■S:今日の聖書の言葉
ローマ人への手紙11章17~18節

★もしも、枝の中のあるものが折られて、野生種のオリーブであるあなたがその枝に混じってつがれ、そしてオリーブの根の豊かな養分をともに受けているのだとしたら、あなたはその枝に対して誇ってはいけません。誇ったとしても、あなたが根をささえているのではなく、根があなたをささえているのです。

■O:今日のコラム
今日の聖書箇所には、イスラエルと異邦人の関係が記されています。

これまで私は、異邦人は「イスラエル」という台木に接木された枝なのだという認識を持っていました。しかし、今日の聖書箇所をしっかり読むうちに、どうやら違うぞということがわかって来ました。

パウロはローマ11章の中で、イスラエルのことを「折られた枝」と表現しています。つまり、イスラエルは「台木」なのではなく、イスラエルも異邦人も「枝」であるということです。ということは、イスラエルにも異邦人にも共通する「台木」があるあはずです。ではこの台木はいったい何を指しているのでしょうか。

イスラエルが初めはつながっていたが、今は折られており、異邦人が初めはつながっていなかったが、今はつがれているものとはなんでしょうか。それは「契約」であると思います。

ペテロの手紙第一に、ローマ11章と共通したテーマの御言葉が記されていますが、そこにはこう書かれてあります。

「しかし、あなたがたは、選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民です。それは、あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。あなたがたは、以前は神の民ではなかったのに、今は神の民であり、以前はあわれみを受けない者であったのに、今はあわれみを受けた者です。」(1ペテロ2:9-10)

ここで書かれている「選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神の所有とされた民」とは、イスラエルがエジプトを脱出したのち、神様がイスラエルと結ばれた契約です。そしてこの契約はイエス様の十字架の血潮によって、私たちにも及ぶようになりました。

「イエス・キリストは私たちを愛して、その血によって私たちを罪から解き放ち、また、私たちを王国とし、ご自分の父である神のために祭司としてくださったお方である。キリストに栄光と力とが、とこしえにあるように。アーメン。」(黙示録1:5b-6)

■A:考えてみよう
私たちはイエス様の十字架の血潮によって、主の契約の民とされました。その目的は、黙示録には「父である神のため」、ペテロの手紙第一には「あなたがたを、やみの中から、ご自分の驚くべき光の中に招いてくださった方のすばらしいみわざを、あなたがたが宣べ伝えるためなのです。」と書かれてあります。

私たちは御父のご計画のゆえに、契約に接木されました。私たちは接木されたことを誇るのではなく、あわれみのゆえに私たちをも贖ってくださった主ご自身を誇りましょう。また、共に一つの根に連なるべきイスラエルのために、続けて祈り続けてまいりましょう。

■P:祈り

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 けいしろう 】

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