■S:今日の聖書の言葉
ローマ人への手紙10章17節
★そのように、信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。
■O:今日のコラム
信仰は私たちの決意や熱意や信念の強さによってもたらされるのではなく御言葉を聞くことから始まります。つまり信仰に満ちた状態とは、言い換えるなら御言葉に満たされた状態なのです。詩篇1篇には御言葉に満たされた状態の人の幸いが記されています。
「まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。」(詩篇1:2~3)
この「口ずさむ」とはいくつかの訳では「黙想する」と記されています。黙想するというと黙って思い巡らすことをイメージしますが、しかし原文では「口ずさむ」という方が近い意味を持っています。
様々な宗教の黙想は「自分が空っぽになる」ことを目指します。しかし、クリスチャンの黙想は「御言葉でいっぱいになる状態」を目指します。そのために御言葉を絶えず口ずさむ(朗読する)ことはとても大切なことなのです。御言葉を口ずさみ、御言葉を朗読する事を通して私たちの信仰の成長は誰の目にも明らかになります。
「私が行くまで、聖書の朗読と勧めと教えとに専念しなさい。長老たちによる按手を受けたとき、預言によって与えられた、あなたのうちにある聖霊の賜物を軽んじてはいけません。これらの務めに心を砕き、しっかりやりなさい。そうすれば、あなたの進歩はすべての人に明らかになるでしょう。自分自身にも、教える事にも、よく気をつけなさい。あくまでそれを続けなさい。そうすれば、自分自身をも、またあなたの教えを聞く人たちをも救うことになります。」(1テモテ4:13~16)
また御言葉は私たちを育成し、御国の相続者として建て上げる力があります。
「いま私は、あなたがたを神とその恵みのみことばとにゆだねます。みことばは、あなたがたを育成し、すべての聖なるものとされた人々の中にあって御国を継がせることができるのです。」(使徒の働き20:32)
御言葉を音読して朗読する時、自分の耳が御言葉を聞きます。そして何よりも魂が御言葉を聞き、内なる人が御言葉によって聖められ、強められていきます。
信仰は聞くことから始まります。また聞くことは、「キリストについてのみことばによるのです。」と記されています。これは別訳では「キリストの口から出た言葉」と言う意味があります。創世記から黙示録まで全ての御言葉がキリストについて語っており、聖書の中心はイエス様ご自身です。しかし、その中でも特に四福音書はイエス様が直接語られた言葉が多く記されており、福音書は聖書の心臓部分とも言える箇所です。それなので聖書をどこから読んで良いのかわからない。という方は是非とも四福音書から読み始めて下さい。
また福音書を何度も繰り返して読む内にイエス様と人格的に出会い、内側から信仰が溢れて来ることを経験するようになるでしょう。御言葉の朗読には偉大な霊的祝福があることを覚えて、日々の生活の中で朗読を続けてまいりましょう。
■A:考えてみよう
ローマ書10章には信仰告白の恵みが記されています。10章全体を朗読しましょう。
■P:祈り
イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。
【 しんご 】
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