■S:今日の聖書の言葉
ルカによる福音書11章39節

★すると、主は言われた。「なるほど、あなたがたパリサイ人は、杯や大皿の外側はきよめるが、その内側は、強奪と邪悪とでいっぱいです。

■O:今日のコラム
今日の箇所を何度も読む中で、パリサイ人や律法学者について深く考えさせられました。律法を守り行うことを徹底していた彼らは、今の私たちよりも厳粛で敬虔な生活を送っていたことと思います。

しかしイエス様は律法を守るそんな彼らをわざわいだと言い、ほかの箇所では偽善の律法学者とさえ言っているのです。(マタイ23章参照)
 
彼らは文字に書かれている表面上の行いを守っていましたが、それは聖書の外側にしかすぎなかったのではないでしょうか。また彼らは律法を守ることで自分の義につなげたり、自分に都合の良いような解釈をして、律法を偽りのパン種として受け取っていたのです。(ルカ12:1参照)

聖書には外側と内側があると書かれています。

「また、私は、御座にすわっておられる方の右の手に巻き物があるのを見た。それは内側にも外側にも文字が書きしるされ、七つの封印で封じられていた。」(黙示録5:1)

律法を文字通り行うことは外側の部分であり、私たちは御言葉の内側を悟っていく必要があると思います。御言葉の外側だけを行い、内側を正しく悟らないのであれば、私たちはパリサイ人のようにわざわいな人となってしまうのではないでしょうか。それを思う時に、以下の御言葉が私の心に浮かびました。

「神は私たちに、新しい契約に仕える者となる資格を下さいました。文字に仕える者ではなく、御霊に仕える者です。文字は殺し、御霊は生かすからです。」(2コリント3:6)

この御霊という言葉は原語で「プニュマ」が使われ、次の箇所でも同じ単語が使われていました。

「いのちを与えるのは御霊です。肉は何の益ももたらしません。わたしがあなたがたに話したことばは、霊であり、またいのちです。」(ヨハネ6:63)

 
霊であり、の「霊」という言葉に「プニュマ」が使われていました。そうするとこの箇所から、イエス様が話した言葉こそが霊であることがわかります。

私たちは文字という外側から、イエス様のことばという内側、つまりレーマを受け取ることこそが主が願っている私たちの御言葉の歩みなのではないでしょうか?

人から聞いた聖書の言葉や自分勝手な解釈を超えて、イエス様ご自身から御言葉を教えていただくことを今日も追い求めていきたいと願います。もう何回も聞いたからとか、もうこの御言葉はこういう意味だということを今一度脇におき、新しい心を持って今日も聖霊様によって御言葉を悟ることを求めていきたいと願います。

「人がもし、何かを知っていると思ったら、その人はまだ知らなければならないほどのことも知ってはいないのです。」(1コリント8:2)

■A:考えてみよう
御言葉を読む時に、御言葉をイエス様のことばとして、レーマとして受け取ることを主に願っているだろうか。自分勝手な解釈をしていないだろうか。

黙示録の5章4節には、巻き物を開くにも見ることができる者がおらず、激しく涙を流すヨハネの様子がかかれています。ヨハネの涙を私たちの涙とすることができますように!私たちの努力や頑張りを超えて、主が御言葉を開いてくださることを感謝します。

「すると、長老のひとりが、私に言った。「泣いてはいけない。見なさい。ユダ族から出た獅子、ダビデの根が勝利を得たので、その巻き物を開いて、七つの封印を解くことができます。」(黙示録5:5)

■P:祈り
主よ。今日もあなたの御言葉が与えられていることを心から感謝いたします。これは当たり前のことではなく、本当に主の恵みです。その恵みである主のことばをパリサイ人のように都合良く解釈をしたり、文字という外側の領域だけにとどまっていたことを赦してください。
今日も新しい心を持って御言葉を読むことができますように。自分の都合の良いように理解するのではなく、主が御言葉を開いて、御言葉の内側であるレーマを受け取ることができますように。今の状態にとどまるのではなく、霊でありいのちであるイエス様のことばを追い求め続ける心を与えてください。
自分の頑張りを超えて、主が求める者に巻き物を開いてくださることを感謝します。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン!

【 まこと 】

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