■S:今日の聖書の言葉
イザヤ書56章7節

★わたしは彼らを、わたしの聖なる山に連れて行き、わたしの祈りの家で楽しませる。彼らの全焼のいけにえやその他のいけにえは、わたしの祭壇の上で受け入れられる。わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれるからだ。

■O:今日のコラム
主は、私たちを主の聖なる山に連れて行き、主の祈りの家で喜びを与えたい、私たちの祈りの生活を回復させ、私たちが主とともに歩む者となり、いつも主の喜びで満たし、楽しませたいと願っておられます。

「楽しませる」とは「喜ぶ」という意味の単語が原語で使われているので、主は祈りの生活において私たちを「喜ばせたい」と思っておられ、本来は祈りは私たちにとって喜びです。主に祈ること、主とともに過ごすことは、主に仕える者たち・主の名を愛する者たち・主のしもべである者たちにとっては、一番の喜び・楽しみなのです。

私たちの日々の生活において、主に祈ること、主を礼拝すること、主と共に歩むことが一番の喜びとなっているでしょうか?

喜びとは、肉的な喜び、私たちの肉体や私たちの肉の性質で感じる喜びではありません。また、感情的な喜び、まだ変えられていない、肉の性質の感情で感じる喜びではありません。

喜びとは、礼拝や祈りの生活において、どれくいらい良く・上手くできたか、どれくらい祈れたか、どれくらい御言葉を読めたか…などの達成感や自己満足からくる喜びではありません。どれほど良いクリスチャンとして歩めているか、どれほどクリスチャンとして人々に証できることがあるかによって得る喜びではありません。

喜びとは、私たちと主との愛の関係からくる私たちの内にわきあがる主の喜びです。

その喜びとは、状況に関係なく、悪いときも、つらいときも、悲しいときも、苦しいときも、試練のときも、変わらない喜びです。

その喜びとは、この世の喜びとは違うもの、この世の何の喜びにもまさるものです。

主との愛の関係からくる何にも勝る、永遠に変わらない喜びは、主ご自身を喜びとすることです。主ご自身を喜びとし、主との愛の関係に土台を置くならば、私たちの持つ喜びは、どんなときも、どんな状況でも、どこにおいても、いつも変わらないものとなります。なぜなら、主はきのうもきょうも、いつまでも変わらないお方だからです。主の愛はとこしえに変わることがないからです。

真の喜びが回復されていくためには、主との愛の関係が回復されていく必要があります。

主は神の神殿である私たち自身が祈りの家となり、祈りの生活が回復され・成長していき、主からくる真の喜びを与え、喜びで満たし続けたいと願っておられます。私たちが主からくる主の喜びをいつも持つ者となること、いつも喜ぶ者となることを願っておられます。

主を喜びとするならば、私たちの祈りの生活が回復されていきます。祈りの生活は、主ご自身を喜びとしていなければ、続けることができない歩みだからです。

主の祈りの家として、祈りの生活を歩むのは、状況が変わること、何かを達成すること、自分が変わること、願いが聞かれること、何かを得ることが目的ではありません。愛するお方・花婿なる主と過ごすことが喜びだから、愛する主といつも共にいたいから、愛する主をもっと知りたいから、愛するお方の御声が聞きたいから、愛するお方の心を受け取りたいから、今日も主が必要だから、愛する主ご自身が何よりもの喜びだから、日々祈らずにはいられない歩みが祈りの歩みです。

この仮庵の祭りのシーズンに、主との愛の関係が益々回復されていき、主とともに過ごす喜び、主と出会う喜び、主を知る喜びがさらに回復されていきますように、今日も願い、御前に進み行きたいと願います。

■A:考えてみよう
私たちの日々の生活において、一番の喜びに感じることは何でしょうか?

主との愛の関係からくる喜びを日々握り続けているでしょうか?主ご自身が私たちの喜びとなっているでしょうか?

主との愛の関係が回復され、親密にされ、祈りの歩み、喜びの歩みが回復されていきますように。

主の愛を受け取り、主を知り、主と出会う、祈りの喜びが回復され、主と過ごすことが一番の喜びとなっていき、今日もその喜びを味わうことができますように。

私たちの喜びが状況や肉的な感情で変わってしまうものではなく、いつもどんなときも変わらない喜び・主ご自身を喜びとするものでありますように。

主が十字架の上でも喜びを持ち続け、私たちのために十字架を忍んでくださったように、つらいときも、苦しいときも、主ご自身を喜びとし、私たちの喜びである主を目の前に置き続けることができますように。

花婿なる主との愛の関係が益々深められ、主を愛し、主を喜びとする花嫁として建て上げられますように。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ありさ 】

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