■S:今日の聖書の言葉
ヨシュア記7章25~26節

★そこでヨシュアは言った。「なぜあなたは私たちにわざわいをもたらしたのか。主は、きょう、あなたにわざわいをもたらされる。」全イスラエルは彼を石で打ち殺し、彼らのものを火で焼き、それらに石を投げつけた。
こうして彼らは、アカンの上に、大きな、石くれの山を積み上げた。今日もそのままである。そこで、主は燃える怒りをやめられた。そういうわけで、その所の名は、アコルの谷と呼ばれた。今日もそうである。

同8章29節

★ヨシュアはアイの王を、夕方まで木にかけてさらし、日の入るころ、命じて、その死体を木から降ろし、町の門の入口に投げ、その上に大きな、石くれの山を積み上げさせた。今日もそのままである。

■O:今日のコラム
アカンとは「災いをもたらす者」という意味の言葉です。なんて名前を親がつけるのか?と思いますが、それは預言的な命名だったのです。彼はイスラエル全体に災いをもたらしました。簡単に占領できると見えたアイの町の人々に敗北してしまった原因はアカンのむさぼりにありました。

アイに敗北した、ということが近隣の国に知れ渡ったら、これに勇気を得てイスラエルを滅ぼそうという動きも出かねません。

アカンはシヌアルの外套と金と銀を隠しましたが、シヌアルとはバビロンのことです。バビロンの物をむさぼったことは、この世の物を愛し、肉の欲を手放さないことを意味します。世の終わりに登場する悪の力は大バビロンと記されています。イスラエルはエリコ(この世の象徴)を滅ぼした時に聖絶を命じられていましたがアカンはエリコにあった物に心を奪われてしまったのです。

「しかしイスラエルの子らは、聖絶のもののことで不信の罪を犯し、ユダ部族のゼラフの子ザブディの子であるカルミの子アカンが、聖絶のもののいくらかを取った。そこで、主の怒りはイスラエル人に向かって燃え上がった。」(ヨシュア7:1)

私たちにとって世の物は生活に必要です。しかし主が手放せと仰せであるなら、その時が手放すべき時です。それが価値ある物であるなら価値ある物であるほど、代わりに主が与えようとしておられる物は偉大な物であるでしょう。私たちが主のために、この世のいのちを捨てるなら、まことのいのちを得るのですから。

私たちの持てる物はいつでも手放す覚悟が必要です。そしてその持てる物は手放せと言われるまでは、大切に管理するべきです。どんな物でも持てる物は、自分の物であって、自分の物でなく、神のものであることを認識することは大切です。

持てる物が、実は自分が預かっているだけで主の物であることを認める時、主の恵みを認めることができ、それを一時的にでも任せて下さっていることへの感謝が溢れるのです。

手放すべきものが罪であるなら、罪を手放すことを惜しんではなりません。そこにははかない喜びがあるでしょうが、主はその代わりに本当の喜びを得させようとしておられるのです。

イスラエルの中からアカンが滅ぼされたのは、私たちにとってその罪の楽しみに死ぬことなのです。罪から来る報酬は死です。これを免れることはできません。しかし私たちは、十字架によってこの罪に対して死ぬことができるのです。

「しかし私は、神に生きるために、律法によって律法に死にました。
私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が肉にあって生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。」(ガラテヤ2:19~20)

私たちが十字架につけられてこそ、罪に死んでこそ、キリストが生きてこそ、この世の王に対して圧倒的な勝利をもたらすのです。アイの王が滅ぼされたことは、個人の勝利を超えて神の民全体の勝利を味わうことを意味するのです。

■A:考えてみよう
敵とはサタンや悪霊たち、そして罪の力です。自分の中で働いている敵に十字架の恵みによって死に、十字架の恵みによって栄光によみがえるなら、この地上に十字架の愛を示し、圧倒的な勝利を得るようになることを信じます。
戦いは私たちの中から始まっていきます。そして勝利は十字架にあるのです。

■P:祈り
勝利の主を、十字架のみわざを褒め称えます。主の十字架は私の罪に対する完全な勝利を与えて下さったことを感謝いたします。主が示されるのであれば、その罪に対して死ぬことを選びます。その罪を手放します。十字架以外に罪に対する勝利はありません。私の中にうごめく罪に対して完全な勝利を与えてくださる主の血を受け取ります。
この地上においても十字架の愛をもって、悪に対して善をもって勝利を得ることができることを感謝いたします。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 まじまこ 】

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