■S:今日の聖書の言葉
ローマ人への手紙14章13節

★ですから、私たちは、もはや互いにさばき合うことのないようにしましょう。いや、それ以上に、兄弟にとって妨げになるもの、つまずきになるものを置かないように決心しなさい。

■O:今日のコラム
終わりの時代を生きる私たちにとって大事なことの一つは、イエス様に目を向け続けること、そしてそのために、イエス様に目を向け続けることを妨げるいっさいの妨げ、障害を取り除き続けることです。

イエス様から目を離させようとする妨げや障害には、自分の欲や罪、この世の楽しみなども含め、いろいろなものがあると思いますが、今日の聖書の言葉にあるように、私たちが人をさばいてしまうこと、赦せない思いを持ってしまうこと、また人につまずいたり、傷つけられたという思いも、私たちがイエス様に目を向け続けることを妨げるものとなってしまいます。

私たちは皆イエス様の似姿に造り変えられている最中なので、教会・クリスチャン生活においても、人をさばいてしまう思いを持ってしまうことや、人からさばかれるような経験をすること、人につまずいてしまうこと、傷つけられることは、誰しもが経験したことがあることだと思います。

しかし、誰かに対するさばきの思いを持つならば、「〇〇に傷つけられた」「あの人につまずいた」などという思いを持ち続けてしまうならば、イエス様に目を向けることができなくなってしまうことを覚え、日々いつも、すぐに十字架の前に手放すこと、そしてイエス様に目を向け続けることを努め続けていきたいと願います。

人に対するさばきの思いや、人につまずくこと、また赦せない思いや傷ついたことを手放せない思いは、主に目を向けられていないがゆえに持ってしまうものなのです。私たちが主ではなく人や自分を見てしまっているとき、また私たちが主ではなくて人や自分のことを思ってしまっているときに、私たちはそれらの思いを持ってしまいます。

なので、主に目を離さない為に、主に目を向け続けることを妨げるいっさいの妨げ、障害を取り除き続ける為に、私たちは今一度、自分は誰のために生きているのかを覚える必要があります。

「もし生きるなら、主のために生き、もし死ぬなら、主のために死ぬのです。ですから、生きるにしても、死ぬにしても、私たちは主のものです。」(ローマ14:8)

主のために生きるならば、私たちはもはや人や自分を見るのではなく、主を見続けるからです。主のために生きるならば、人や自分のことを思うのではなく、主のことを思い続けるからです。

主のために生き、主を思い続け、主を見続けるならば、私たちは人に対するさばきの思いすら持たなくなっていきます。また主のために生きるならば、主のために死ぬことができ、人につまずいたこと、また赦せない思いや傷ついたこともいつもすぐに手放すことができるようになります。主のために生き、主のために死ぬ歩みをするならば、むしろそのような思いすら持たなくなっていくのです。

主が今日も私たちを助け、力と恵みを注いでくださり、主の癒し、励ましと慰めを与えてくださり、今日も主を見続け、主を思い続け、今日の1日を主のために生き、主のために死ぬことができますように。

■A:考えてみよう
イエス様がまず、いつも私たちのことを思い続け、いつも私たちを見続けてくださっていることを感謝します。そしてイエス様がまず、私たちのためにこの地に来て、私たちのために死んでくださったこと、そして私たちのためによみがえられ、今も生きておられることを感謝します。

今日の御言葉にあるように、互いにさばき合うことをせず、また兄弟にとって妨げになるもの、つまずきとなるものを置かないように、主を見続け、主を思い続け、主のために生き、主のために死ぬ歩みをすることができますように。

しかし、私たちは自分の力では、主を見続け、主を思い続けることも、また主のために生き、主のために死ぬ者となることもできません。そして、自分の頑張りや力だけでは、主から目を離させる妨げや障害を取りぞのくことはできません。

今日も私たちが、主を見続け、主を思い続け、今日の1日を主のために生き、主のために死ぬことができるように、あわれみを受け、恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けとることができるように、恵みの御座に近づきましょう。そして、主の愛と主の御思い、主の癒し、慰めと解放を今日も受け取りましょう。

もし人に対するさばきの思いや、人につまずいたという思い、また赦せない思いや傷ついたことを手放せない思いが自分のうちにあることを御霊に示されるのであれば、主の癒しと愛を受け取り、主の力で手放すことができるように、祈りましょう。

もしイエス様を見続けることを妨げる妨げや障害があることを御霊に示されるのであれば、それらを主の助けとあわれみの中で手放し、取り除き、主に目を離さずに歩むことができるように、祈りましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 ありさ 】

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