■S:今日の聖書の言葉
ローマ人への手紙9章17節

★聖書はパロに、「わたしがあなたを立てたのは、あなたにおいてわたしの力を示し、わたしの名を全世界に告げ知らせるためである」と言っています。

同22~23節

★ですが、もし神が、怒りを示してご自分の力を知らせようと望んでおられるのに、その滅ぼされるべき怒りの器を、豊かな寛容をもって忍耐してくださったとしたら、どうでしょうか。
それも、神が栄光のためにあらかじめ用意しておられたあわれみの器に対して、その豊かな栄光を知らせてくださるためになのです。

■O:今日のコラム
主はご自身の義をあらわすために人を用い、またご自身の栄光をあらわすために人を用いられます。主はご自身の義、主がどこまでも正しいお方であることをあらわすために、人をかたくなにされ、また、ご自身の栄光をあらわすために、人へあわれみを示されます。

「こういうわけで、神は、人をみこころのままにあわれみ、またみこころのままにかたくなにされるのです。」(18節)

今日の聖句でパウロが出エジプト記のみことばを引用していますが、主ご自身が義なる方、正しいお方であることを示すために、エジプトの王パロはかたくなにされました。

パロが神のみことばに逆らい、かたくなになればなるほど、神からの災いがエジプトの上にさらに重く厳しいものとなったのを、私たちは出エジプト記の十の災いの中に見ています。エジプトの上に災いがのぞみ、パロとその軍勢が滅ぼされることを通して、主だけがまことの神であることが、主こそが唯一正しい方であることが全世界に明らかにされました。

パロのように、神の正しさ、義を示すために用いられる器のことを、22節では「滅ぼされるべき怒りの器」と呼んでいます。

私たちも自分勝手な道を本能のままに生きていたのですから、「滅ぼされるべき怒りの器」と定められてもおかしくはありませんでした。神に対する無知と不従順さのゆえに、粉々にされるべき器だったかも知れません。けれども、主は私たちの人生を通して神の栄光をあらわすようにと、哀れみを示し、私たちを「あわれみの器」と定めてくださったのです。なんという恵みでしょうか!

9章全体を通して、パウロは神様の絶対的な主権について語っています。そして、陶器師として主の主権、神の選びを表現しています。

「陶器を作る者は、同じ土のかたまりから、尊いことに用いる器でも、また、つまらないことに用いる器でも作る権利を持っていないのでしょうか。」(21節)

人を「怒りの器」として定め、粉々にされることも、人を「あわれみの器」として定め、神の寛容と哀れみを与えることも、神の主権によるものです。

私たちの生まれや家系にはよらず、私たちの行いや立派さによるのでもなく、ただただ神のあわれみによって、私たちは生けるまことの神を「主」と呼べる恵みにあずかりました。そのことを覚える時、感謝が尽きません。

一方的な恵みによって今の自分があることを知るなら、もはや『自分のために生きるのか、神様のために生きるのか…』といったような選択肢は、消えていくのではないでしょうか。

■A:考えてみよう
神の栄光をあらわすための「あわれみの器」として定められた者は「神の栄光をあらわす」ことに生きるのみです。神の深いあわれみを受けて、私たちはどのように神の栄光をあらわすのでしょうか?

ビジネスで成功したらいいのでしょうか?有名人になったらいいのでしょうか?奇跡を行ったらいいのでしょうか?それも、素晴らしいことです。あるいは、そのようなことを通しても、主は栄光をお受けになるでしょう。

主の栄光をあらわす方法は2つあります。ヨハネの福音書でイエス様はこう言われました。

「あなたがたが多くの実を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄光をお受けになるのです。」(ヨハネ15:8)

私たちが結ぶべき実とは何でしょうか?

「しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。」(ガラテヤ5:22,23a)

1.私たちの内にキリストのご性質である愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制の実が結ばれるなら、神は栄光をお受けになります。

2.また、私たちが「キリストの弟子」として、師であるキリストの歩まれた道をたどるなら、神は栄光をお受けになります。

御霊の助けによって、御霊の実を結び、キリストが生きたように生きる弟子となることを通して、私たちは「あわれみの器」としての人生を全うしていきたいと祈り願います!

一日にして成らず。日々の積み重ね、あるのみです。血潮とみことばによって洗いきよめられ、御霊に満たされ、悔い改めを通して造り変えられ、キリストのご人格が私たちの内に成長していくために、共に励んでいきましょう!

■P:祈り
慈愛に満ちた天のお父様、今日も豊かな恵みにより生かされていることを感謝します。世の基の据えられる前から、主の栄光をあらわすための「あわれみの器」と定められたことにおそれを覚え、感謝が溢れます。
神の栄光をあらわすようにと私を召してくださった、父よ、あなたの御心にこたえたいと切に願います。
キリストのご人格が私の内に生きるために、御霊の実を結ぶために、聖霊様、どうぞ私を助けてください。キリストにつながり、みことばにつながることによってのみ、私は多くの実を実らせることができます。今日もあなたの教えを喜びとし、朗読します。
イエス様、あなたの弟子として、あなたの歩まれた道をたどることを教えてください。今日も砕かれるべき私の自我に、御霊の光があてられ、気付きが与えられますように。

イエス・キリストのお名前によってお祈りします。アーメン。

【 みちる 】

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