偉業、成功した業績。はたまた、失敗した過ち、次世代になし得て欲しいこと、などなど。
ヨエルはイスラエルの民に向かって、イスラエルの荒廃、恥、略奪、泣きわめき、悲しみ、そのようなメッセージを後の世代に語り伝えよと警告しました。この時代はイスラエルが神の道から外れてイスラエルが堕落していたために色々なことが奪われていたからです。
2.ペトエルの子ヨエル
ヨエルはペトエルの子として自分を紹介しています。ペトエルとは、「Vision of God 」つまり神のビジョンという意味です。神のビジョンの子どもと自分を紹介しているのに、荒廃を伝えなければならないヨエルはとても悲しかったと思います。
3.神のビジョンを告げる
神のビジョンは、主に立ち返らせる。主の民として歩ませる。回復を目的としたものです。人間的な良きものを構築していくことも素晴らしいことです。しかし、主の願われるゴールは、神のトーブが主の方法によって回復することであると言えるでしょう。
ヨエルはこの時代にあって、イスラエルの民が荒れていること、荒廃し、神の目的から離れてしまっていることを宣言すると同時に、神のビジョンを宣言しました。神がどのように回復されたいのか。つまり「悔い改め」と「回復」の宣言です。
イエス様も宣教を始められたとき、どのようなメッセージをされましたか?
「この時から、イエスは宣教を開始して、言われた。『悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。』」(マタイ4:17)
「『時が満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい。』」(マルコ1:15)
悔い改めと神の目的の宣教でした。悔い改めは方向転換の意味ですので、悔いるだけではないことがわかります。神の国が近いのだから、神の国のルールを持つ人として生まれ変わりなさい!ということです。
私たちが生きている今の時代はどうでしょう。教会が語るメッセージはどうでしょう。こうすれば成功する!人々がもっと集まる!!楽しい人生おくれる!!と前向きな宣言は良いことですが、私たちが神のビジョンを無視してするならば、向かう先は滅びとなってしまいます。
私たちが後の時代に伝えることとは、「悔い改め」と「回復」であります。悔い改めなくして、神のビジョンが回復することは決してありません。神の言葉、神の計画を知ることなくして、悔い改めることはできません。
私たちは本来、神にあってどのような姿に造られたのか。何が奪われて堕落へと至ったのか。
悲しいことに、神のビジョンのほんの少しも知っていないかもしれません。神のビジョン、回復に立ち返るために御言葉を読みましょう。朗読しましょう!!!私たちが立ち返るために、神の御言葉(ビジョン)は不可欠です。
私たちは、神のビジョンを伝えるために召されています。福音を宣べ伝えなさい!と言われているからです。イエス様が伝えた福音とは「悔い改め」の福音ですので、私たちはこの終わりの時代に伝えるべき本来の福音は「悔い改め」でなればなりません。「神の国のルール」「神の国の教え」を伝えなければならないのです。
預言者ヨエルが次世代にまでなぜ悲しいメッセージを伝えなさいと言ったのか。神の道に戻るため、回復するためであったことがわかります。
■A:考えてみよう
・悔い改めとは何か?
・神の回復とは何か?
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 あはごん 】
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