■S:今日の聖書の言葉
イザヤ書60章19節
★太陽がもうあなたの昼の光とはならず、月の輝きもあなたを照らさず、主があなたの永遠の光となり、あなたの神があなたの光栄となる。
■O:今日のコラム
皆さんは光が全く無い空間を経験したことはありますか?
数年前にイスラエルのヒゼキヤトンネルという、旧約聖書に出てくるヒゼキヤ王様が掘ったトンネルに初めて行く機会がありました。行く前までは日本の鍾乳洞のように「観光地化」され、所々電球があるような場所を想像していました。
しかし、実際に行ってみると中は真っ暗で、奥に進んで外の光が完全に届かなくなると、「暗闇」というのはこのことか!と一歩も前に進むことが出来なくなりました。
一緒に行った人が携帯のライトをつけると、小さな光でしたがかすかに前が見えるようになり進めるようになりました。光のありがたみを痛感した出来事でした。
聖書には次のような御言葉があります。ヒゼキヤトンネルの暗闇の中で携帯の光を見たときにこの言葉を思い出しました。
「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。」(詩篇119:105)
ヨハネの福音書1章には、「イエス様=光=ことば」だと書かれています。
私たちも地上で歩むときにも、光が必要です。暗いところで見えないものが、光があるところで見えるようになります。私たちの内側も光が当らないとないと何も見えません。しかし、御言葉の光が当たると見えるようになります。なので光のあるところに出続けないといけません。
光の前に出続けるとは、イエス様ご自身、すなわち御言葉の前に出続けることです。
今日は「シムハット・トーラー」という、ラッパの祭りから始まる秋の祭りのシーズンの最後の日です。
イスラエルではトーラー(モーセ五書)を安息日ごとに一年かけて読み進めていきます。今日はその通読の最終日で、申命記の最後と、創世記の初めを読みます。読み終えた喜びと感謝を表す祭りが「シムハット・トーラー」です。
ちょうどこの祭りのときにイスラエルに行ったことがあります。日が暮れ、シムハット・トーラーが始まったとき、シナゴークや西壁の前でトーラーを抱え、踊り狂っている大勢の男性たちの集団がいくつもあり、夜中にも翌日の日中もその声が聞こえ、トーラーを抱えて街中を踊り歩いている姿を見ました。ノンアルコールでここまで大騒ぎ出来るのはイスラエルの国民性だと思います。
日本では見ることの出来ない光景に興味深いものを感じると同時に、本来ならば私たちは毎日御言葉を喜ぶべきなのではないだろうか?とも思いました。
仮庵の祭りの8日目がシムハット・トーラーです。【8】は新しいスタートを意味します。新しい一年に心新たにして御言葉の民として御言葉を喜び、愛することをしていかないといけないと思いました。
■A:考えてみよう
何をすることが御言葉を喜び、愛することでしょうか?
御言葉の民として心新たに、ますます御言葉を愛し、喜び歩んでいく生活ができますように。
■P:祈り
愛する主イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 まなくぼ 】
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