■S:今日の聖書の言葉
ルカによる福音書9章62節

★するとイエスは彼に言われた。「だれでも、手を鋤につけてから、うしろを見る者は、神の国にふさわしくありません。」

■O:今日のコラム
今日はルカの福音書9章を通して、そこに書かれてある共通したテーマを見出していきたいと思います。

ルカは異邦人であり、医者であり、芸術家でもある人物だと言われています。その独特の視点からイエス様を「人の子」として表現しています。また、ルカの福音書のテーマは「悔い改め」です。自分勝手な生き方から神様中心の生き方へ変えられていくことの大切さを様々な個所で語っています。

ひとつ例をあげるなら、イエス様の両脇で十字架につけられた強盗の会話からも分かります。マタイとマルコでは、強盗は二人ともイエス様をののしっていますが、ルカの福音書では強盗たちのうち、一方が悔い改めています。興味深いのでご自分で聖書を開いて研究してみてください。

さて、今日のルカの9章を段落ごとに見ていきましょう。

1-6節 ここでは十二弟子たちに力と権威をお授けになり、遣わされます。その時、何も持たずに行くように言われます。

7-9節 ヘロデが恐れます。それは、イエス様を見て自分が首をはねさせたバプテスマのヨハネがよみがえったと思ったからです。

10-17節 五千人の給食の奇跡が行われます。

18-27節 ペテロがイエス様を「神のキリスト」と告白します。それに続き、イエス様が十字架のご計画を明らかにされます。

28-36節 変貌山でイエス様が栄光の姿を現されます。弟子たちはイエス様の戒め通り、このことに対して沈黙を守っていました。

37-45節 子どもがイエス様によって悪霊から解放され、イエス様は再び十字架の啓示をされます。

46-48節 弟子たちの大好きな「誰が一番偉いか」という話し合いです。イエス様は「子どものようにわたしを受け入れなさい」と言われます。

49-50節 別の人がイエス様の御名で悪霊を追い出している人を出来が注意しますが、イエス様は「やめさせなくて良い」と言われました。

51-56節 十字架のためにエルサレムに向かおうとされるイエス様はサマリヤの町に行かれた。その人たちを見て弟子たちが「火を降らせましょうか」と言ったが、イエス様は弟子たちを戒められました。

57-62節 イエス様に従うという人々が出てきますが、みんなイエス様に従うと言いながら自分の生活を優先しています。

■A:考えてみよう
さあ、みなさん、ここで一旦マナメールをストップして、ご自分の聖書を開いて各段落を読み、そこに共通している事柄を探し出してみてください。事を隠すのは神の誉れであり、事を探るのは王の誉れであります。人から教えてもらう以上に、聖霊なる神様の助けによってみことばを悟る必要があります。

コロナ禍でも経験したように、教会に集まれなくなる日は突如としてやってきます。人から教えられることはとても重要な事です。特に、所属する教会の牧師先生のメッセージに従うことは祝福の原則です。しかし、ベレヤの人々がそうであったように、私たちははたしてそれが事実かどうかを熱心にみことばを「自分で」調べる必要があります。

「ここのユダヤ人は、テサロニケにいる者たちよりも良い人たちで、非常に熱心にみことばを聞き、はたしてそのとおりかどうかと毎日聖書を調べた。」(使徒の働き17章11節)

おそらくですが、多くの方はここで「めんどくさい」と思ってこの画面を閉じてしまうでしょう。もちろん、忙しかったり、緊急の用事があって今すぐ取り掛かれない方もおられると思います。しかし、今日はあえてみなさんにお願いしたいと思います。ぜひ、自分で聖書を開き、直接神様から心を受け取ってください。

これは一日にしてできることではないかもしれません。継続して行う必要があります。忍耐が必要です。犠牲が必要です。何かをあきらめる必要があります。それが礼拝です。イエス様との関係を深めることです。

そして、自分の心に真剣に問いかけてみてください。「みことばと今行っていることと、どちらが重要な事なのか。」と。毎日をなんとなく生きているのであれば、なんとなくの人生になってしまいます。しかし、犠牲を払ってでもイエス様を選び取り続けるなら、神様に喜ばれる生き方とされます。

やがてイエス様と顔と顔を合わせてお会いできたときに「主よ、あなたのためにこれだけのことをしましたよ」と言っても、「わたしはあなたと関係ない」と言われないように、今日もイエス様との関係を一番にしていきましょう。

このマナメールを購読してくださってる方であれば、必ずそのような生き方ができると信じます。

■P:祈り
今日も私たちを愛してくださる天のお父さん、あなたの愛を心から感謝します。今日も私たちの歩むべき道であるみことばが与えらえていることを感謝します。どうか、この道からそれることなく、最後までイエス様に従っていくことができるよう、あわれんでください。
御国を私の内に来たらせてください。御心がいつも天で行われているように、今日の一日も御心を歩むことができますように。
そのために、今日、私が生きていくために必要なみことばを与えてください。このみことばによって、私は隣人を赦すことができます。どうか、蒔かれたみことばが敵に取り去られることがないよう、あらゆる悪から救ってください。
今日もイエス様との関係を第一として生きていけますように。

イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。アーメン。

【しゅん】

※「考えてみよう」の答えは「自分を中心に考えるか、神様中心の考え方をするか」です。

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