■S:今日の聖書の言葉
テサロニケ人への手紙第二1章3節

★兄弟たち。あなたがたのことについて、私たちはいつも神に感謝しなければなりません。そうするのが当然なのです。なぜならあなたがたの信仰が目に見えて成長し、あなたがたすべての間で、ひとりひとりに相互の愛が増し加わっているからです。

イザヤ書58章6節a

★わたしの好む断食は、これではないか。

■O:今日のコラム
パウロはあらゆる書簡で祈り願い続けたことがありました。それは、教会の成長です。イエス様と出逢い、神と福音に仕える中で悟った神様の秘密、それはキリストと教会の関係が、花婿と花嫁の関係であるということです。(エペソ5章)

花嫁である教会が幼い少女のままではなく、花婿に嫁ぐことのできるまでに成熟すること、そして、花婿と同じ身丈にまで成長することが、主の願いであると悟りました。そうしてパウロも主と同じ願いをもち、教会に対して、「その信仰が成長し、その愛が増し加わるように」と教えさとし、また祈り続けました。

「信仰」とは詳訳聖書においては以下のように書かれています。
「神の力と知恵といつくしみに対する絶対の信頼。確信をもって、神に全人格的により頼むこと。」

信仰(神の力と知恵といつくしみに対する絶対の信頼、神を全人格的に信頼すること)を強め、成長させるもの、信仰の糧がいくつかあります。今日の御言葉の箇所から、信仰を成長させる糧を見ていきたいと思います。

1.信仰の成長の糧の1つは、「苦難、患難」です。それはテサロニケの教会がまさに体験したことでした。

このテサロニケ人への手紙第二が書かれた時、テサロニケの教会は迫害と患難の状況の中にありました。それゆえに、パウロは今日の聖句のように手紙で書いたのです。

「兄弟たち。あなたがたのことについて、私たちはいつも神に感謝しなければなりません。そうするのが当然なのです。なぜならあなたがたの信仰が目に見えて成長し、あなたがたすべての間で、ひとりひとりに相互の愛が増し加わっているからです。」

信仰の歩みの中において起こる試練は、本当に嫌なものです。けれども、それが私たちの信仰を成長させます。それが、私たちを成熟した花嫁とさせます。

苦難を経る時に、私たちの内に、神様への絶大な信頼が確立されます。苦難を経る時に、自分の弱さを知り、自分の力は全く頼りにならないことを知り、神に全人格的により頼む以外には道がないことを経験するのです。

2.信仰を成長させるもう一つの糧、それは「断食」です。

人間は沢山食べたら、その分、成長します。(縦に成長するか、横に成長するかはさておいて…)
断食は、肉の性質、罪の性質、古い性質が成長するための糧を断ち、その代わりに霊的成長、すなわち内なる人、キリストのご人格の成長を活性化させます。

実際の食べ物を断って、肉体を弱めることも良いことです。そのことで、肉は弱められ、霊が強められます。聖書の多くの人物も断食をしていますし、イエス様も断食をされました。

ですが、神の喜ばれる断食とはこれである、と今日の箇所、イザヤ書58章全体に記されています。
・悪のきずなを解く、しいたげられた者を自由にする
・飢えた者にパンを与え、貧しい人を家に入れ、裸の人を見て、これに着せる
・肉親の世話をする
・後ろ指さすこと、つまらないおしゃべりを除く
・飢えた者に心を配り、悩む者の願いを満足させる
・聖日に自分の好むことをせず、無駄口を慎む

これらすべては、まさにイエス様がなさっていたことではないでしょうか。私たちが、これらのことを日々の歩みの中で行うなら、それがまさに主の喜ばれる断食であり、罪の性質が弱められ、キリストのご性質が私たちの内側に成長すると信じます。

3.最後に、信仰の成長を促す糧、それはみことばの朗読です。

「そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。」(ローマ10:17)

御言葉の朗読の本当の目標。それは「毎日何章読んだ。何回通読した。」ということではなく、御言葉が私たちの内側に豊かに住まわってくださることを通して、私たちの思いが新しくされ、私たちの内なる人が成長し、私たちがキリストのように考え、キリストのように生きる者へと造り変えられていくことが本当の目標です。

■A:考えてみよう
是非、日々、取り組んでいきましょう!
…で終わらせたいですが、これは書くのは簡単でも、行うのは容易な事ではないと思います。これら、すべては御霊の助け無くしては成し得ないことばかりです。

信仰の試練を乗り越えることも、上記にある「神に喜ばれる断食」を行うことも、御言葉を朗読して自分の生き方が変えられていくことも、御霊の助けが絶対に必要です。

苦難の中で、主のご計画が見えない時に、神の御心と真理を悟らせ、神の愛を注いでくださるのは聖霊様です。

「しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます。」(ヨハネ16:13a)

「なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」(ローマ5:5b)

また、イエス様が神の子としてこの地で御父の御心を行い、イザヤ58章の「神に喜ばれる断食」の生涯を歩まれたように、私たちを神の子として、イエス様のような生き方をさせてくださるのは、聖霊様です。

「神の御霊に導かれる人は、だれでも神の子どもです。」(ローマ8:14)

今日も聖霊様を歓迎し、尊び、御霊の助けによって、信仰の成長させる糧を食べていきましょう。
イエス様が花嫁と過ごす新居を整え、いつ花嫁を迎えに行こうか、と待っておられます。(ヨハネ14:2,3)
日々、信仰が成長することを求めて、主の来られる日を早めて行きましょう。(2ペテロ3:11,12)

また、互いの信仰が成長するために、愛の励ましと、とりなしの祈りをもって仕え合っていかれたらと願います!

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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