■S:今日の聖書の言葉
エペソ人への手紙2章14~16節

★キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。敵意とは、さまざまの規定から成り立っている戒めの律法なのです。このことは、二つのものをご自身において新しいひとりの人に造り上げて、平和を実現するためであり、また、両者を一つのからだとして、十字架によって神と和解させるためなのです。敵意は十字架によって葬り去られました。

■O:今日のコラム
ユダヤ人と異邦人(あらゆる民族)が一つとなり主イエスの御名を褒め称えることが、神がデザインされた教会の姿であり、天での礼拝の情景であります。旧約聖書のダビデの時代に「ダビデの幕屋」という礼拝場がエルサレムの中心で33年半、24時間絶え間なく礼拝を続けていました。

ダビデの幕屋で礼拝が行われていた時代に神の力ある臨在と好意がイスラエルに臨み、ダビデ王の時代からソロモン王の前期にかけてイスラエルは最も栄え、黄金期を迎えました。これは旧約聖書の中では特異な光景であり、契約の箱をモーセの幕屋の至聖所から別の場所に移すことは律法違反であり、主に対する不敬行為としてイスラエルは打たれてもおかしくありませんでした。

しかし、主はイスラエルを裁くどころか、このダビデの幕屋を「もう一度建て直す」と預言者の口を通して語られました。モーセの幕屋でもソロモン神殿でもなくダビデの幕屋を建て直すと言われていることに重要な意味があります。ダビデの幕屋とは新約聖書の教会の型であり、ダビデは旧約聖書の人物でありながら新約時代の教会の姿を啓示で悟りダビデの幕屋を建てたのでした。

ダビデの幕屋において特筆する幾つかのことは、そこではイスラエルの民と異邦人が一つとなって礼拝を捧げました。本来旧約聖書の規定においては主の宮ではレビ人とレビ系の祭司しか仕えることが出来ませんでした。
しかし、ダビデの幕屋では多くの異邦人が主の臨在の中で仕えたのでした。その代表的な人物が「オベデ・エドム」です。オベデとは「仕える、礼拝者」という意味があり、エドムは「異邦人」を意味する言葉です。つまりオベデ・エドムとは「異邦人の礼拝者」という意味を持つ名なのです。

これは使徒の働きの時代に数多くの異邦人がイエス・キリストの御名を信じて救いに与り、このことについてユダヤ人の間に様々な議論や葛藤が起こり、エルサレム教会で会議がなされた時に、当時の教会のリーダーであったヤコブが声高らかに「このことはダビデの幕屋の回復である。」(使徒の働き15章13節~18節 参照)と宣言したことからも理解することが出来ます。

またもう一つダビデの幕屋において特筆すべきことは、そこには神殿の垂れ幕がありませんでした。つまりいきなり至聖所であり、全ての人が主の臨在の箱の前で礼拝をすることが出来たのです。

旧約聖書においてはヨム・キプール(大贖罪日)に大祭司が一年に一度しか至聖所の幕の中へは入れませんでした。その時に大祭司は民の罪を贖うための血を携えて入り、契約の箱に七度血を注ぎかけるのですが、その血の注ぎ方は十字架を描く様に注がれていたことは驚くべき啓示です。

この神殿幕屋は主イエスが十字架の上で私たちの罪を背負い、血を流して罪の贖いをし「完了した。」と叫ばれた時に真二つに裂かれ、主との壁が完全に取り除かれました。私たちは主イエスの血によって大胆にまことの聖所へと入る恵みが与えられたのです。

「こういうわけですから、兄弟たち。私たちは、イエスの血によって、大胆にまことの聖所にはいることができるのです。」(ヘブル10章19節)

契約の箱の上には「贖いの蓋」があります。そこには二体のケルビムが向き合っており、互いに蓋の中央に顔を向けています。彼らが見ているその場所に贖いの血が注がれたのです。これはユダヤ人と異邦人が共に主イエスの血によって贖いを受けることを啓示した型です。ユダヤ人であっても異邦人であっても主イエスの血によって罪からの贖いを受け、父なる神のみもとに近くことが出来るのです。

今日も主イエスの十字架を仰ぎ見て、この血潮の力を自分の信仰告白として宣言し、主のみもとに大胆に進んで行こうではありませんか。

■A:考えてみよう
贖いの力をもたらす主イエスの血潮を宣言しましょう。
主イエスの血潮の12の宣言を用いて、自分自身、家族、教会、日本人とユダヤ人の救いと贖いの為に主イエスの血潮を宣言して祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 しんご 】

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